【0歳~5歳児向け】保育園で楽しめるハロウィン<製作編>年齢別アイデア3選
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子どもも大人も一緒に楽しめる秋のイベントといえば、ハロウィン! 今回は、保育園で取り入れることができるハロウィンの製作アイデアを年齢別にご紹介します。年に一度のハロウィンイベント。かわいらしい作品を作って、子どもたちと一緒にハロウィンを楽しみましょう!
ハロウィンの由来とは?
日々の保育に行事を取り入れる際には、その行事の歴史や意味も伝えるのが保育者の役割でもあります。年齢に応じてわかりやすく伝える、クイズ形式にするなど伝え方にもさまざまな方法がありますが、行事を盛り上げるためにも、まずはハロウィンの由来を知っておきましょう。
- 古代ケルト人の儀式「サウィン祭」という古代ケルト歴でいう新年の始まり、11月1日に行われる秋の収穫祭が起源といわれている。
- 古代ケルト歴では、10月31日が1年の終わりの日なので、その日に盛大なお祭りをしたとのこと。前日の夜(Hallows eve)が変化して、ハロウィン(Halloween)と定着。
- その日は先祖の霊と一緒に悪霊や魔女がやってきて、作物を荒らしたり、子どもを連れ去ったりと悪さをする!と恐れられる日でもあった。なので、収穫祭の夜はみんなで仮面をかぶって仮装し、悪い霊を驚かせて追い払ったといわれている。
- 先祖の霊が戻ってくるとされている点は、日本の文化でいうお盆と似たような文化・風習ともいえる。
子どもたちにわかりやすく由来を伝える方法は大きく2つあります。
- ハロウィンやおばけが出てくる絵本を読み聞かせする
- ハロウィンの由来にちなんだペープサートや紙芝居を作って伝える
子どもたちが興味に持ってもらえる伝え方を、年齢に応じて選んでみましょう。
保育でハロウィンを取り入れる時のねらい
保育園でハロウィン製作を取り入れる際のねらいを年齢別でご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
■0歳児、1歳児
- 季節の行事を楽しむ
- 製作を楽しむ
■2歳児、3歳児
- 異文化に触れる
- 手指を使って製作活動を楽しむ
■4歳児、5歳児
- 異文化に興味関心を持つ
- 物を作る達成感を味わう
- 友だちと製作のイメージを共有する
製作活動を通してハロウィンに親しもう
ハロウィンの時期にぴったりな製作をご紹介します。子どもたちに手伝ってもらえる部分もあるので、みんなで楽しみながら作ることができますよ!
【0歳児、1歳児】手形おばけ×ジャック・オ・ランタン
<手形おばけ>
■用意する物
- スタンプ台または絵の具(白色以外)
- 画用紙
- シール
- 汚れても良い布など
■作り方
①画用紙をおばけの形、おばけの帽子、おばけの顔のパーツに切る。
②おばけの体とは別の色の画用紙を子どもの手より少し大きいくらいに丸く切る。
③丸く切った画用紙に絵の具やスタンプで子どもの手形を左右1つずつ取る。
④手形の指の方を下にして、おばけの手に見立てて貼りつける。
⑤おばけの目や口などを貼りつける。
⑥シールでおばけを装飾する。
■ポイント
・おばけの顔は保育者が加工しても良いですし、年齢や発達に応じて、子どもたち自身に作ってもらっても良いでしょう。
・シール以外にも、画用紙を貼ったり、クレヨンなどで模様を描いたりするのもおすすめです。
<ジャック・オ・ランタン>
■用意する物
- 画用紙
- スタンプ台または絵の具(白色以外)
■作り方
①画用紙を切って、カボチャの形、カボチャのヘタ、ジャック・オ・ランタンの顔のパーツを作る。
②カボチャの形に切った画用紙に子どもの足形を左右2つずつ取り、模様にする。
③カボチャのヘタ、顔のパーツを貼りつける。
■ポイント
・カボチャの目や鼻、口の部分を子どもたち自身で貼りつけても楽しいですよ。
・のりづけに挑戦しても良いですし、難しい時は両面テープがおすすめです。
【2歳児、3歳児】ジャック・オ・ランタンのお菓子バッグ
■用意する物
- 紙皿2枚
- 画用紙
- 折り紙
- のり
- 両面テープ
- ひも
- 一穴パンチ
■作り方
①紙皿を向かい合わせにして2枚重ね、一穴パンチで紙皿のふちの複数箇所に穴をあける
②ひもを穴に通し、紙皿が入れ物のようになるようにとめる。
③折り紙をちぎり、ゴツゴツとしたジャック・オ・ランタンの形になるよう、のりで紙皿に貼る。
④ジャック・オ・ランタンの顔のパーツを両面テープで貼る
■ポイント
・リボンのひも通しがまだ難しい場合は、保育者が手伝ってあげましょう。
・顔のパーツも色々な表情を用意して、子どもたちに選んでもらっても楽しいですよ。
【4歳児、5歳児】かわいいクモの巣飾り
■用意する物
- 紙皿1枚
- 毛糸
- 一穴パンチ
- 画用紙
- シール
■作り方
①画用紙を切り、クモの体や手足を作る。
②一穴パンチで紙皿の好きな場所に穴をあける。
③穴に毛糸を通し、クモの糸が縦横無尽にかかっているように見立てる。
④紙皿に通した毛糸の先にクモをつける。
⑤紙皿や毛糸にシールなどで装飾をする。
■ポイント
・画用紙でおばけやジャック・オ・ランタンなどを作り、装飾してもかわいいです。
・おばけだけでなく、ハロウィンにまつわる物を画用紙や折り紙で作って貼ってみましょう。この時、「ハロウィンってどんなものがあるかな?」などと子どもたちに問いかけてみたり、子ども同士で相談する時間を作ったりすると、想像力も広がります。
・毛糸の先端部分をセロハンテープやマスキングテープで巻いてあげると、穴に通しやすくなります。子どもたちの発達に合わせて取り入れてみましょう。
まとめ
ハロウィンの製作活動を取り入れることで、子どもたちのハロウィンへの興味関心が高くなり、より一層楽しむことができます。完成した作品は保育室やホールなどの壁面に飾るのもおすすめ! ぜひ子どもたちと一緒にハロウィンの雰囲気を味わってみてくださいね。
「子どもたちや大人にもっと寄り添ったサポートがしたい」という想いから、結婚を機に独立。
現在は育児と両立し、保育者コミュニティ#HUGの運営 、
ベビーシッター、ライター、メディア、企業企画協力など、保育を軸とした自分らしい働き方を実践中。