卒園記念にぴったり!製作アイデア特集
いよいよ卒園式が目前の季節になりましたね。保育園でもソワソワし始める子どもたちがいたり、みんなで思い出作りがしたい! と思っている子どもたちもいるのではないでしょうか。そこで今回は、新しい門出に向かう準備の一つとして、卒園記念にぴったりの製作を3つご紹介します。今までの思い出を子どもたちと話しながら、ぜひ作ってみてくださいね。
卒園式に向けて製作を取り入れるときの導入やねらい
おすすめの導入
感謝の気持ちを伝えるような絵本を取り入れる、卒園式の練習に参加して感じたことを話し合ってみる、など子どもたちが“卒園”や“感謝の気持ち”について考える機会を作ってみましょう。
卒園児の場合
- 卒園する自分に向けて最後にこんなものを作りたい! とクラスで話し合ってみる。
- 下のクラスの子どもたちに感謝の気持ちを込めて作品を作りたい、という意見が出たら、思い出に残りそうなものってなんだろう? と話し合ってみる。
在園児の場合
- お兄さん、お姉さんが小学校に上がっても保育園やみんなのことを思い出してくれるにはどうしたらいいかな? と話し合ってみる。
- “ありがとう”の気持ちはどうやって伝えればいいか、話し合ってみる。
ねらい
卒園児と在園児でねらいが異なりますので、それぞれに適したねらいを設定するのがおすすめです。
卒園児の場合
- 在園児との交流を深める。
- 自分たちで作った作品を通して感謝の気持ちを伝える。
在園児(0~2歳)の場合
- 作品を通して、異年齢児との交流を楽しむ。
- 楽しさや寂しさなどの気持ちを知る。
- お別れ会の雰囲気を知る。
在園児(3~4歳)の場合
- 卒園児との思い出を振り返り、感謝の気持ちをもつ。
- 進級することへの期待を膨らませる。
卒園記念におすすめ!製作アイデア3選
ペン立て作り
準備物
- ラップの芯、トイレットペーパーの芯など
- 折り紙
- のりやセロハンテープ
- ボンド
- 土台用厚紙、レースペーパーなど
作り方
①ラップの芯やトイレットペーパーの芯を適当な大きさに切る。
②芯に好きな柄や色の折り紙を巻きつける。
③厚紙を土台として、その上にレースペーパーを貼りつける。
④レースペーパーの上に1をボンドでつけ、乾かして完成!
ペン立てを複数作る場合は、芯を同じ高さにするのではなく、少し高さを変えたほうが全体のバランスがよくなりますよ。
芯の模様は、シール貼りやお絵描きなどでも代用可能です。子どもたちの興味関心に合わせて選んでみてくださいね。
写真立て作り
準備物
- 段ボール
- マスキングテープ
- ハサミやカッター
- シール、ペンなどの装飾
作り方
①おうちの形に段ボールを切る。
②窓になる部分をカッターで切り抜く。
③屋根や壁の部分にマスキングテープやペン、シールで飾りつけをする。
④窓から写真がみえるように、裏面から写真を貼りつけて完成!
窓部分に写真を貼りつけるため、あらかじめどのくらいのサイズの写真を使用するかを測っておきましょう。そのサイズのよって段ボールの大きさや窓枠の大きさが決まります。
穴あけパンチで穴を開けて紐を通せば、壁に掛けて飾ることもできますよ。
年齢に合わせて、段ボールなどは保育者が先に切っておくと良いでしょう。
コースター作り
準備物
- フェルト
- 毛糸や布など
- ボンド
作り方
①フェルトを好きな形に切る。
②フェルトの周りや中心部に毛糸や小さく切った布で装飾をする。
実際にコップを置いてサイズを確認してみると、より出来上がりのイメージがわきやすいですよ。
フェルトの中心(コップを置く部分)に凹凸があるものを貼ってしまうとコップがぐらついてしまう可能性があります。この注意点については保育者が先に伝えるのも良いですが、年齢に合わせて「どうしたらコップを安定させられるのか?」と問いかけ、みんなで一緒に考えてみるのもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか? 園での思い出を話しながらみんなで製作することで、より思い入れのある作品になりますよ。子どもたちが保育園で過ごしたことを思い出せるような、そんな温かい作品が子どもたちの数だけ溢れますように……!
「子どもたちや大人にもっと寄り添ったサポートがしたい」という想いから、結婚を機に独立。
現在は育児と両立し、保育者コミュニティ#HUGの運営 、
ベビーシッター、ライター、メディア、企業企画協力など、保育を軸とした自分らしい働き方を実践中。