【0~5歳児・年齢別】落ち葉遊びアイデア10選
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涼しくなり、戸外での自然遊びが楽しい秋。色とりどりの葉っぱや木の実など、秋ならではの自然物とたくさん出会うことができるため、子どもたちの遊びの幅も広がっていきますね。
今回は、身近な自然物である「落ち葉」を使って、戸外でそのまま楽しめる遊びから、室内に持ち帰って楽しめる遊びまで、簡単な遊びのアイデア10選をご紹介します。
落ち葉遊びのねらい
落ち葉遊びをする際、例として以下のようなねらいが設定できます。
子どもたちの年齢や発達に合わせて設定しましょう。
・落ち葉の感触や音を楽しむ
・気温や植物の変化に目を向け、季節の移り変わりを感じる
・落ち葉や木の実と触れ合い、自然の中での遊びを楽しむ
・葉の形や色、大きさの違いに興味を持つ
【0~5歳児・年齢別】戸外での落ち葉遊びアイデア
見る、触る、拾う……自然物からはさまざまな心地よい刺激が得られます。思い思いに遊んだあとは、いくつか遊びのレパートリーを知っておくと、新たな発見や、活動の幅が広がるかもしれません。
年齢別におすすめの落ち葉遊びアイデアをご紹介するので、子どもたちの興味関心、発達にあわせて取り入れてみてくださいね。
(1)【0~2歳児向け】音を楽しむ
戸外遊びの経験が少ない0~2歳頃は、いつもと違う葉っぱを見つけただけでも大発見! 落ち葉を踏んでみたり、ちぎってみたりして、枯れ葉ならではの「音」に意識を向けてみましょう。「どんな音がするかな?」「サクッ」「パリッ」。遊びながら言葉のシャワーもたくさん浴びられるといいですね。
(2)【0~2歳児向け】落ち葉を降らせる
葉っぱがひらひらと上から舞う様子はとてもきれいですよね。柔らかくて軽い、乾いている落ち葉なら、投げたり、上から降らせたりしても遊べます。大人が高い位置から数枚降らせてもいいですし、みんなで袋に集めて大量の落ち葉を降らせるのも楽しいですよ。
(2)【0~2歳児向け】山作り
たくさんの落ち葉がある場所であれば、1カ所に集めて山を作ることもできます。砂場での山作りとは、また違った素材、違った集め方ができて楽しいですよ。ふかふかの落ち葉に寝転んでみたり、座ってみたり、埋もれてみたり……子どもたちの思いつくままに遊んでみましょう。
(3)【3~5歳児向け】落ち葉プール
ビニールプールや大きめのたらいを用意し、中に落ち葉を詰め込めば、落ち葉プールの出来上がり。夏は水を入れて楽しんだプールへ、秋は落ち葉を入れて遊んでみましょう。落ち葉の感触を思いっきり楽しめますよ。
(4)【3~5歳児向け】お面作り
顔が隠れるくらい大きな葉っぱを見つけたら、目のあたりに穴をあけ、自然の中でお面作りをしてみましょう。大きな葉っぱが近くにないようであれば、画用紙や紙皿をお面の土台にし、小さな葉っぱを接着してお面を作ることもできます。戸外で製作してみるのも楽しいですよ。
(5)【3~5歳児向け】お弁当作り
空き容器を持って外へ出かけてみましょう。葉っぱや木の実、砂など、身の回りにある自然物を利用して、お弁当作りをしてみてはいかがでしょうか。「これはどこに入れようかな?」「どうやって並べようかな?」と、自然物を食べ物に見立てたり、バランスを考えたりと、想像力を使う遊びです。おうちごっこやレストランごっこなど、ごっこ遊びにも発展するかもしれませんね。
【0~5歳児・年齢別】室内での落ち葉遊びアイデア
落ち葉といえば、戸外で遊ぶイメージが強いですが、室内に持ち帰ってから楽しむこともできます。拾った落ち葉を使って、室内で楽しめる活動をご紹介します。
(1)【0~2歳児向け】紙に貼る
同じ落ち葉でも、形や色はさまざま。紙に並べて貼り、図鑑のようにして飾ってみましょう。また、葉っぱ同士を組み合わせて、何かの形を作ることもできます。思いつくままに落ち葉アートを楽しんでみてください。
(2)【0~2歳児向け】お絵描き
紙に貼った落ち葉のまわりにお絵描きをすると、さらに表現が広がります。また、油性ペンを使えば、葉っぱに直接お絵描きすることもできます。葉っぱをキャンバスにして、好きな絵を描いてみましょう。顔を描いて、葉っぱのキャラクターを作り出してみるのもおもしろそうですね。
(3)【3~5歳児向け】こすり出し
葉っぱの上に紙を載せ、上から鉛筆でこすると、紙に葉っぱの模様が浮き上がってきます。「フロッタージュ」と呼ばれる技法です。葉っぱは何種類か用意しておくと、違った模様が出てきておもしろいですよ。紙はコピー用紙など薄いもの、鉛筆は芯が柔らかいものの方が、上手くこすり出しができます。色鉛筆を使ってカラフルに仕上げるのもおすすめです。
(4)【3~5歳児向け】モビール作り
上から吊るして、ゆれ動く飾り(モビール)作りはいかがでしょうか。秋ならではの自然物を使うことで、お部屋の中でも秋の雰囲気を感じることができます。葉っぱにヒモを結びんで(または接着して)ぶら下げるだけで、簡単にモビールが作れます。少しこだわりたい場合は、木の枝や木の実など、他の素材とも組み合わせてみましょう。
※落ち葉の洗い方
落ち葉についた砂や雑菌が気になる場合は、洗ってから使用するようにしましょう。強くこすったり、洗剤を使ったりすると、落ち葉の色落ちや破れにつながります。基本的には水洗いのみで済ませ、天日干しをしてよく乾かしましょう。
まとめ
身の回りにある自然物を使うと、さまざまな遊び方ができます。子どもたちは、時に大人が考えつかないような遊び方、楽しみ方を提案してくれますよ。子どもたちの発想を活かしながら、秋ならではの自然を思い切り楽しんでみましょう。