秋といえば芸術の秋! 保育園で楽しむ作品展の基本とアイディア3選

秋といえば芸術の秋! 保育園で楽しむ作品展の基本とアイディア3選

秋といえば、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋…! 保育園によっては、秋に作品展(製作展)をおこなうケースも多いのではないでしょうか? 子どもたちの作品をよりよく見せるため、テーマ選びのセンスが問われます。

そこでこの記事では、芸術の秋を楽しむための作品展の基本を解説します。また、簡単に真似できるテーマのアイディアを3つご紹介しますので参考にしてください。

作品展にピッタリの廃材とは? 

作品展を開催するためには、さまざまな廃材を準備する必要があります。おおがかりな作品展であれば、保育士だけでは材料を集めきれません。そのため、早くから保護者にも依頼しておくと安心です。

  • 大きな布/ハギレ/フェルト
  • 包装紙/新聞紙/半紙
  • ダンボール/発泡スチロール/ペットボトル
  • たまごのパック/食品トレー/プリンカップ
  • 割り箸/ストロー/輪ゴム
  • 毛糸/リボン/モール

段ボールを積み重ねれば木やビルに、新聞紙をたくさん丸めて大きな布で覆えば、岩や山に見立てられます。世界観を表現するためにも、必要な廃材はたくさん準備しておきましょう。

作品展におすすめのテーマ

作品展は、好きなものをバラバラに作って集めるより、クラスでテーマを決めた方がまとまりやすくなります。子どもたちとどんな作品をつくるか相談しながら、クラスの方向性を決めていきましょう。おすすめのテーマは以下のとおりです。

  • ジャングル
  • 宇宙
  • サーキット場
  • 飛行場
  • 海のなかまたち
  • お花畑
  • わたしたちの町

そのほか、絵本や昔話の物語の世界をそのまま再現するのもおすすめです。製作過程を写真に撮って記録しておき、作品展と共に展示すると保護者からも喜ばれますよ。

芸術の秋におすすめ! 作品展のメインになるアイディア3選

ここからは、実際に使える作品展のアイディアを3つご紹介します。クラスの規模に合わせて、飾りつけを増やすなどアレンジしてみてくださいね。

絵本や昔話をテーマにした作品

「さんびきのこぶた」や「おおかみと七ひきのこやぎ」など、昔話をテーマにした作品展です。廃材を活用して、思い思いの登場人物を仕上げます。

【準備するもの】

  • 牛乳パック
  • 新聞紙
  • 画用紙
  • ハギレやフェルト
  • のりや両面テープ
  • はさみ
  • クレヨン

【作り方】

①新聞紙を丸めて画用紙でつつみ顔をつくる

②顔に目や鼻を書いて牛乳パックに貼りつける

③牛乳パックにハギレやフェルトをつけて洋服に見立てる

④土に見立てたシートの上に並べて物語の雰囲気を完成させる

【ポイント】

・廃材で家・木・草・井戸などを加えるとより世界観が広がります

・作った作品のそばには、必ず子どもの名前を飾っておきましょう

水族館をテーマにした作品

水族館をテーマにした作品展は、さまざまな生き物が集まることで賑やかに仕上がります。ブルーシートを敷いたり、大きな岩を作ったりすると迫力がアップしますよ。

【準備するもの】

  • カラーポリ袋
  • 新聞紙
  • 画用紙
  • すずらんテープ
  • 牛乳パック
  • はさみ
  • のりや両面テープ

【作り方】

①新聞紙を丸めてカラーポリ袋で包む

②ヒレや顔をつけて魚の形に整える

③牛乳パックに絵の具で色をつけてペンギンをつくる

④緑色のカラーポリ袋を細く切って海藻に見立てる

⑤それぞれ青いシートの上に配置して水族館を完成させる

【ポイント】

・新聞紙を丸めて絵の具で着色しても可愛い魚が仕上がります
・タコやイカの足はすずらんテープがピッタリです
・自由に表現できるようにさまざまな廃材を準備しておきましょう

将来の夢をテーマにした作品

将来の夢は、年長クラスのテーマにおすすめです。卒園製作としての題材にもピッタリですね。子どもたちが将来の夢を自由に表現できるよう、しっかりサポートしましょう。

【準備するもの】

  • 廃材
  • 紙粘土
  • 絵の具
  • 布やハギレ
  • 画用紙
  • のりや両面テープ
  • はさみ

【作り方】

①将来の夢をイメージして製作するものを決める

②廃材などを組み合わせてイメージを形にする

③なりたい夢と名前を書いていっしょに飾る

【ポイント】

・子どものイメージを否定しないよう注意しましょう
・イメージを形にできるようさまざまな種類の廃材を集めておきましょう
・全体を町のように作り上げると迫力のある作品に仕上がります

まとめ

運動会や音楽発表会と同じく、準備が大変な作品展。子どもたちの作品を飾るとはいえ、テーマに合わせた装飾も大切です。どのようなテーマになってもすぐに製作に取りかかれるよう、使えそうな廃材はしっかり集めておきましょう。

保育ライター
保育士・幼稚園教諭資格を持つ2児の母。保育士歴10年、現在はライターとして活動中。
保育士経験を活かし、季節の行事に家族で手作りの飾りつけを楽しむのが趣味。
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