二人目育児は大変?上の子と下の子の辛い育児を乗り越える方法

二人目育児は大変?上の子と下の子の辛い育児を乗り越える方法

二人以上子どもがいる先輩ママや先輩パパから「二人目育児は辛い!」という話を聞いたことはありませんか。二人目を考えている、または二人目を妊娠中で出産を控えている場合、二人目育児に対して不安な気持ちになる方もいるでしょう。一人目の育児経験があるにもかかわらず、なぜ二人目育児は「辛い」「しんどい」と言われるのでしょうか。

当記事では、体験談を通じて「二人目育児は辛い!」と言われる理由を解説します。また、二人目育児を乗り越える方法についても紹介するため、二人目育児の予定がある方はぜひ参考にしてください。

「二人目育児は辛い!」と言われる理由

一見すると、一人目を育てた経験があるため、二人目育児のほうがスムーズにできると考える方は多いでしょう。しかし、二人の子どもを同時に育児するのは想像以上に大変です。また、一人目の経験があるからこそ、比較して悩んだり、想像どおりにできなかったりして、フラストレーションが溜まり、より辛いと感じることがあります。

ここでは、二人目育児が辛いと感じる理由を解説します。

上の子が赤ちゃん返りを起こす

赤ちゃん返りとは、下の子が生まれたことをきっかけに、ある程度成長した上の子が赤ちゃんのような態度や行動をとることです。これまで自分のことを中心的に考えてくれていた大好きな親が、別の存在のことも考えているのを感じ取って、不安になり、愛情を確認したくて、親から離れなくなったり、試す行動をとったりします。

赤ちゃん返りの主な行動としては、次の行動が挙げられます。

  • これまでできていたことをしなくなる
  • 反抗的になる
  • 甘える
  • わがままを言う
  • 暴力的になる
  • 寝つけなくなる

上の子が赤ちゃん返りすることは、悪いことではありません。心の成長に必要な過程であるため、子どもの発達を心配したり親が自身を責めたりする必要はないでしょう。

育児が二度手間になりやすい

子どもが二人いても、食事や入浴を一緒に済ませばそれほど大変ではないと考える方もいるかもしれませんが、新生児との生活ではそううまくはいきません。

新生児はおよそ3時間おきに授乳があります。1回の授乳にもミルクの準備や片付け、ゲップ、吐き戻した際の着替えなどを含めると1時間以上かかることもあり、さらに都度オムツ替えも必要です。また、1日3回食事をし、外へ出たがったり一緒に遊んで欲しがったりする上の子がいると、生活のリズムを合わせることは非常に難しいでしょう。

一人目の経験があると、段取りが分かっているからこそ計画的にできないかと考える方もいます。しかし、きょうだいといえども別の人格、そして発達の段階も異なりますので、思った通りに動けないものです。

子育てが忙しくて疲れが取れない

子どもたちの生活リズムが合わないと、親のリズムも乱れます。そもそも夜は頻回授乳のために起きなくてはならず、常に寝不足の状態です。一人目の時には赤ちゃんと一緒に昼寝ができましたが、子どもが二人いると仮眠も難しいでしょう。

産後の母親は、睡眠不足とホルモンバランスの乱れにより疲れやすい状態にあるにもかかわらず、昼間は上の子の相手をしつつ洗濯や片付けなどの家事をこなすため、体を休めるタイミングがなくなります。

疲れが溜まった状態で毎日が続くため、ストレスを感じたり気分が落ち込んだり、精神的な問題が生じる可能性もあります。

二人目育児で特に大変なことは?

二人目育児で特に大変なこととして、お風呂と寝かしつけが挙げられます。

  • お風呂
    首の座っていない赤ちゃんと、動き回る幼児を一緒にお風呂に入れるのは非常に困難です。バスチェアなどを利用しても、ワンオペ育児の場合は二人に目を配りながら体を洗わなくてはなりません。そのため、両親がゆっくり湯船に浸かることはできないでしょう。
  • 寝かしつけ
    一人を寝かせるだけでも大変ですが、二人同時に寝かせようと思うとなおさら大変です。上の子がなかなか寝ず話し続けるため、静かな環境が作れず下の子も眠れないといったケースがあります。また、下の子が泣いてしまい、泣き声によって上の子が眠れない場合もあるでしょう。

しんどい二人目育児を乗り越える方法

二人の幼い子どもを同時に育てるのは大変なことです。しかし、普段の生活を見直し、負担を軽減するための対処方法を活用することで、育児の辛さを緩和できる可能性があります。

ここからは、二人目育児を乗り越える方法を3つ紹介します。二人目育児を少しでも快適にしたい方は、ぜひ実践してみてください。

上の子に説明し不安にさせない

上の子の赤ちゃん返りを防止する方法があります。

二人目の妊娠が分かった際に、上の子にも伝えて説明をすることで、下の子を迎える夫婦の気持ちや準備に参加できます。

おにいちゃん、おねえちゃんになるといった役割を強いる伝え方はひかえましょう。年下への愛情が生じるのはおおむね6歳くらいです。それまでは、やきもちをやいて当然。やきもちをあえてやかせるようなことや、やきもちをやかないことがエラいといった方向づけは望ましくありません。

パートナーと家事・育児を分担する

パートナーは家庭生活をともにする一員であり、子どもの親です。「手伝う」「やってあげる」といった感覚でいることは間違いです。家事・育児と仕事では圧倒的に家事・育児の負担が大きいため、日中はすべてを任せているということを忘れてはなりません。

家事・育児を分担する場合は、お風呂・着替え・オムツ替えや、食器を洗う、洗濯ものを干す・たたむ、お風呂を掃除するなど、日々のルーティーンの中で取り組みやすいものから参加しましょう。慣れてくるとイレギュラーにも対応できたり、その時々に合わせて夫婦間で役割を変えながら家事・育児をこなしたりでき、二人目育児も格段に楽になることでしょう。

家事・育児の負担を軽減する商品やサービスを利用する

近年、共働き夫婦が増え、家事・育児の負担を軽減する商品やサービスの需要が高まっています。

家事・育児の負担を減らしたい方には、放っておいても調理や掃除ができる家電の導入がおすすめです。電気圧力鍋や食器洗い乾燥機、ロボット掃除機を活用することで、ワンオペを余儀なくされる場合でもある程度時間を確保することができます。

また、ベビーシッターや家事代行サービス、宅配サービスを利用する方法もおすすめです。時にはお金を払ってでも時間と気持ちのゆとりが必要なことがあります。家事代行や宅配などのサービスを利用することで、落ち着いて子どもたちと向き合えるようになるでしょう。

二人目育児はずっと辛いわけではない?

二人目育児で最も辛いタイミングは「産後すぐ」という方が多いでしょう。初めての二人育児、新生児の世話、一人目育児とのギャップなどに悩み、しばらくは身体的にも精神的にもしんどい時期が続きます。

しかし、二人目育児の辛さには必ず終わりがあります。個人差があるため明確な時期はありませんが、母乳育児が終わり、歩き出したりオムツが外れたり、少しずつ大変なことが減っていきます。子どもが成長するにともなって育児の辛さは軽減するため、家族で子どもの成長を喜びながら育児を乗り越えましょう。

まとめ

二人目育児では、上の子と下の子の面倒を同時に見つつ、増える家事に追われて身体的・精神的に辛さを感じることがあります。しかし、二人目育児の辛さはずっと続くものではありません。上の子との関わりを積極的に持つ、パートナーとの役割分担で負担を軽減する、家事・育児を楽にする商品やサービスを利用することで、二人目育児を乗り越えましょう。

また、大切な子どもが二人もいるのは幸せなことです。今しか味わえない育児の時間を楽しみましょう。

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文/マイナビ保育士編集部

植草学園大学准教授、博士(社会福祉学)
専門は保育の社会化のデザイン、保育学、子育て支援 植草学園大学准教授。自治体の保育に関する審査の委員や保育の質の指導 民間保育園の保育の指導、保育園コンサルなど。
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