イングリッシュエキスパート保育士とは?平均給料と必要な資格も解説

イングリッシュエキスパート保育士とは?平均給料と必要な資格も解説

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イングリッシュエキスパート保育士は、英語のスキルを活かして、乳幼児の英語教育を行う仕事です。
小学校での英語教育が義務化され、保育園や幼稚園でも英語教育を重視する施設が増えたことで、イングリッシュエキスパート保育士の需要は年々高まっています。

当記事では、イングリッシュエキスパート保育士の基礎知識について、資格概要・就職先・平均給料などを挙げながら詳しく解説しています。
イングリッシュエキスパート保育士のおすすめ転職サイトについても紹介しているため、イングリッシュエキスパート保育士の資格取得に迷っている人はぜひ参考にしてください。

イングリッシュエキスパート保育士とは?

イングリッシュエキスパート保育士とは、幼稚園や保育園などの保育施設で子どもたちに英語を教えることのできる能力を持つ人に与えられる英語資格のことです。

近年、日本もグローバル化が進み、小学校での英語教育が必修化されました。
幼児英語教室の需要が高まり、早期英語教育に力を入れる保育施設も年々増加しています。
そこで、乳幼児に英語を教えられるイングリッシュエキスパート保育士の重要性が注目されつつあります。

イングリッシュエキスパート保育士の役割は、英語教室の先生のように文法を教えたり英単語を暗記させたりするのではなく、子どもたちを英語に親しませることが目的です。

歌やダンスを取り入れ、日常生活や遊びの中で自然と英語を身近に感じさせるような方法で英語カリキュラムを行います。

イングリッシュエキスパート保育士の資格概要

イングリッシュエキスパート保育士として働くためには、一般社団法人保育英語検定協会が実施している保育英語検定に合格する必要があります。

検定試験に合格すると、「イングリッシュエキスパート保育士証」が発行されます。

2019年から「幼保英語検定(幼児教育・保育英語検定)」に名称が変わり、資格名も「幼保英語士(幼保英検)」となりました。
旧資格のイングリッシュエキスパート保育士も、現行の幼保英語士も、どちらも英語能力と幼児教育能力を評価される資格として、就職や転職に役立ちます。

検定内容や英語力の目安は、下記のとおりです。

幼児教育・保育英語検定で求められる英語力の目安
級数 レベル 概要
4級 【初級】
中学初級~中級
・初歩的な英単語やフレーズを理解して簡単なコミュニケーションができる
3級 【基礎】
中学卒業
・基礎的な文法を理解し、定型フレーズを用いた簡単な会話やコミュニケーションができる
2級 【補助】
高校中級~卒業
・基本的な文法知識を有し、園児や保護者とのコミュニケーションや簡単な文章作成ができる
・保育現場での幼児英語教育で補助的な役割ができる
準1級 【実務】
大学中級
・幼保英語を利用した円滑なコミュニケーションができる
・教育現場で必要な文章作成ができる
・補助レベルの幼保教育資格者への指示ができる
・非英語圏での幼児教育現場で活躍できる
1級 【専門】
大学上級
・専門レベルの幼保英語を使用した円滑な幼児教育活動ができる
・高度なコミュニケーション能力と文章作成能力があり、海外の幼児教育現場でも活躍できる
受験要項
受験資格 なし
願書受付 春季検定:2月中旬~6月下旬
秋季検定:7月下旬~10月下旬
初春検定:11月中旬~1月下旬
試験日程 春季検定:7月中旬
秋季検定:11月中旬
初春検定:2月中旬
試験内容 4級:筆記試験50分
3級:筆記試験50分・リスニング試験20分
2級:筆記試験50分・リスニング試験25分
準1級:筆記試験50分・リスニング試験30分・二次面接10分
1級:筆記試験50分・リスニング試験30分・二次面接20分

イングリッシュエキスパート保育士の主な就職先

乳幼児の英語教育のニーズが高まるにつれ、イングリッシュエキスパート保育士の活躍の場も広がっています。
また近年では、外国人の子どもが通う保育施設も増えており、英語スキルを持ったイングリッシュエキスパート保育士はさまざまな現場で重宝されるようになりました。

ここでは、イングリッシュエキスパート保育士の資格を活かせる主な就職先を紹介します。

〇英語教育を行う保育施設
その名のとおり、学習内容に英語教育がある保育施設を指します。
近年では、小学校からの英語教育義務化に伴い、保育園や幼稚園で英語学習を始めるケースが増えています。
自治体によっては乳幼児期からの英語教育を推進しているところもあり、イングリッシュエキスパート保育士の資格はキャリアアップや就職に有利です。
今後も英語が必要となる保育施設は全国的に増加していくことが予想され、イングリッシュエキスパート保育士の需要はますます高まるでしょう。

〇プリスクール
プリスクールは、日本語を母国語とする幼児を対象にした民間施設です。
英語教育を中心としたカリキュラムを組んでいることが特徴で、講師と園児とのコミュニケーションが英語のみという施設もあります。
プリスクールでは高い英語力が求められるため、上級レベルの幼保英語検定が必要です。

〇インターナショナルスクール
インターナショナルスクールは、外国人教師を中心とし、ほぼすべての授業を英語で行う施設です。
乳幼児の通うインターナショナルスクールはナーサリースクールとも呼ばれています。
インターナショナルスクールは、プリスクールと違って、英語を母国語としている幼児を受け入れる施設です。そのため、必須語彙力も多く、ネイティブ並みの非常に高い英語指導力が求められます。

イングリッシュエキスパート保育士の平均給料

正社員として働くイングリッシュエキスパート保育士の平均給料は、下記のとおりとなっています。

月収年収
約18万~30万円約300万~420万円

イングリッシュエキスパート保育士は、一般的な保育士と比べて英語に関する資格とスキルを持っていることが強みです。
近年、早期からの英語教育が重視され、保護者の間でも乳幼児の頃から英語中心の学習に人が増えています。
そのため、イングリッシュエキスパート保育士の給料は、一般的な保育士よりやや高めの傾向にあります。

マイナビ保育士に掲載している「プリスクール・幼児教室」の保育士求人情報においては、一般的な保育園に勤務する保育士の場合、常勤は約30万円(賞与込)が平均です。
英語教育に携わることができる保育士は、一般的な保育士と比べて資格手当などが付くため、給与も優遇されるケースが多くなります。

ただし、イングリッシュエキスパート保育士の就職には、幼児教育のスキルだけでなく、英語力も問われるため、待遇は年齢や経験・スキルにより決定するところがほとんどです。
幼保英語検定の級数が高ければ、年齢が若くても高給が期待できる職場もあります。

保育施設で活躍するためには、イングリッシュエキスパート保育士の資格だけでなく、海外留学経験やTOEICなど、英語に関する経歴は積極的にアピールすることがおすすめです。

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乳幼児の幼児教育が注目されている今、イングリッシュエキスパート保育士の需要は今後もますます高まることが予想されます。
一般の保育士とは違った資格やスキルが必要なだけに、求人探しも専門性の高いサイトを利用することがおすすめです。

マイナビ保育士では、イングリッシュエキスパート保育士が活躍できる「プリスクール・幼児教室」の保育士求人が豊富にあります。
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まとめ

イングリッシュエキスパート保育士は、乳幼児の英語教育に欠かせない存在です。
子ども達の英語教育の低年齢化が進む中で、イングリッシュエキスパート保育士の需要は今後もますます高まっていくことが予想されます。

イングリッシュエキスパート保育士として働くなら、非公開求人が豊富でキャリアアドバイザーの充実したサポートを受けられるマイナビ保育士の利用がおすすめです。

これからイングリッシュエキスパート保育士を目指している人は、ぜひ当記事で紹介した内容を参考にしてください。

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