保育園で楽しめる!日本の伝統的なお正月アイテムの製作

保育園で楽しめる!日本の伝統的なお正月アイテムの製作

お正月の雰囲気が感じられる1月の保育。「日本の伝統遊び」を取り入れてみてはいかがでしょうか。自分で作って遊ぶことで、さらに楽しみが広がりますよ。今回は、保育園で簡単に製作して遊べる「福笑い」「コマ」「すごろく」の3つを、それぞれ作り方と遊び方に分けて紹介します。

お正月製作のねらい

お正月製作に設定できるねらいの例としては、次のようなものがあります。

・日本の伝統遊びに触れ、日本の文化を知る。
・新年の明るい雰囲気を味わい、友達と遊ぶことを楽しむ。
・自分で作って遊ぶことによって、達成感を味わう。

【乳児・幼児向け】福笑い製作

パーツの配置でさまざまな表情が出来上がるのが楽しい福笑い。単純な遊びなので、乳児さんから楽しむことができます。製作するときは、乳児さんはのり付けなどできるところだけ、幼児さんははさみを使ってパーツを切るなど、年齢に合わせて取り組んでみましょう。

福笑い(おかめ)の作り方】

①「顔」「まゆ毛」「目」「鼻」「ほっぺ」「口」のパーツを印刷(または下書き)し、はさみで切り取る。

②「顔」のパーツだけを台紙にのり付けし、クレヨンで髪の毛を描き込む。

福笑いの遊び方】

目隠しをして、台紙の上に各パーツを並べます。顔の正しい位置にパーツを並べられるよう、周りのお友だちや保育者が「もう少し上」など、ヒントの声かけをすることもできます。すべて並べられたら目隠しをとり、出来上がった顔を見て楽しむ遊びです。


福笑いで遊ぶときのポイント】

乳児さんにとって目隠しをしてパーツを並べるというのは難しいため、目を開けたまま並べて、さまざまな表情ができる様子を楽しんでみましょう。定番の「おかめ」ではなく、アンパンマンや雪だるま、うさぎなど、子どもたちの好きなキャラクターや、パーツが少ないもので作ることもできます。

幼児さんの場合は、一人が目隠しをしてクラス全体で取り組んだり、グループごとに取り組んだりと、人数に合わせて遊んでみましょう。

【乳児・幼児向け】コマ製作

幼児さんなら知っている子も多い、コマ遊び。さまざまな素材で製作することができますが、今回は乳児さんも簡単に、安心して遊べる「紙皿コマ」を紹介します。

【紙皿コマの作り方

①紙皿のふちに自由に装飾する(お絵描き/シール貼り/絵の具/ちぎり貼りなど)

②紙皿を半分に折って広げる(ものを載せる面が内側になるように)

③90°回転させ、もう一度折って広げる(折れ線が十字になる)

④両面テープを使って、紙皿の内側中央にペットボトルキャップを接着する(ペットボトルキャップの凹んでいる方が上)


【紙皿コマの遊び方

ペットボトルキャップ部分を持って、回して遊びます。自分で回すのが難しい場合は、保育者がコマを回し、見て楽しみましょう。装飾することによって、回ったときに模様ができる様子がおもしろいです。


紙皿コマで遊ぶときのポイント

紙皿はしっかりと折り目をつけたほうが、よく回ります。自分で回せる年齢であれば、クラスやグループごとに回して、誰が一番長く回るか、コマ回し大会をしても良いですね。

【幼児向け】すごろく製作

お友だちと一緒に盛り上がれる、すごろく遊び。既製品でももちろん楽しめますが、自分たちだけのオリジナルすごろくを作ったら、さらに楽しさが広がるかもしれません。文字や数字を使う遊びなので、幼児さん向けです。


【すごろくの作り方

①小さめの紙(カットした折り紙/画用紙/ふせんなど)に、好きな指示を書く
※「動物のマネをする」「お腹が痛くて1回休み」「3マス進む」など

②大きめの台紙に、スタートからゴールまで1本の道になるように、指示が書かれた紙をつなげて貼る(間に空白の紙を入れてもOK)

③サイコロやコマを手作りする場合は、厚紙や牛乳パックを組み立てる


【すごろくの遊び方

①じゃんけんをして順番を決める。

②勝った人からサイコロを振り、出た目の数だけコマを進めて、止まったマスにコマを置く。

③指示が書いてあるマスに止まったら、指示に従う。

④これを順番に繰り返し、最初にゴールにたどり着いた人が勝ち。全員がゴールするまで続けても良い。


すごろくで遊ぶときのポイント】

文字を書いたり読んだりすることが難しいときは、保育者や、できる子が代わりに行いましょう。文字や数字に親しむきっかけにもなります。ルールを守りながら楽しく遊べるよう、最初にみんなでルールを確認すると良いですね。慣れてきたらいろいろな指示を書いたマスを付け加えて、さらに発展させることもできます。

まとめ

なかなか家庭でも遊ぶことが減ってきているお正月遊び。簡単に製作することができるので、1月の保育をきっかけに、日本の伝統遊びに触れられる機会をつくってみてはいかがでしょうか。遊び方を覚えたら、自由遊びの時間に子どもたちだけで遊ぶこともできますよ。楽しいゲームで保育者やお友だちと一緒に笑って、楽しい新年を過ごしましょう。

保育士
大学卒業後、幼稚園教諭、保育士として勤務。さまざまな子どもや保護者、保育者と関わる中で「園という枠を超えて、より親密なサポートがしたい」と考え、個人での活動を開始。ベビーシッターやリトミック教室での仕事を経験し、現在はフリーランス保育士として、子育てをしながら保育者や親子向けの情報発信、講座等を行う。