春分の日の意味とは?お彼岸との違いやぼた餅を食べる由来も解説

春分の日の意味とは?お彼岸との違いやぼた餅を食べる由来も解説

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春はさまざまなイベントが開催され、新しい人や体験と出会う機会も多い季節です。暦のうえでは2月の節分を境目に気候は春へと向かいますが、寒い日も多く過ごしやすいとは言えません。

しかし、春分の日を迎える時期となれば、暖かい気候に人間もさまざまな生き物も心地よく過ごせるようになります。では、そもそも春分の日とは何を祝うための日か、ご存知でしょうか。

当記事では、春分の日が制定された意味や由来とともに、春分の日にまつわる風習を解説します。また、子どもと春分の日を楽しむアイデア・過ごし方も紹介するため、ぜひご覧ください。

春分の日とは?春分の日の意味・由来を解説!

春分の日とは、二十四節気の4番目(第4節気)にあたる季節です。日本は春・夏・秋・冬をこまかく区切った二十四節気と、さらに細分化した七十二候があり、より自然の移ろいを感じることができます。

春分の日は国民の祝日として制定されており、春分の日は元旦や成人の日などのように、特定の日付や曜日が定められているわけではありません。春分の日は、国立天文台が観測と計算に基づいて発行した「暦要項」に基づいて閣議決定されています。そのため、必ずしも毎年同じ日付にはなりません。

2021年の春分の日も同じ手順によって、3月20日と定められました。年度によっては19日や21日にずれることもあります。

また、春分の日は昼と夜の長さがほぼ同じです。秋分の日以降は日照時間が次第に短くなることに対して、春分の日以降は日照時間が長くなるため、日没までの時間が遅くなります。

1. 春分の日の由来

春分の日が国民の祝日として制定された時期は、戦後の1948年です。春分の日は宮中行事のひとつである「春季皇霊祭」を元に作られており、当時の春季皇霊祭が春分の日の由来となっています。春季皇霊祭は1947年に廃止され、1948年に春分の日として祝日に定められて以来、「春分の日」の名前で親しまれる日となりました。

元となった「春季皇霊祭」は、歴代天皇をはじめ皇族すべての皇祖を祀る大祭として、現在も皇居内の皇霊殿や全国各地の神社で儀式が斎行されます。

内閣府によると、春分の日は「自然をたたえ、生き物をいつくしむ日」です。
(出典:内閣府「国民の祝日について」

春分の日は生き物にとっても過ごしやすい時期であるため、さまざまな草花や虫、動物の姿を観察することができます。

2. 秋分の日・お彼岸との違い

秋分の日と春分の日には共通点があります。秋分の日は秋のお彼岸の中日でもあり、お墓参りシーズンとしても知られています。春分の日も春のお彼岸の中日に位置するため、秋分の日と同様にお墓参りをする方は少なくありません。

一方で、秋分の日と春分の日には下記の違いがあります。

・祝日としての趣旨が異なる
・以降の日照時間が真逆となる

前述のとおり、春分の日は春の訪れにともない、活発化する自然や生き物との触れ合いを重視しています。一方で、秋分の日は先祖の霊を敬い供養することを趣旨としているため、祝日としての性質は同じとは言えません。

また、祝日以降の日照時間も大きく異なり、秋分の日が過ぎると日没時間が早まることに対して、春分の日以降は日照時間が長くなります。地球の天の赤道と黄道が交わる春分点もしくは秋分点を太陽が横切るとき、春分の日は南から北へ、秋分の日は北から南へと真逆の方向に進むためです。

子どもに伝えたい!春分の日にまつわる風習・慣習

日本を象徴する花として桜が挙げられるように、春は日本人にとって親しみ深い季節です。4月入学の学校・4月入社の企業が多いことから、新生活など新しい環境や目標に挑戦する時期でもあります。

ここでは、春分の日にまつわる風習・慣習について詳しく解説します。

1. 先祖を供養する

春分の日に前後3日間を加えた合計7日間はお彼岸の時期にあたり、春彼岸と呼びます。新しい命の芽吹きを祝いつつ、先祖に日ごろの感謝を伝えることも忘れないようにしましょう。

お墓参りをするときは、供花やお供え物に加えて下記のアイテムも必要です。

・お墓参りの道具(線香やロウソク、マッチなど)
・掃除道具(ゴミ袋やほうき、ちりとりなど)
・手桶、ひしゃく
・数珠(宗教による)

屋外に建てられているお墓は、こまめに通っていても汚れやすいものです。お墓参りの際は掃除道具を持参して、墓石や周辺をきれいに掃除しましょう。

なお、お彼岸の時期はお墓参りをする人が多くなるため、手桶やひしゃくを持参すると安心です。宗教によっては、お参りのための数珠なども用意しておくとよいでしょう。

2. ぼた餅を供えて食べる

春分の日を含む春彼岸は、お墓や仏壇にぼた餅を供えたり食べたりします。お彼岸にぼた餅やおはぎを食べる理由は、魔除けの効果があると信じられているためです。

ぼた餅は「牡丹餅」とも書き、名前のとおり牡丹の花が由来です。ぼた餅はもち米とうるち米を混ぜ合わせたものをあんこで包んだ食べ物で、基本的にこしあんを使用します。

似たお菓子に、秋彼岸で食べる「おはぎ」が挙げられます。おはぎの名前は萩が由来しており、つぶあんを使用することが一般的です。理由は秋に収穫した新鮮な小豆を使用できるためで、保存していた小豆を使用する春のぼた餅は、必然的にこしあんとなります。

ただし、上記はあくまで一説によるもののため、地域や家庭によっては春につぶあんのぼた餅を食べることもあります。

【保育士・保護者向け】子どもと一緒に春分の日を楽しむアイデア

春分の日を子どもに説明するときは、分かりやすい言葉を選び、シンプルに伝えることがポイントです。たとえば、下記のように説明するとよいでしょう。

・街や山で春を見つけて遊ぶ日
・春が来たことをお祝いする日
・お墓参りに行き、先祖に挨拶する日

子どもたちが春分の日をきっかけに、新しい遊びや季節の移ろいへ興味を持ってくれるよう、春にしかできない遊びを取り入れることがおすすめです。

最後に、子どもと春分の日を楽しむためのアイデアを3つ紹介します。

1. 春をテーマにしたお絵かき・工作に取り組む

春は多くの草花で景色が彩られます。春をテーマにしたお絵描きや工作を企画して、子どもたちそれぞれの春を表現してもらいましょう。

たとえば、下記のような工作の企画がおすすめです。

・蝶々の工作
・花の工作

蝶々の工作は折り紙で形を作る他にも、折り紙で作った蝶々にストローをさし、折り紙の部分をパタパタと羽ばたかせて遊ぶこともできます。

また、花の工作も折り紙を切り抜いたり、折り込んだりとさまざまな方法で楽しめます。みんなで桜の花を作って、大きな木を完成させる遊びもおすすめです。

トイレットペーパーの芯やティッシュなど、身近なものを再利用して楽しめることが、工作のメリットと言えます。

2. 春の草花探しに出かける

春分の日に、街や山へ出かけて春の草花探しを開催する遊びもおすすめです。春の花や虫と触れ合うことで、子どもの豊かな心を育てることができます。山に行かずとも、近隣の植物園や公園で春の草花を探すことは可能です。幼稚園や保育園で親子遠足を企画してもよいでしょう。

春の代表的な草花としては、下記が挙げられます。

・桜の花
・牡丹の花
・桃の花
・木蓮

桜や牡丹は着物や小物のモチーフとしても使用されている人気の花です。自宅や保育園後かくに果樹園がある場合は、果樹園で実際に桃の花を見学しながら将来大きな果実が実ることを説明することもおすすめです。

3. 子どもと一緒にぼた餅を作る

ぼた餅をお供えしたり食べたりすることはもちろん、子ども自身に手作りを体験させるイベントもおすすめです。普段から母親とお菓子作りをする子どもはいますが、和菓子を自分で作る機会は少ないでしょう。

ぼた餅の由来やお彼岸の習慣を説明しながら一緒に作ることで、子どもとの交流を図ることができます。ぼた餅と彼岸そばをセットで作る企画もおすすめです。

保育士の場合、保育士と子どもたちでぼた餅作りを体験することによって、子どもに信頼感や協調性を学ぶ機会を与えることができます。

まとめ

春分の日は、春の訪れとともに活動をはじめる自然や生き物を敬うための祝日です。子どもと春分の日をお祝いするのであれば、春を楽しめるイベントや遊びを企画しましょう。

実際に街や山で春を見つけたり、春の草花や生き物を工作で作ったりと、春を体験することで情操教育も期待できます。

春分の日以外の祝日・イベントに最適な遊びについて知りたい方は、ぜひ「ほいくらし」をチェックしてください。祝日などに関する情報の他、保育士特有の問題やお役立ち情報も掲載しているため、幅広い目的で活用できます。

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