運動保育士とは?仕事内容・勤務先や資格の取得方法を解説

運動保育士とは?仕事内容・勤務先や資格の取得方法を解説

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近年では、生活様式などの変化により、子どもたちの体力低下や生活習慣の乱れが問題視されています。
運動保育士は、子どもたちの運動習慣に関する問題を解決するために、重要な存在です。

一方で、「運動保育士」という言葉は聞いたことがある場合でも、運動保育士の仕事内容を理解している人は少ないのではないでしょうか。

この記事では、運動保育士の概要・重要視されている理由・給料相場・資格取得の方法について紹介します。
運動保育士の資格取得を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

運動保育士とは?

運動保育士とは、NPO法人運動保育士会が運営する「運動保育士会認定資格」の格保有者を指します。
運動保育士の役割は、運動と保育の専門家として、子どもの発達に合わせた運動遊びを提供することです。

NPO法人運動保育士会では、運動保育士の役割を以下のように示しています。

発育発達に合った適切な運動指導をすることで、
幼児の好奇心、やる気、達成感、自信を育むことが目的です。
(引用:NPO法人運動保育士会/https://www.npo-hoiku.com/

そのため運動保育士は、運動遊びを通して子どもの身体能力を向上させるだけでなく、豊かな社会性を育み、自発性を促進させる役割も期待されています。

なお、運動保育士は「保育士」という名称が入っていますが、取得に際し保育士資格の有無は問いません。

ここでは、運動保育士の仕事内容や主な勤務先、給料相場について解説します。

1. 仕事内容

運動保育士は、子どもの発達段階に適した遊び・運動を提供することが求められます。
安全で楽しい運動遊びを行うだけでなく、遊具・器具を活用した遊びを教えることも必要です。

以下は、運動保育士が子どもに教える運動遊びの例です。

  • 跳び箱
  • 縄跳び
  • 鉄棒
  • マット運動



例えば、鉄棒であれば「卒園するまでに逆上がりを習得する」などの目標を立てた上で、年齢に合わせて、逆上がりに必要な動作を段階的に教えます。
また、ただ教えるのではなく、子どもたちに小さな成功体験を積ませて、楽しみながら実践できるように、工夫した指導が求められます。

2. 勤務先

運動保育士の主な勤務先は、保育施設です。

子どもたちが外で遊ぶ機会が減っていることや、運動が脳に良い影響を与えることが明らかになっていることから、保育施設における運動指導のニーズが高まっています。

また、保育園や幼稚園の先生として働いている人が、運動教育に関する知識の獲得・スキルアップを目的として、運動保育士の資格を取得する場合も多くあります。

3. 給料相場

一般的に、運動保育士の給料相場は月収で20万円前後、賞与を含めた年収は300万~400万円と言われています。

ただし、「運動保育士」を限定して募集する求人は少なく、保育士・放課後支援員などとして働くことが一般的です。

厚生労働省のデータによれば、保育士の平均給料は約363万円であるため、運動保育士の平均給料は、363万円に近しい額と考えると良いでしょう。
(出典:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2019/index.html

なお、上記で挙げた運動保育士や保育士の給料・賞与は、事業所や勤務地域によって異なるため、あくまで参考として捉えてください。

運動保育士が重要視される理由

運動保育士は、子どもの育成に効果的な運動遊びを提供するため、近年注目が集まっている資格の一つです。
以下は、運動保育士が注目されている主な理由です。

  • 子どもの体力低下を防げる
  • 子どもの創造性・協調性・コミュニケーション能力の向上に繋がる
  • 子どもの集中力を高められる


特に、運動保育士は「子どもの脳を育てる運動遊び」を重要視しています。

また、運動は、脳を刺激する役割が明らかになっており、子どもの内面的な成長や発達に良い効果があるとされています。
下記は、運動を通して得られるメリットの一例です。

  • 体の動かし方・ボールなどの道具の使い方を学ぶことで「創造性」が得られる
  • スペースの広さ・周囲の環境に応じて体を動かすことで「空間認知力」が得られる
  • 周囲の子どもと一緒に運動することで「協調性」が得られる
  • きちんと並んで順番を待つ・先生の話を静かに聞くことで「社会性」が身に付く


運動保育士は、子どもたちの身体的・精神的な成長に大きく貢献するとして、今後も活躍が期待されています。

運動保育士に必要な資格・取得方法

運動保育士になるためには、「運動保育士会認定資格」を取得する必要があります。
運動保育士会認定資格は、以下のように全2コースあり、いずれかの級を取得することで、運動保育士と名乗ることができます。

コース名称 資格名称


運動遊び実践コース
初級 運動遊び実践アシスタント
中級 運動遊び実践サブリーダー
上級 運動遊び実践リーダー


子育て脳機能コース
初級 子育て脳機能アドバイザー
中級 子育て脳機能ディレクター
上級 子育て脳機能プロデューサー

(出典:運動保育士会こどもプラス「資格取得」/https://www.kodomo-plus.jp/%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BE%97/

運動保育士会認定資格は、「運動遊び実践コース」と「子育て脳機能コース」の2つに分かれており、それぞれ初級から取得が可能です。
また、「認定試験」などはなく、各コースの講習を受けることで資格を取得できます。

ここからは、「運動遊び実践コース」と「子育て脳機能コース」について解説するため、ぜひ参考にしてください。

1. 運動遊び実践コース

運動遊び実践コースは、「子どもたちの発達段階に応じた運動遊びが実践できる指導者」を育成するコースです。

以下は、運動遊び実践コースにおける各級の概要です。

初級 中級 上級
取得に要する日数 1日 2日 2日
32,400円 54,000円 108,000円
・3~5歳児を対象とした運動遊びの方法 ・0~2歳児を対象とした運動遊びの方法 ・発達に遅れがある子ども・発達障がいの子どもを対象とした運動遊びの方法

(出典:運動保育士会こどもプラス「資格取得」/https://www.kodomo-plus.jp/%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BE%97/

運動遊び実践コースでは、運動技術を向上させるための指導法はもちろん、「子どもたちが体を動かす喜びを感じられるような指導法」も重要視されています。
そのため、子どもたちが運動そのものを好きになれるよう、各年齢に合わせた多様なプログラムが組まれていることが特徴です。

また、保育施設では集団指導を行うことが多いため、けがの予防や対処法などについても学習できます。

2. 子育て脳機能コース

子育て脳機能コースは、「子どもの脳の発達について、科学的な視点から知識を習得する」ことを目的としたコースです。

以下は、子育て脳機能コースにおける各級の概要です。

リトミック指導者として活躍したいが時間に余裕がないという人は、月例研修会に参加する方法がおすすめです。月例研修会とは全国で開催されているリトミックの資格講座で、毎月1回・3時間のコースを休日に受けられます。

月例研修会では、下記の資格を取得することが可能です。

初級中級上級
取得に要する日数半日2日2日
費用17,000円28,500円28,500円
講習内容の例・脳の基本的な役割や特徴

・遊ぶことの大切さや現代における子どもの遊びの特徴

・子育てに必要なポイント
・叱り方ややる気を引き起こす方法

・運動により記憶力を高める方法

・0~2歳児への運動遊びの指導方法
・脳に関して専門的なアドバイスができる実践的な知識

・保護者への家庭支援

・脳機能の知識を活かした保育計画や指導案の作成

(出典:運動保育士会こどもプラス「資格取得」/https://www.kodomo-plus.jp/%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BE%97/

子どもの脳に関する専門知識を取得することで、保育現場はもちろん、保護者への支援・子育てにも活かせる点が特徴です。

まとめ

運動保育士は、運動・保育の専門家として、子どもの発達に合わせた運動遊びを提供する役割を持ちます。
NPO法人運動保育士会が提供する「運動保育士会認定資格」を取得することで、運動保育士になることが可能です。

実際に子どもたちと遊ぶ機会が多い保育士にとって、運動保育士会認定資格の取得は、自身の成長やキャリアアップにも繋がるでしょう。

また、保育士としてキャリアアップを考えている場合は、転職も一つの手段です。
マイナビ保育士では、保育業界に精通したアドバイザーが、求職者様の希望する条件・キャリアに合わせた求人紹介を行うため、ぜひご相談ください。

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