【保育園】段ボール遊びのアイディアは無限!年齢別におすすめ紹介

手に入りやすく、さまざまな活動に応用できる段ボール。保育園でも、製作や運動遊びなど多くの機会で活用しています。しかし、いざ段ボールを手にしても、アイディアが浮かばない人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、段ボールを活用した遊びのアイディアをご紹介します。年齢別におすすめの遊び方も解説しますので、ぜひ保育活動に取り入れてみてくださいね。
段ボール遊びをおすすめする理由
牛乳パックやペットボトルなど、廃材は保育活動に欠かせない材料です。そのなかでもよく活用されるのが段ボールです。では、なぜ段ボールがおすすめなのでしょうか?その理由は以下のとおりです。
製作遊びにも運動遊びにも使える
段ボールは物を入れて運ぶ「入れ物」としてだけではなく、製作や運動遊びにも活用できます。画用紙を貼りつけるだけで立派なカードになったり、大きな段ボールなら芝滑りに使えたり…!段ボールの強度を活用することで、さまざまな遊びに応用できます。
段ボール遊の大きさが想像力を刺激する
思いっきり絵を描いたり、つなげて町を作ったり、大きな段ボールで遊ぶことで想像力を刺激できます。大きければ大きいほど、子どものイメージが膨らみます。また、イメージを形にすることで、表現する楽しさを味わえるといえるでしょう。
お友だちと協力することで社会性が身につく
段ボールは、共同製作にもピッタリです。お友だちと工夫して遊ぶことで、社会性が身につきます。また、思い描いたイメージを言葉で伝えて共有することで、コミュニケーション能力が育つといえるでしょう。
年齢別!段ボール遊びのアイディア
ここからは、年齢別におすすめの段ボールを使った遊びのアイディアをご紹介します。遊び方やポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1歳児の段ボール遊び
1歳児におすすめなのが、段ボールで作った「手押し車」です。歩行が安定したら、手押し車を持って室内をお散歩して探索します。
遊び方
- 段ボール箱に取っ手や車輪をつける
- 手で押しながら歩行を楽しむ
- シール貼りなどで飾りを施す
ポイント
- 口に入れることも考慮して清潔を保つ
- 歩行が安定していない子どもに注意する
- 取り合いにならないよう複数準備しておく
2歳児の段ボール遊び
2歳児におすすめなのが、段ボールで作った「お風呂」です。出たり入ったり、ぬいぐるみを入れたりして見立て遊びを楽しみます。
遊び方
- 段ボール箱にすずらんテープを入れる
- なかに入ってゆったり過ごす
- シール貼りなどで飾りを楽しむ
ポイント
- 段ボールが倒れないよう高さに留意する
- 仕切りを立ててお家にしても楽しめる
- 取り合いにならないよう複数準備しておく
3歳児の段ボール遊び
3歳児におすすめなのが、段ボールで作った「こま」です。
遊び方
- カットした段ボールを重ねてコマを作る
- 色を塗ったり、シールを貼ったりする
- コマを回して遊ぶ
ポイント
- 段ボールのカットは保育士がおこなう
- 段ボールを丸めてコマを作ってもOK
- つまようじでケガをしないよう注意する
4歳児の段ボール遊び
4歳児におすすめなのが、段ボールで作った「ブーメラン」です。好きな形を選び、思い思いのデザインを施します。製作から運動遊びへとつなげられますよ。
遊び方
- 保育士がカットした形から好きなものを選ぶ
- 油性ペンやビニールテープでデザインする
- テラスや園庭で飛ばして遊ぶ
ポイント
- あらかじめたくさんのブーメランを準備しておく
- どんな飛び方をするか実際に確認しておく
- 強度が弱いものは2枚の段ボールを重ねる
5歳児の段ボール遊び
5歳児におすすめなのが、段ボールで作った「小さな町」です。空き部屋を使って少しずつ町を広げていくことで、大きな達成感を味わえます。
遊び方
- 町にはどんなものがあるか想像する
- 部屋に段ボールを敷き詰めて廃材で作った家を建てる
- 道路を書き足しミニカーを走らせる
ポイント
- 広い部屋を準備して遊びを展開できるようにする
- さまざまな素材を準備して想像力を刺激する
- 経過を撮影しておたよりなどで保護者にも共有する
ほかにも!段ボール遊びのアイディア一覧
段ボールは、工夫次第でさまざまな遊びにつなげられます。以下のような遊びもぜひチャレンジしてみてくださいね。
- 滑り台
- 電車
- ソリ
- トンネル
- キャタピラ
- 迷路
- いたずらボックス
- 何が入っているかなクイズ
- 剣
- パズル
- ビー玉迷路
- おままごと
段ボール遊びを楽しむときの注意点
さまざまな遊びに活用できる段ボールですが、いくつか注意点があります。安全に、楽しく遊べるようチェックしておきましょう。
キレイな段ボールを準備する
いつでもどこでも、簡単に手に入る段ボール。しかし、子どもが使うとなると、口に入れてしまうことも考慮してキレイなものを準備したいですよね。近隣のお店からもらってきてもよいのですが、場合によっては大きなホッチキスが取りつけられていることも。子どもに与える前に、危険がなく清潔なものかどうか丁寧に点検しましょう。
段ボールを切るときはケガに注意する
段ボールは強度があり、一般的なハサミでは簡単に切れません。段ボールを切るときはカッターナイフやクラフトハサミがおすすめですが、やはり子どもが扱うとなると危険です。あらかじめ保育士が切っておくとよいでしょう。また、断面で手を切らないよう端をテープで処理しておくことも大切です。
思いっきり遊べるよう広い空間を用意する
子どもたちの遊びが発展していくよう、広い空間を用意しましょう。友だちと協力して大がかりな製作に取り組むことで、想像力や社会性が育ちます。毎日少しずつ完成していく様子を楽しめるよう、長期的な活動を取り入れてもよいですね。
まとめ
強度がある段ボールは、工夫次第でさまざまな活動に役立てられます。子どもが思いっきり製作や運動を楽しめるよう、複数のサイズを準備しておきたいですね。
注意したいのは、段ボールをカットするときです。大きく固い段ボールは子どもの力では切りづらく、ケガにつながる恐れもあります。保育士が切っておく、または一対一で手を添えるなど安全に取り組めるよう注意しましょう。
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