読書週間とは?期間と由来、読書をするメリットを紹介!

読書週間とは?期間と由来、読書をするメリットを紹介!

読書週間に子どもと一緒に読書をして過ごそうと考えている保護者や保育士の方の中には、読書週間の意味や由来を知らない方も多いのではないでしょうか。

当記事では、読書週間の意味や由来、子どもとの読書週間の過ごし方をご紹介します。子どもが読書をするメリットや具体的な過ごし方を分かりやすく解説するので、子どもとの読書時間を設けたい方は、ぜひ参考にしてください。

当記事を読み終わったときには、子どもに読書週間の意味や由来を分かりやすく伝え、一緒に楽しく過ごすための準備ができる状態になるでしょう。

1. 読書週間とは?読書週間の意味・由来を解説!

読書週間とは、毎年10月27日〜11月9日までの2週間という期間を指します。始まりは1945年の終戦の2年後である1947年で、現在に至るまで75年以上継続されている習慣です。

(出典:公益社団法人 読書推進運動協議会「読書週間素材集」/http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/dokusyo/dokusyosozai.htm#%E6%A6%82%E8%A6%81

保育園や小学校では、秋の恒例行事でもある読書週間の意味や由来を子どもに伝え、一緒に楽しい時間を過ごすこともあります。

(出典:秋田県立図書館「こどもの読書週間 行事報告」/https://www.apl.pref.akita.jp/lib-association/child-read

1. 読書週間の由来

読書週間は、1947年に日本で始まった習慣です。1945年の終戦から2年後の戦争の傷跡が各地に残っていた当時、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」という決意をもとに開催されました。

(引用:公益社団法人 読書推進運動協議会「読書週間」/http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/dokusyo/dokusyosozai.htm#%E6%A6%82%E8%A6%812022/07/14)

第1回はアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」にちなんで、11月16〜11月23日に開催されました。その後、読書文化が普及して日本全国で講演会や図書に関する展示会を実施し、大きな反響を呼びます。

そして、現在の文化の日をはさんだ10月27日〜11月9日に第2回の読書週間が開催されました。

2001年には、子どもの読書活動の推進に関する法律が施行され、国としても子どもの読書活動の推進に取り組んでいます。

(出典:文部科学省「子どもの読書活動の推進に関する法律(平成十三年十二月十二日法律第百五十四号)」/https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/080617/003.pdf

読書推進運動協議会は、毎年読書週間の周知を図る目的でポスターを作成しています。ポスターには「読書週間を通して、読書への関心や読書習慣のきっかけになってほしい」という願いが込められています。

2. 読書週間と「こども読書週間」「子ども読書の日」との違い

読書週間と似ている期間に「こども読書週間」と「子ども読書の日」があります。それぞれの違いは開催される期間です。「こども」の表記は、こども読書週間の期間中にあるこどもの日に合わせています。

「こども読書週間」と「子ども読書の日」の期間は、公益社団法人の読書推進運動協議会により下表のように期間が定められています。

項目期間
読書週間10月27日〜11月9日
こども読書週間4月23日~5月12日
子ども読書の日4月23日

「こども読書週間」と「子ども読書の日」を開催する目的は、子どもの読書活動についての関心や理解を深めることです。

第1回(1959年4月27日~5月10日)は日本書籍出版協会児童書部会が中心となって開催しましたが、第2回(1960年5月1日〜14日)は読書推進運動協議会が主催団体となって開催しています。

2001年12月公布・施行の「子ども読書活動推進法」により4月23日が「子ども読書の日」となったことをきっかけに、こども読書週間は3週間に延長されました。

(出典:公益社団法人 読書推進運動協議会「読書週間素材集」/http://www.dokusyo.or.jp/jigyo/dokusyo/dokusyosozai.htm#%E6%A6%82%E8%A6%81/)

(出典:国立国会図書館 国際子ども図書館「子ども読書の日(4月23日)、こどもの読書週間(4月23日~5月12日)」/https://www.kodomo.go.jp/info/child/2018/2018-032.html

2. 子どもと本を読もう!読書のよいところ

絵本を自分で読めるようになる時期は、子どもによってさまざまです。

読み聞かせの時期に正解はなく、赤ちゃんでも絵を見たり音を聞いたりして楽しむことができます。自分で絵本を読んだり読み聞かせしたりする中で、いろんなことを感じ、想像することが大切です。

ここでは、読書のよいところを4つ紹介します。

1. 想像力が養われる

絵本を読むことで想像力が高まると、以下のようなメリットをもたらします。

・豊かなイメージをもてるようになる
絵本の場合は絵を見ながらストーリーを聞くので、情景を想像したり次の展開を予測したりなどの能力が養われます。また、人の気持ちを汲み取ることで思いやりのある言動ができるようになったり、空想を楽しむことで固定概念に囚われず自由な発想ができるようになったりと、さまざまな能力が養われるでしょう。

・夢をもてるようになる
さまざまな本に触れ、本の登場人物に自分を重ねたり、感情移入したりして楽しむことができます。子どもの好奇心を育てることにもつながり、自分の好きなこと、すなわち夢をもつ土台作りになります。

(出典:人間環境学会『紀要』第30号「保育・教育現場における絵本の読み聞かせの意義」/https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/bdyview.do?bodyid=NI30003300&elmid=Body&fname=004.pdf

2. 親子の親密度が高まる

読み聞かせでは親子の感情を共有できるため、親密度が高まると言われています。また子どもは、親からの愛情を感じて自己肯定感が養われるとも言われています。子どもを膝に乗せるなどのスキンシップを取りながら、親が本を読むことで子どもは安心します。絵本を読み聞かせるという行為は子どもの発達や成長に大いに役立つでしょう。

子どものうちに自己肯定感を高めておくと、将来さまざまなメリットを感じられます。例えば、自己肯定感が高い傾向にある方は「自分」を持っており、他者と自分を比較することは基本的にありません。自分という軸をもっている方は他者に振り回されないので、幸福度は高いと言えます。

3. 文章を理解する力が身につく

本を繰り返し読むことでたくさんの言葉を知り、語彙力や読解力を身につけることもできます。

小学生を対象に、読書量と語彙力・文章を理解する力には関係性があるのかを目的とした研究もあります。結果は、「読書量と言語力は正の相関を持つ」として、関係性があるとの研究結果が報告されています。

(引用:J-STAGE「教育心理学研究」/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/63/3/63_254/_pdf/-char/ja2022/07/14)
文章を理解する力は、大人になっても仕事や人間関係などのさまざまなシーンにおいて役立つスキルです。本を読むことで単純に文章を理解できるだけでなく、どのような構成で成り立っているのかも理解できるようになるので、文章構成力も向上するでしょう。

4. 集中力が養われる

本の読み聞かせや読書を習慣化させると、次第に文字への抵抗がなくなり集中する時間が増えます。集中する時間が増えると、人の話をじっくり聞けるようにもなります。保育園や小学校などへ入る前に集中力を養っておくと、入園・入学した際には落ち着いて授業に取り組めるでしょう。

日本教育工学会が行った研究では、以下の結果が報告されています。

4~6歳の未就学児に1日15分,5週間のトレーニング効果を検証したところ,言語性と視空間性の WM,および継続的な注意(集中力)について向上が見られるなど(THORELL and BERGMAN 2009),WM の使用を促す長期的な介入がその向上をもたらす可能性がある
(引用:日本教育工学会論文誌「幼児期の集団および家庭における絵本の読み聞かせと認知能力」/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjet/43/4/43_43051/_pdf2022/09/28)

3. 【保育士・保護者向け】子どもと一緒に読書週間を楽しむアイデア

保育園では、日常的に絵本や紙芝居を使った読み聞かせを実施しています。そのため、読書週間では普段あまり行わない、以下のような活動がおすすめです。

図書館に訪問する
読書週間には多くの図書館でイベントを開催しています。この機会に近所にある図書館に
行ってみましょう。普段、家庭や保育園で読んでいる本とは毛色が異なる、さまざまな本が
置かれているので、子どもたちは新鮮な気持ちになるでしょう。
子どものお気に入りの本について話す
家庭であれば親子で、保育園では子ども同士でお気に入りの本について話し合うのもおすすめ
です。知らないジャンルの本を知ることで、新たなジャンルに興味が湧くかもしれません。
読み聞かせの専門家の読み聞かせを聞く
読書週間になると、読み聞かせの専門家が図書館にボランティアとして来館することがあります。
保育園にも来てくれるボランティア団体もあるので、保育士として働いている場合はボランティア
団体を招くのもよいでしょう。専門家は読み聞かせにおいて、子どもの興味を最大に引き出すよう
な工夫をしているので、自分が読み聞かせする際の参考になります。
絵本の部屋を作る
読書週間には、絵本の部屋を作るのもアイデアの1つです。家庭や保育園に絵本を置ける部屋がない
場合は、空いたスペースに絵本コーナーを作ると子どもは喜びます。読書週間に購入した本や図書館
で借りた本を並べることで、子どもは絵本に興味をもち、読みたがるようになるかもしれません。

まとめ

読書週間とは、毎年10月末~11月頭までの2週間を指し、保育園や小学校では恒例行事とされているケースもあります。

読書週間には、子どもと本を読んだり、お気に入りの本について話したりするのがおすすめです。公共図書館、学校図書館、書店でお気に入りの本を探してみてください。読書週間をきっかけに習慣化することで、将来に生きる力が身につくかもしれません。

「ほいくらし」では、読書週間のほかにも、子どもと楽しく過ごすアイデアなどを提供しています。保育に生かせる知識や保育の最新ニュースも配信しているので、気になる方はぜひチェックしてください。

※当記事は2022年9月時点の情報をもとに作成しています

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