【製作・アイディア】野菜スタンプで遊ぼう―遊び方と製作アイデア―

【製作・アイディア】野菜スタンプで遊ぼう―遊び方と製作アイデア―

野菜にインクをつけて遊ぶ、野菜スタンプ。野菜の切り口を使うことで、想像以上におもしろい形が浮かび上がってきますよ。さまざまな色や形の組み合わせでアート遊びができるのはもちろん、野菜の断面を見たり、感触を楽しんだりと、食育にもつながる活動です。

今回は、野菜スタンプの基本的な遊び方から、アレンジ方法までご紹介します。

野菜スタンプのねらいの例

野菜スタンプ遊びに設定できるねらいの例としては、次のようなものがあります。子どもたちの興味関心や発達段階に合わせて設定しましょう。

  • さまざまな野菜の名前を知る
  • 野菜の感触を楽しむ
  • 色や形、感触を言葉で表現する
  • 野菜の形やつくりに興味を持つ
  • さまざまな色や形を組み合わせて、自由に表現する
  • 野菜の断面のおもしろさを味わう

おすすめ絵本

松田奈那子/作 アリス館

『やさいぺたぺたかくれんぼ』

「野菜スタンプのかくれんぼ」がテーマとなっており、イラストを見ながら野菜スタンプの遊び方がわかります。実際の野菜スタンプの形を見ながら、「なんの野菜かわかるかな?」と、想像しながら読み進めることができますよ。

活動の導入として読むのも良いですが、まずは野菜の断面のおもしろさを味わってから、あえて活動後に読むのもおすすめです。もう一度活動を展開したり、使用しなかった野菜の形についても学んだりすることができます。

野菜スタンプの遊び方

野菜の種類

つまんでインクをつけることができればどのような野菜でも使えます。いくつか種類を用意しておくと、野菜ごとの違いが楽しめますよ。

「レンコン」「オクラ」「ゴーヤ」「とうもろこし」「小松菜」「ピーマン」などは、特に断面が特徴的で、デザイン的にもおもしろさが感じられるのでおすすめです。

野菜の処理方法

<切り方>
野菜をスタンプにすると「もったいない」と感じるかもしれませんが、基本的には普段食べない切れ端の部分を使用します。ヘタや根元の部分を、指でつまんだり、手に持ったりできる程度の大きさに切り落としましょう。

<トゲなどの処理>

ナスなど、トゲがある野菜はあらかじめトゲがついていないか確認し、ある場合はケガをしないよう取っておきましょう。オクラの産毛も、新鮮なものだと皮膚に突き刺さって痛い場合があります。板ずりして産毛を取り、つまんだときに痛くないか確認してから使用しましょう。

<水分>

野菜は切ってすぐに遊ぶことができます。水分が気になる場合は、キッチンペーパーで拭き取り、少し乾かしてから遊びましょう。

絵の具のつけ方

保育園や幼稚園でもよく使用する「水彩絵の具」がおすすめです。絵の具に少量の水を加えて溶きましょう。

直接パレットやトレーにのせて遊ぶこともできますが、キッチンペーパーの上に絵の具をのせると、スタンプパッドのようになって、断面全体にきれいに色をのせることができます。トレーを使用する場合は、下が平らになっているものを使用しましょう。筆を使って、野菜に直接色を塗っても大丈夫です。

野菜スタンプの基本の遊び方

画用紙にスタンプしてみよう

野菜と絵の具の準備ができたら、まずは自由にスタンプすることを楽しみましょう。大きめの画用紙を用意し、それぞれの野菜の感触や断面の違いを楽しんだり、スタンプを押すコツをつかんだりしていきます。絵の具を何色か用意し、色合いや、色が混ざり合う様子に注目してみるのも良いですね。

お絵描きしてみよう

スタンプや野菜の特徴がつかめてきたら、お絵描きして作品作りをしてみるのもおもしろいですよ。スタンプを何かの形に見立ててみたり、線や点、イラストなどを描き込んだりしながら、子どもたちの発想でさまざまなデザインを作り上げてみましょう。

野菜スタンプの製作アレンジ

野菜スタンプで遊びながら作れる、製作アレンジを2つご紹介します。

カード作り

小さめに切った画用紙やハガキを使って、カードを手作りしてみてはいかがでしょうか。メッセージを書いて好きな人に送ることもできます。夏の季節であれば、夏野菜を使って「暑中見舞い」を製作してみるのも素敵ですね。

うちわ製作

画用紙をうちわと同じサイズに切り、画用紙にスタンプしてからうちわに貼りつけたら、オリジナルうちわの完成です。黒や紺色の画用紙にスタンプすると、夜空に浮かぶ花火のようなイメージになります。うちわと花火、夏らしさが感じられる製作ですね。

まとめ

想像以上におもしろい形が浮き出てくる野菜スタンプ。「この野菜はどんな形かな?」「お花みたいな形になった!」など、新しい発見に、大人もついつい夢中になってしまう活動です。野菜の名前、形、感触、断面図、旬の季節など、遊びながら食育にもつながります。

幅広い年齢で楽しめるので、子どもたちの興味関心に合わせて、いろいろと活動を展開してみてくださいね。

保育士
大学卒業後、幼稚園教諭、保育士として勤務。さまざまな子どもや保護者、保育者と関わる中で「園という枠を超えて、より親密なサポートがしたい」と考え、個人での活動を開始。ベビーシッターやリトミック教室での仕事を経験し、現在はフリーランス保育士として、子育てをしながら保育者や親子向けの情報発信、講座等を行う。