ミモザの日とは?由来や過ごし方、子どもと楽しむ方法も紹介

ミモザの日とは?由来や過ごし方、子どもと楽しむ方法も紹介

近年、切花だけでなくドライフラワーやリース、ウェディングブーケでも人気のミモザには、ミモザの日という記念日が存在します。日本ではまだ馴染みのない記念日ですが、ミモザの日は国連の定めた国際女性デーとかかわる、歴史ある記念日となっています。

当記事では、ミモザの日とはどのような日なのか、またミモザの日を子どもと楽しむときのアイデアについても解説します。ミモザの日について知りたい方や、ミモザの日の過ごし方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ミモザの日とは?ミモザの日の意味・由来を解説!

ミモザの日とは、毎年3月8日の「国際女性デー」の別名です。

3月8日は女性の社会参画を願う日として国連が定めた日です。国際女性デーに、イタリアで男性から女性に感謝の気持ちを込めてミモザを贈ったことから、ミモザの日とも呼ばれるようになりました。

以下では、ミモザの日の由来や国際女性デー、ミモザについて解説します。

ミモザの日の由来

国際女性デーにイタリアで男性から女性にミモザが贈られるようになったのは、2〜3月がイタリアでミモザが開花する季節であったためです。イタリアではミモザは寒く厳しい冬が終わり、春を告げる幸せの花として親しまれています。日本で母の日にカーネーションを母親に渡すように、3月8日は男性から女性へプレゼントとしてミモザを贈る日となりました。

ミモザを贈るのは恋人だけでなく、母親やお世話になっている女性にも贈られます。近年では女性同士でも、感謝の気持ちを込めて贈り合うこともあります。

国際女性デーに贈る花として、すみれの花も候補に挙がっていました。しかし、イタリアではすみれは高価で購入できる方が限られるため、誰もが感謝の気持ちと一緒に贈れる身近なミモザが選ばれたと言われています。

国際女性デーとは?

国際女性デーとは、女性の社会での素晴らしい活躍と、勇気ある行動を称える日です。女性の政治的、社会的、経済的分野への参加を盛り立てるために、1975年3月8日に国連によって「国際女性デー」と制定されました。

国際女性デーの起源は諸説ありますが、1904年3月8日にニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めて、デモを起こしたことがきっかけだと言われています。デモが起こった後、1910年の国際社会主義会議でも、3月8日は「女性の政治的自由と平等のために戦う日」と提唱され、20世紀初頭から国際女性デーの制定への動きは始まっていました。

(出典:国連の友アジアパシフィック「国際女性デーとは」/http://www.founap.org/150308-1.html

3月8日は世界中でさまざまな取り組みが行われ、日本でも多くの企業が社会で活躍する女性のイベントを開催しています。

ミモザはどんな植物?

ミモザはギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。ヨーロッパで人気の植物ですが、原産地はオーストラリアとなっています。日本ではギンヨウアカシアがよく流通しています。

ミモザにはさまざまな種類があり、ギンヨウアカシアはレモンイエローの花と淡いグリーンの小ぶりな葉が特徴的です。一方でフサアカシアと呼ばれる品種は、ギンヨウアカシアに比べると花も葉も大きく、ダイナミックなミモザになっています。フランスでは毎年「ミモザ祭り」が行われ、祭りではフサアカシアが使われます。
ミモザの花言葉は国や花の色によって、異なります。一般的に知られている花言葉は「感受性」「思いやり」「感謝」です。オレンジのミモザは「エレガント」、黄色のミモザは「秘密の恋」といった花言葉もあります。

子どもに伝えたい!花にまつわる記念日

ミモザの日以外にも、花にまつわる記念日は日本に多数存在します。

桜の日(3月27日)
桜の日の由来は3×9(さくら)=27で、ちょうど桜が開花し始める時期です。
日本さくらの会によって制定されました。
ガーベラの日(4月18日)
4月はガーベラの出荷の最盛期であり、「よい花」という語呂合わせから、
全国ガーベラ生産者交流会にて制定された記念日です。
バラの日(6月2日)
バラの開花時期が5〜6月であることと、62(ローズ)という語呂合わせから制定された
記念日です。バラをこよなく愛する人のための日とされています。
紫陽花の日(6月6日)
「紫陽花を6がつく日に自宅に吊るすと、魔避けになったり女性の病を防いだりする」
という言い伝えから、6が2つつく6月6日に制定されました。
かすみ草の日(7月7日)
七夕でもある7月7日は、かすみ草の日でもあります。かすみ草の白い花が天の川や星屑
に見えることから制定されました。
ひまわりの日(7月14日)
1977年7月14日に日本初の気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられたことから、
制定された記念日です。
コスモスの日(9月14日)
3月14日のホワイトデーから半年経った日に、恋人同士が愛情を確かめ合う日として
制定されました。コスモスの花言葉が「愛情」であることも理由の1つです。
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【保育士・保護者向け】子どもと一緒にミモザの日を楽しむアイデア

ミモザの日は国際女性デーとかかわりがある記念日です。ただ、子どもの年齢によっては国際女性デーを理解するのは難しいため、「男性が女性に感謝をする日」「大切な人にありがとうを言う日」としてかみ砕いて伝えるとよいでしょう。

以下では、子どもと一緒にミモザの日を楽しむアイデアをいくつか紹介します。

お世話になっている人に感謝をする

ミモザの日を「いつもお世話になっている人に感謝をする日」として、保育園のお友だちや給食の調理員さん、先生、家族などに改めて感謝を伝えましょう。

保育園であれば隣の席のお友だちに「いつもありがとう」と言ったり、給食の後に調理員の方に「美味しい給食を作ってくれてありがとう」と伝えたりします。
また、大人から子どもに対して「いつも元気でいてくれてありがとう」と伝えるのもおすすめです。子どもたちは「ありがとう」と言われると嬉しくなる気持ちを知り、思いやりや優しい気持ちが育まれるでしょう。

ミモザを観察する

ミモザが入手できる場合は、ミモザを見たり触ったり、匂ったりして観察しましょう。子どもが観察をしているときは「葉っぱはどんな形かな?」「花はどんな触り心地?」「どんな香りがする?」など声掛けをすることで、子どもの具体的な感想が引き出せます。

ミモザを時間をかけて観察することで、植物への興味や関心の向上につながります。観察した後はお部屋に飾ってミモザを楽しみ、毎日の水換えを子どもと一緒にすると、植物を慈しむ心も育まれるでしょう。重たい本に挟んで押し花を作り、花を大切に残す方法を学ぶのもおすすめです。

ミモザの絵を描く

本物のミモザを見ながら、ミモザの絵を自由に描きましょう。子どもによってミモザを見たときの印象はさまざまです。ミモザの花の色が黄色と感じる子もいれば、オレンジ色だと感じる子もいます。描くのが難しいと感じている子どもには、先に絵を描いて見本を見せると、絵の方向性が見えて取り組みやすいでしょう。

実物のものを見て絵を描くことで、創造力や観察力、自己表現の向上が期待できます。お絵描きを楽しむことは、ストレスの発散にもつながります。完成したら上手に描けたことをたくさん褒めましょう。

まとめ

ミモザの日とは国際女性デーの別名で、3月8日に制定されています。国際女性デーに、イタリアで男性から女性へ感謝の気持ちを込めてミモザを贈ったことから、ミモザの日とも呼ばれるようになりました。日本にはミモザの日以外にも、さまざまな花の日が存在します。

ミモザの日を子どもと楽しむ場合は、国際女性デーとしてではなく、大切な方に感謝をする日として楽しみましょう。保育園のお友だちや先生に感謝を伝えたり、ミモザを見たり絵を描いたりするのがおすすめです。

※当記事は2022年9月時点の情報をもとに作成しています

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