幼児教育の種類について|特徴・目的・教育内容など詳しく解説します

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小さな子どもを預かる幼稚園や保育園などの、教育方針となる幼児教育の種類は、数多く存在し、施設によって採用している教育法も異なります。

当然ながら施設ごとだけでなく、家庭で採用している教育法と、施設で採用している教育法が異なる場合もあります。

採用している教育法が知らない教育法の場合、子どもにどのような影響があるのか、子どもの成長に妨げにならないだろうかと不安の思うこともあるでしょう。

そこで今回は、幼児教育の主な種類から特徴・目的・教育内容などについて詳しく解説します。

幼児教育の定義

黒板に絵を描く子供たち

幼児教育の定義は、幼稚園、保育園などの各保育施設によって異なります。主に提唱されている定義としては、以下のようなものがあげられます

  • 小学校への就学を控えた子どもへの教育
  • 乳幼児を除く1歳から小学校就学前までにかけて行う教育
  • 3歳から幼児教育施設において行う教育

以上のように、「幼児」や「教育」という言葉は幅広く解釈することができるため、複数の定義が存在します。

また「就学前の教育」という言葉は、教育過程おいて小学校などの初等教育以前に行う教育のことを指しています。幼児教育は、幼稚園や保育園などの保育施設での教育だけにとどまりません。家庭や地域社会などにおける教育も含み、幼児の生活に関わる教育すべてが、幼児教育として捉えられます。

そのため、幼児教育の定義は、先ほどあげた定義のように子どもの成長で区切るのではなく、「小学校などの初等教育以前に行うすべての教育」であるといえます。

日本で取り入れられている幼児教育の種類と特徴

幼児教育には、日本で生み出された教育法や外国で生み出された教育法など、様々な種類の教育法があります。そのため、幼稚園や保育園などの保育施設で採用されている教育法は、それぞれの施設で異なります。

例え同じ地域にある保育施設でも、採用されている幼児教育の種類が、全ての施設で同じということはありえないでしょう。

そのため、自身の保育感に合った保育施設を選ぶためには、幼児教育の種類と特徴について理解しておくことが必要です。ここからは、日本の保育施設で採用率の高い、幼児教育の種類と特徴について紹介します。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、イタリアの「マリア・モンテッソーリ」が提唱した教育法です。

教育目的には以下のようなことがあげられます。

  • 責任感と思いやりを持つ自立した人間を育てる
  • 学ぶ姿勢を忘れない人間を育てる

モンテッソーリ教育ではただのおもちゃでなく、子どもの知的好奇心をくすぐるために、おもちゃと教材を組み合わせた教具を使用します。

また、縦割り保育を行っている保育施設も多く、月齢の異なる子どもが同じ部屋で過ごすことで社会性や協調性、思いやりのある心も育んでいきます。

シュタイナー教育

オーストラリア生まれの哲学者「ルドルフ・シュタイナー」が開発した教育法のことを、シュタイナー教育と呼びます。シュタイナー教育は、人間の成長を7年ごとに分割し、区切りに合わせて教育を行います。

「からだ」「こころ」「あたま」のバランスの取れた人間へと育てることが、シュタイナー教育の方針です。具体的な教育内容としては、淡いピンク色などを基調とした心が安らぐ空間を作り、自然にこだわったおもちゃや食べ物を使用し、規則正しい生活を大切にします。

また、絵本を読み聞かせずに、話だけで子どもの想像力を養っていくことも特徴の1つです。シュタイナー教育で伸ばされる能力としては、想像力や集中力があげられます。

レッジョ・エミリア・アプローチ教育

レッジョ・エミリア・アプローチ教育は、第二次世界大戦後、イタリアの小さな町レッジョ・エミリアで生まれた教育法です。「子どもが100人いれば、100人の個性があり、100の可能性がある」という信念のもとに、子どもの個性を尊重した教育法となっています。

子どもが何かをする場合には、自分の意見も主張しつつ周りの友達の意見も聞いて、何をどうするのかを話し合うため、子どもの自主性や協調性を育んでくれます。

また、保育施設で過ごす風景などを撮影や録音をして残し、教材としていく「ドキュメンテーション」も特徴の1つです。

ピラミッドメソッド幼児教育法

ピラミッドメソッド幼児教育法は、ピアジェやヴィゴツキー理論などをベースとして、ヨーロッパで権威のある教育評価機関で開発されました。教育法の特徴としては4つ基礎概念で成り立っていることで、以下の4つが教育法の基礎概念となっています

  • 子どものやる気
  • 保育者の支援
  • 寄り添うこと
  • 距離をおくこと

基礎の上には、実践として自由な遊びも設けており、さらに応用としてプロジェクトが行われます。プロジェクトを行う保育室では、つみきコーナーや絵本コーナーなど細かく分けられていることも特徴です。

また、大きさ、数、色と形など様々なテーマから月ごとに1つテーマを自分で決めて、長い期間をかけて遊んでいきます。そのため、子どもの自主性が強く育まれていきます。

ドーマンメソッド

ドーマンメソッドは、幼児教育の世界的権威である博士「グレン・ドーマン」が脳障害児のために生み出した教育法です。また、乳幼児の時期には脳が急激に発達することも提唱しており、脳に適切な刺激を与えるメソッドとしても有名な教育法となっています。

ドーマンメソッドでは幼児期から適切な教育を行うことで、以下にあるようなことが期待されています。

  • 理解力や判断力が高い人間となる
  • 良好な親子関係を築く

ほかにも、勉強などの知的分野でも良い影響を与えてくれる教育法が、ドーマンメソッドです。

ヨコミネ式教育法

ヨコミネ式教育法は、女子プロゴルファーである横峯さくらさんの伯父「横峯吉文」が提唱した教育法です。ヨコミネ式教育法では、子どもが自ら学ぼうとする「心の力」「学ぶ力」「体の力」の3つの力に注目し、子どもが持つ可能性を引き出すことを目的としています。

また、子どもには以下の4つの性質があり、その性質を意識して子どものやる気を起こさせることも特徴の一つです。

  • 競争したがる
  • 真似したがる
  • 少し難しいことをしたがる
  • 認められたがる

ヨコミネ式教育法を行うことで、トラブルや問題にぶつかったとしても挫けない心と思いやりのある心が育ちます。

七田式教育

日本の教育研究科である「七田眞」が開発した教育法を七田式教育と呼びます。日本でもっとも有名な教育法として認知されており、心の教育を大切にし、奉仕の心を持ち自らがリーダーシップを取れる人間に育てることを目的としています。

また、脳が劇的に発達する乳幼児期に注目し、「認めて・褒めて・愛して・育てる」をキーワードにした右脳と心のトレーニングを推奨している教育法です。

七田式教育は、保育施設で実践されているだけでなく、教材などもネットで販売されています。そのため、家庭内やまだ実践されていない保育施設でも、簡単に取り入れることが可能です。

まとめ

幼児教育には様々な種類があり、それぞれに特徴や教育内容の違いがあるため、保育施設で採用されている教育法も施設ごとに異なります。

全ての教育法が子どものことを思い、健やかに育てるために確立されたものです。それぞれの教育法に特徴や傾向はありますが、優劣は存在しません。

保育園や家庭で採用してる教育法が異なっていようとも、子どもの成長としっかり向合い接することが重要です。

幼児教育は子どもの成長過程において重要な要素であるため、他の教育方法を把握するためにもせひ参考にしてください。

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