【7月のぬりえ①】七夕

【7月のぬりえ①】七夕

七夕は、「彦星と織姫※が、7月7日にだけ会うことを許される」という中国の伝説から生まれた行事です。今回は、七夕にまつわる伝説について簡単に紹介しましょう。

天の川をはさんで東には、とても機織りが上手な織り姫が、西には牛飼いの彦星が住んでいました。織姫は空を支配する天帝の娘で、わき目もふらずに錦の織物を織る毎日。一方の彦星もとても働き者で、一生懸命に牛の世話をしていました。

そんな様子を見ていた天帝は、二人を結婚させることにしたのですが、結婚してからの織姫と彦星は、新婚生活を楽しむあまりに天の川で遊んでばかり。仕事もさぼりがちになって、織姫の機織り機にはほこりがつもり、彦星が飼っていた牛たちもすっかり弱ってしまいます。

これに怒った天帝は二人を引き離し、再び東と西で離れ離れにしてしまうのですが……。それからというもの、二人は悲しみに暮れて泣いてばかり。天帝はそんな娘の姿を哀れに思い、年に一度、7月7日の夜だけ二人が会うことを許しました。

ちなみに、この日はカササギが天の川に羽の橋をかけ、二人が会えるようにするそうですよ。

※彦星:牽牛(けんぎゅう)星(せい)(わし座のアルタイル)、織姫:織女(しょくじょ)星(せい)(こと座のベガ)。七夕の頃、東の空に見ることができます。

[参考]
『12ヶ月のしきたり 知れば納得!暮らしを楽しむ』(新谷尚紀/PHP研究所)
『子どもにつたえたい年中行事・記念日』(萌文書林編集部編/萌文書林)

イラスト/深蔵

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