退職する保育士が使えるメッセージ例文集!上司・同僚・保護者・子どもたちへの伝え方

退職する保育士が使えるメッセージ例文集!上司・同僚・保護者・子どもたちへの伝え方

長らくお世話になった保育園の退職を決めた時、周囲にどう伝えたらいいのか悩みますよね。1人で多くの仕事や信頼を抱える保育士は、退職の仕方がとても重要。

この記事では今後もお付き合いが続けられる上手な退職方法と感謝が伝わる退職メッセージの例文をご紹介します。

上手に退職を伝える方法

今の職場から離れても担当した子どもたちの運動会や卒園式に遊びにこれるような、円満な辞め方が理想ですよね。

しかし、多くの仕事を抱える保育士の退職は園にとっては大きなことです。段階を踏まずに急に辞めてしまうと残った先生方に迷惑がかかり、とても顔を出せない雰囲気になることも。

退職を決意したら、後でトラブルにならないように5つのポイントを押さえて慎重に動きましょう。

  1. 退職時期はできるだけ年度末に合わせる
  2. 3ヶ月〜半年前には退職を伝える
  3. 退職を伝える順番は直属の上司→園長
  4. 退職理由は前向きな言い回しで伝える
  5. 辞める意思と一緒に感謝を伝える

気持ちよく送り出してもらうには迷惑をかけないことが第一。退職時期はできるだけ担任の切替えや行事を考慮した年度末が基本です。体調不良などで難しい場合でも人員補充期間を考えて3ヶ月前までには伝えましょう。

退職相談は「直属の上司」から伝えるのもポイントです。先に園長に伝えてしまうと、これまで指導をしてくださっていた上司との間に「なぜ先に相談しないの?信頼されてなかったの?」とわだかまりが残り、後に顔を出しにくくなってしまいます。

また、保育士の退職理由は人間関係や職場待遇などネガティブな場合も多いと思いますが、前向きな言い方で伝えるとスムーズです。ネガティブな理由をそのまま言うと、改善するからと引き止められたり、園を責めたように受け取られて関係が悪くなる恐れがあります。

これまでの感謝の言葉と共に「新たな仕事に挑戦したい」「違う業種でスキルアップしたい」など、職場の人が笑顔で送り出せる伝え方をしましょう。

感謝が伝わる!退職メッセージを書くときのポイント

退職日が近くなったら、同僚や子どもたちに退職の挨拶を兼ねたメッセージを書きましょう。退職メッセージで大事なのは「これまでの感謝を伝える」こと。下記のポイントを踏まえて書くと気持ちが伝わる文章に仕上がります。

退職メッセージは関係性で使い分ける

退職メッセージを送る相手は園長や上司、同僚、子どもたちに保護者と様々。上下関係や親しさに添ったマナーを間違えてしまうと感謝は伝わりません。

上司や保護者には礼儀正しい言葉で感謝を、親しい同僚には少しカジュアルに、子どもたちには理解できる言葉で特別さが伝わるメッセージにしましょう。

具体的な感謝のエピソードを交える

実際のエピソードを交えて感謝を伝えるとメッセージに深みが出ます。相手はあなたと一緒に過ごした日々を思い出して心を動かしてくれるでしょう。

例えば、園長や上司には印象的だった指導、同僚には共通の思い出や助けてもらったこと、保護者には行事協力のお礼、子どもたちには一緒に頑張ったことや癒された出来事など。

何を書こう?と悩んだら、相手に「ありがとう」と言えるエピソードを思い出しましょう。

保育士の退職メッセージの例文

では、相手との関係性と具体的なエピソードを踏まえた保育士の退職メッセージの例文をみていきましょう。書くのが難しい親しくない同僚や保護者に向けた例文もあるので、ぜひ参考にしてください。

上司や先輩

上司や先輩には丁寧な言葉遣いで、これまでの感謝や辞めることへのお詫びをメインにしましょう。退職後も訪れたいのであれば連絡を取り合いたい旨も加えるといいでしょう。

仲が良い同僚

仲が良い保育士仲間へのメッセージは、共通する思い出を交えつつ感謝を伝えるのがおすすめです。親しみを込めて少しくだけた書き方をしてもOKです。

親しくない同僚

あまり親しくない同僚へのメッセージは、いかにもな社交辞令にならないように注意しましょう。下記のような項目を思い出して書き加えると温かみがプラスできます。

  • 初対面のときの印象
  • 助けてもらったこと(間接的でもOK)
  • 挨拶や仕事ぶりの様子 など

保護者

保護者に向けた退職メッセージは協力への感謝に加えて、子どもたちへの愛情を意識して書きます。簡潔に退職理由も加えましょう。

子どもたち

子どもたちへの退職メッセージは「もう会えない」といったネガティブな印象にならないように気をつけつつ、大好きの気持ちと感謝を込めて書きましょう。

退職メッセージは誠実に前向きに伝える

保育士の退職理由は人間関係や待遇の悪さなどネガティブな理由も珍しくありません。気持ち良く書けない場合もあるでしょう。

しかし、信頼してくれた保護者や子どもたちや職場に残る同僚の気持ちを忘れてはいけません。相手を悲しませないように退職メッセージを書くときは、誠実さと前向きさを心がけることが大切です。

  • 丁寧な字で書く
  • 嘘はつかない
  • ネガティブな内容は避ける
  • 退職メッセージを渡す順番も考える

特に、なかなか来れないのに子どもたちに「すぐに会いにくる」と書く、離職理由として園や個人を責めるなどのメッセージは後でトラブルになる恐れがあるので注意しましょう。

また、退職メッセージは礼状のひとつですから、いち社会人として文字は丁寧に書き、目上の人から(園長→主任→同僚→保護者→子どもたち)順番に渡すようにしましょう。

まとめ

今回は、保育士が上手に退職する方法と離職時に渡す退職メッセージの例文をご紹介しました。保育士の退職はなるべく早めに伝え、迷惑がかかりにくい年度末に合わせるのがおすすめです。

退職メッセージは感謝を伝えるのが基本。相手との関係性に配慮しながら具体的なエピソードを交えつつ、誠実さと前向さを意識して書くと好印象です。職場を離れても子どもたちに会いに行けるように円満退社を目指しましょう!

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