【制作】保育園で楽しむ「おいもほり」 しっかり観察してみよう!
秋になると「おいもほり遠足」を予定している保育園も多いのではないでしょうか? 遠足の前には、おいもに関する絵本を読み聞かせるなど、子どもたちの気持ちを盛り上げたいですね。
遠足に行ったあとは、見て触って感じたことを形に残すのがおすすめです。せっかくなので、ただ絵を描くだけでなく製作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか? おいもをしっかり観察して、子どもたちの表現力を育みましょう!
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おいもほりの製作を始める前に
おいもほり遠足に行く前には、おいもについて親しみを持っておくことが大切です。おいもに関する絵本を読み聞かせたり、「やきいもグーチーパー」の手遊びを入れたりして、気持ちを盛り上げましょう。
おいもほり遠足に行ったあとは、記憶が新しいうちに製作に取り組むことをおすすめします。まずは、遠足で収穫したおいもを並べて、子どもたちに自由に観察してもらいましょう。以下のようなポイントを意識して観察できると、製作に役立ちます。
- おいもの大きさや太さなどを見比べる
- おいもについた土の色や洗ったあとの色を観察する
- おいもを切って断面を見せる
しっかり観察できるよう、見せ方を工夫してみましょう。また、子どもによって感じ方はそれぞれです。「赤色」「茶色」「黒色」など、見た目の色について異なる意見が出ることも少なくありません。子どもの感性を否定しないよう注意しましょう。
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さまざまな手法で! おいもほりの製作アイディア3選
おいもの観察が終わったら、早速製作を始めましょう。ここからは、さまざまな手法で作るおいもほりの製作アイディアを3つご紹介します。
ポイントは、折り紙や絵の具などに複数の色を準備しておくことです。子どもが感じたことをしっかり表現できるよう、環境構成に配慮しましょう。
ちぎり絵でカラフルなおいも
ちぎり絵の製作は、乳児でもチャレンジできます。ちぎる力に合わせて折り紙と画用紙を使い分けるのがおすすめです。少しずつ色の違うものを準備しておき、自分が見たままのおいもを表現できるようにサポートしてあげましょう!
【準備するもの】
- 画用紙
- 折り紙
- モール
- 両面テープやのり
【作り方】
①画用紙をおいもの形にちぎって台紙を作る
②画用紙を細かくちぎって台紙に貼る
③モールをつるに見立てて葉っぱにつける
【ポイント】
・0~1歳児はクレヨンで色を塗るだけでもOKです
・モールは鉛筆に巻きつけると簡単に形を固定できます
新聞紙を使った立体的なおいも
新聞紙で作った立体的なおいもです。丸め方次第で大きさや太さも調節できます。見本となるおいもを目の前に置いて、見比べながら製作してもよいですね。新聞紙を乾かす時間が必要なため、製作の日程には余裕を持っておきましょう。
【準備するもの】
- 新聞紙
- 絵の具
- 画用紙
- すずらんテープ
- ハサミ
【作り方】
①新聞紙に絵の具でおいもの色を塗る
②乾いた新聞紙を丸めておいもの形をつくる
③画用紙を切って葉っぱを作る
④すずらんテープを編んでつるに見立てる
【ポイント】
・新聞紙をクレヨンで着色しても可愛く仕上がります
・幼児クラスでは絵の具の混ぜ合わせについても指導しましょう
さつまいもスタンプで本格的なおいも
おいもの断面を使った製作です。「どんな形をしているかな? 」「おいもの中身は何色かな? 」など、声をかけながら創造力を育ててあげたいですね。
【準備するもの】
- おいも
- 画用紙
- 絵の具
- ハサミ
【作り方】
①画用紙をおいもの形にカットする
②半分に折ったおいもに絵の具をつける
③画用紙においものスタンピングをする
【ポイント】
・スタンプだけなら0~1歳児でも簡単に取り組めます
・ほかの野菜を準備して、断面を見比べるのもおすすめです
まとめ
子どもたちも楽しみにしている「おいもほり遠足」。実際に畑で感じる匂いや手触りは、子どもたちへの大きな刺激になるでしょう。そこで感じたさまざまな特徴を、製作として残してあげられるといいですね。
収穫したおいもでクッキングするのもおすすめです。秋にしかできない体験を楽しめるよう、計画してみてくださいね。