保育士資格に更新は必要なのか?3つのパターンからQ&Aまで

保育士資格に更新は必要なのか?3つのパターンからQ&Aまで

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資格には、運転免許証や幼稚園教諭免許など定期的な更新が必要なものもあれば、医師免許や看護師資格など更新を必要としないものもあります。それでは、保育士資格に定期的な更新は必要なのでしょうか。

この記事では、定期的な更新の有無や更新が必要なパターンなど、保育士資格の更新について詳しく解説します。保育士資格の登録・更新に関する疑問もQ&A形式で確認しましょう。保育士への新卒就職・再就職を目指している方や現役保育士の方は、ぜひ参考にしてください。

保育士資格の更新が必要な3つのパターン

勉強する女性

保育士資格は、「保育士養成課程を修了する」または「保育士試験に合格する」ことで取得することが可能です。保育士として働くためには、都道府県知事への登録を行い「保育士証」の交付を受ける必要があります。

しかし、保育士資格の権利は生涯有効であり、一度取得すれば定期的な更新は必要ありません。

ただし、「結婚などによる氏名の変更」「本籍地の変更」「保育士証の紛失」といったケースでは、保育士資格の更新が必要です。これらの3つのケースについて詳しく確認しましょう。

結婚などにより氏名が変わった

結婚などで氏名が変更になった場合、「保育士証書換え交付申請手続き」を行わなければなりません。以下の流れで、保育士証書換え交付申請の手続きを進めましょう。

①「登録変更等の手引き(保育士証書換え交付申請用)」を取り寄せる

「登録変更等の手引き(保育士証書換え交付申請用)」は「書換え手引き」とも呼ばれる記入例付きの申請書類セットです。切手を貼った返信用封筒を送信用封筒に入れて、「登録事務処理センター」に郵送してください。郵送にかかる費用は重量によって異なるため、郵便局で確認することをおすすめします。

②手数料を払い込む

書換え手引きには、交付手数料を納めるための払い込み用紙が同封されています。1件当たりの手数料は1,600円です。払い込み用紙の右側部分(振替払込受付証明書)は申請に使用するため、紛失しないよう注意しましょう。

また、払い込み用紙の右側部分(振替振込請求書兼受領証)は、書換え申請が終わるまで手元に保管しておくことをおすすめします。

③申請書類の準備をする

保育士証書換え交付申請には、以下の書類が必要です。不備がないよう準備しましょう。

  • 必要事項を記入した保育士証書換え交付申請書(書換え手引きに同封)
  • 振替払込受付証明書(手数料の払込用紙の右側部分)
  • 手元にある保育士証・戸籍抄本(個人事項証明書)

更新手続き中に保育士証の情報が必要になると考えられる場合は、保育士証のコピーをとっておきましょう。

④申請書類を提出する

用意した申請書類に不備がないか確認した後、登録事務処理センターに郵送します。重要な書類であるため、簡易書留郵便で発送しましょう。

⑤保育士証の書換え交付を受ける

申請が認められ、保育士登録が終わると保育士証が簡易書留郵便で届けられます。手元に届いた保育士証の記載内容が正しいか確認しましょう。

引っ越しで本籍地の変更があった

引っ越しなどで本籍地の変更があった場合は、保育士資格の更新が必要となります。本籍地の変更があった場合の手続きは、氏名変更で行う手続きと基本的に同じです。「登録事務処理センター」から「登録変更等の手引き」を取り寄せ、手数料の払い込み・申請書類の準備を行い、書類を提出します。

保育士証を紛失した

保育士証を紛失した場合は、「保育士証再交付申請手続き」によって更新する必要があります。

保育士証再交付手続きの流れは、保育士証書換え交付申請手続きとほぼ同じ流れです。「登録事務処理センター」から「登録変更等の手引き」を取り寄せ、申請者1人あたり手数料1,100円を払い込んだ上で、申請書類を簡易書留で郵送してください。

法改正前の保母資格を持っている時は更新ではなく登録

赤ちゃんと保育士

保育士は、以前「保母」という名称で呼ばれていたことがあります。1999年に行われた児童福祉法施行令の改正によって、保育の専門職を指す保母という言葉は「保育士」に置き換わりました。

さらに、2003年に行われた保育士の国家資格化によって、保母資格は保育士資格とは別のものとなった経緯があります。

保育士と保母は別の資格であるため、保母資格のままでは保育士の仕事ができません。法改正前の保母資格を持っており、今後保育士として再就職を希望する方は、更新ではなく「保育士登録申請手続き」を行い保育士として新規に登録しましょう。

新たに筆記試験や実技試験を受験したり実習を受けたりする必要はなく、書類上の手続きを済ませるだけで保育士に移行できます。

保育士登録申請手続きは、「登録事務処理センター」に必要書類と所定の手数料(4,200円)を納めることで行うことができます。登録事務処理センターのホームページ(https://www.nippo.or.jp/hoikushi/regi/regi.html)に掲載されている申請方法を参考にしながら、手続きを進めましょう。

保育士資格の登録・更新に関するQ&A

QA

保育士資格の登録や更新に関する基本的な内容を説明しましたが、ほかにも疑問を持っている方もいるでしょう。

ここでは、保育士資格の登録・更新に関する「よくある疑問と回答」をQ&A形式で解説します。保育士資格の登録や更新について不明な点がある方は、ぜひ確認してください。

保育士として働くために登録は絶対に必要ですか?

保育士登録を行わなくても、保育士の資格が失効することはありません。しかし、保育士として働くためには保育士登録を行い、都道府県知事から保育士証の交付を受けることが必要不可欠です。

保育士登録は、「登録事務処理センター」に必要書類を提出することで申請できます。まずは申請に必要な「保育士登録の手引き」を、登録事務処理センターから取り寄せましょう。登録手数料を納めて申請書類を提出すれば、後は保育士証の到着を待つだけです。

保育士証の申請から交付までは時間がかかるため、余裕を持って申請手続きを行ってください。

登録手続きに期限はありますか?

運転免許証を始めとした多くの免許には、一定期間ごとに登録・更新手続きを行う必要があります。幼稚園教諭の免許状も、10年ごとに講習などを受講して更新しなければなりません。幼稚園免許保持者の保育士であり、認定こども園などで幼稚園教諭としても保育士としても勤務可能な方は要注意です。

一方、保育士の資格には有効期限はなく、申込手続きにも期限がありません。自分が登録したいタイミングで申請可能です。

ただし、申請から交付まで日数がかかることを覚えておきましょう。新卒での就職活動を検討している方や、保母から保育士資格への変更をした上での再就職を考えている方は、余裕を持って登録手続きを行うようにしてください。

登録を行う都道府県はどこでも大丈夫ですか?

保育士の登録先は各都道府県の知事です。専門学校や大学、養成学校といった保育士養成施設を卒業した場合、申請時点で住民票の住所地を管轄する都道府県に登録します。保育士試験の合格者については、合格地の都道府県に登録する仕組みです。

ただし、登録の申請先は都道府県にかかわらず、各都道府県からの委託を受けた「登録事務処理センター」が行います。新規登録・更新を問わず、登録事務センターに申請書類を郵送しましょう。

の変更の際も更新は必要ですか?

保育士登録をした後に引っ越しなどで現住所が変更となった場合、現住所のみの変更であれば保育士証の更新手続きは必要ありません。ただし、結婚などで氏名や本籍地の変更も併せて行った場合は、「登録事務処理センター」へ保育士証の更新手続きが必要となるため注意しましょう。

保育士証明書が届くにはどの程度かかりますか?

申請が通れば約2ヶ月後に新しい保育士証が、簡易書留で届けられます。3ヶ月以上経っても保育士証が届かなかったり、「登録事務処理センター」から連絡がなかったりする場合は、電話などで問い合わせましょう。

また、保育士養成施設の卒業者が多い3月や、保育士試験に合格した方が多い8月や1月など、時期や状況によって通常よりも発行に時間がかかる場合があります。すでに保育士資格や保母資格を持っており、保育士としての就職を考えている方は、できるだけ早めの登録をおすすめします。

保育士資格の更新・登録前に転職活動をはじめても大丈夫ですか?

保育士資格の更新・登録前であっても、転職活動を始めることは可能です。保育士資格の所持者であれば、保育士証の発行がまだの方であっても、転職エージェントでサポートが受けられます。

もちろん、求人に応募し選考を受ける段階では保育士証が必要です。しかし、保育士の転職活動では職場のリサーチなど準備段階に時間がかかるため、短期間での転職成功に向けて保育士証を受け取る前から転職活動を開始しましょう。

まとめ

保育士資格は生涯有効であり、登録を行えば更新を必要とせず保育士として働き続けることが可能です。ただし、結婚などで氏名や本籍地を変更したり、保育士証を紛失したりした場合は、登録事務処理センターを介して更新手続きを行う必要があります。

法改正前の保母資格を所持している方は、保育士として新規登録すると再就職が可能です。新規登録に期限はなく、常時受け付けているため、キャリアを活かして保育の現場に再就職したいと考えている方は早めに手続きを行いましょう。

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