秋の保育におすすめ! 松ぼっくりを使った遊び7選

秋の保育におすすめ! 松ぼっくりを使った遊び7選

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秋になると見かける松ぼっくり。見つけるとつい手に取って集めたくなってしまいますよね。今回は、身近な自然物である松ぼっくりを使って、戸外でそのまま楽しめる遊び、室内に持ち帰って楽しめる遊びを7つ紹介します。

子どもたちの興味関心にあわせて、さまざまな体験をしてみてくださいね。

松ぼっくりを使った遊びのねらい

松ぼっくりを使った遊びをする際、例として以下のようなねらいが設定できます。

・身近な秋の自然との関わりを楽しむ
・自然物の変化に目を向け、季節の移り変わりを感じる
・松ぼっくりを拾ったり集めたりし、自然の中で身体を動かす遊びを楽しむ
・松ぼっくりの形や色、感触、大きさに興味を持つ
・さまざまな素材を使い、製作活動を通してイメージしたものを表現する

戸外での松ぼっくり遊び3選

外で松ぼっくりを見つけたらすぐに遊べる戸外での遊びを3つご紹介します。思い思いに遊んだあとは、アレンジの仕方も知っておくと、さらに遊びの幅が広がりますよ。子どもたちの興味や発達に合わせて取り入れてみてくださいね。

(1)集める

拾ったり集めたりするだけでも楽しい松ぼっくり。「どこにあるかな?」「いくつ見つけられるかな?」と探すだけでも良い運動になりますし、探検ごっこなど、他の遊びも取り入れながら集めることもできます。たくさん集めたいときは、袋やバケツなどがあると良いですね。

(2)松ぼっくりタワー

松ぼっくりがたくさん集まったら、タワーにしてみてはいかがでしょうか。軽くてギザギザした形なので、積み重ねて遊ぶことができます。みんなでどれくらい高いタワーができるか挑戦してみたり、友だちと順番に積み重ねていき、倒した人が負け! というゲーム感覚で楽しむこともできます。

(3)松ぼっくり投げゲーム

軽くて握りやすい松ぼっくり。的あてゲームのようにして遊ぶこともできます。地面に丸や四角の形を書き、少し離れたところから枠の中に入るよう狙って、投げたり転がしたりしてみましょう。微妙な力加減と、松ぼっくりの動きを予想しながら遊ぶのが楽しいですよ。バケツなどの容器があれば、中に入るように目がけて投げてみるのもおすすめです。

室内での松ぼっくり遊び4選

松ぼっくりはリースなどの製作にもよく使われています。戸外だけではなく、製作活動でも大活躍する松ぼっくり。子どもでも簡単に楽しめる、室内での活動を4つご紹介します。

(1)ツリー製作

秋から冬にかけて見かけることの多い松ぼっくり。クリスマスに向けてのツリー製作もおすすめです。ペットボトルのキャップに松ぼっくりを乗せるだけで、ツリーの土台が完成! 松ぼっくりにお好みでビーズやモールなどを装飾していきましょう。接着方法はボンドがおすすめです。色付け用のスプレーもありますが、子どもが塗る場合はアクリル絵の具を使用したほうが安心です。

(2)けん玉製作

松ぼっくりに毛糸を結び、毛糸の反対側を紙コップに繋げたら、簡単なけん玉の出来上がり! 子どもたちに、紙コップに絵や模様を描いたり、好きな色の毛糸を選んだりしてもらい、オリジナルのけん玉を作るのもおすすめです。もう少し難易度を上げたい場合は、紙コップの代わりにトイレットペーパーの芯を使って作ることもできますよ。

(3)モビール作り

細めのヒモで松ぼっくりを結び、上から吊るしたらモビールの完成です。松ぼっくりをいくつかつなげる、木の枝に結んで吊るす、他の自然物やビーズと組み合わせるなど、いろいろとアレンジして楽しめます。飾っておけば、室内でも秋の雰囲気を感じられますよ。

(4)松ぼっくりで実験

松ぼっくりのかさは、開いたり閉じたりすることをご存じですか? 晴れた日は種子を飛ばすために開き、雨の日は種子を守るために閉じるのです。落ちている松ぼっくりも、水につけておくと数十分でかさが閉じ、乾かすとまた開きます。子どもたちと一緒に実験し、観察してみてください。

※松ぼっくりの洗い方

すき間が多い松ぼっくりは、中に砂や虫が入っていることがあります。気になる場合や、長期保存したい場合は、下処理をしてから使うようにしましょう。

下処理方法は、煮沸消毒がおすすめです。熱湯で5分ほどゆで、水気を切ってから天日干しをして、数日間よく乾かします。ゆでる際、松ヤニや虫が出ることがあるので、気になる場合は古くなった鍋や専用の鍋を用意し、使用後はよく洗いましょう。

まとめ

戸外で身体を動かしたり、ゲームにしてみたり、製作活動をしたり……松ぼっくりひとつで、さまざまな遊び方ができます。子どもたちの興味関心に合わせ、秋ならではの自然との関わりを楽しんでみてくださいね。

保育士
大学卒業後、幼稚園教諭、保育士として勤務。さまざまな子どもや保護者、保育者と関わる中で「園という枠を超えて、より親密なサポートがしたい」と考え、個人での活動を開始。ベビーシッターやリトミック教室での仕事を経験し、現在はフリーランス保育士として、子育てをしながら保育者や親子向けの情報発信、講座等を行う。
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