保育士・保護者向け|冬至の意味とは?かぼちゃ・柚子湯の由来も!

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12月には事始めやクリスマス、大掃除・大晦日など多くの季節行事があり、冬至も12月を代表する行事の一つです。冬至という言葉を聞いたことがあっても、「そもそも冬至とは何か」「冬至の風習や慣習には何があるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では保育士・保護者の方向けに、冬至の意味からかぼちゃ・柚子湯の由来、子どもと一緒に冬至を楽しむアイデアまでを紹介します。冬至の由来や風習を、子どもに分かりやすく伝えたい方は、ぜひ参考にしてください。

冬至とは?冬至の意味・由来を解説!

冬至とは、北半球において日の出から日の入りまでの時間が最も短い日のことです。冬至の反対は夏至で、夏至の日は北半球において日の出から日の入りまでの時間が最も長くなります。

冬至の日付は天文学的に決められているため、日付は固定されていません。ただし例年12月21日~22日頃が冬至となることが多く、2021年の冬至は12月22日です。

1. 冬至の由来

冬至の由来には、日本や中国で伝統的に使用されていた「二十四節季」と「太陰太陽暦」が関係しています。

二十四節季春夏秋冬1年間における太陽の動きを24分割して表現したもの例:立春・夏至・秋分…など
太陰太陽暦月の満ち欠けと太陽の動きを組み合わせた暦法

冬至は二十四節季の一つであり、太陰太陽暦では「暦を計算する上で1年の起点となる日」として位置づけられています。太陰太陽暦において冬至が1年の起点として扱われている理由は、「一陽来復」と呼ばれる考え方があるためです。

一陽来復・「陰が極まったあとに陽が返ってくる」という考え方
・「冬が去り春が来る」「悪いことが収まり良いことが来る」などの意味もある

冬至が近づくと太陽が出ている時間は短くなり、冬至を越えると太陽が出ている時間は長くなり始めます。そのため昔は、「太陽の持つ力は冬至が近づくにつれて衰え、冬至に太陽が死に、再び復活する」と考えられていました。似た思想は世界各地に存在し、キリストの誕生日とされるクリスマスも、古代ローマで行われていた「冬至の祭り」が起源であったとされています。

また、冬至を境として人々の運気も上昇する考え方により、冬至には縁起をかつぐための風習・慣習が各地で行われています。

子どもに伝えたい!冬至にまつわる風習・慣習

冬至は日本人にとってもなじみ深い文化の一つであり、冬至の日にはかぼちゃを食べたり、柚子湯に入ったりする人も多いでしょう。

冬至にまつわる風習・慣習を子どもに教える時は、由来や意味も一緒に教えてあげることが大切です。ここでは、冬至にまつわる風習・慣習である「冬至の七種」「柚子湯」の2つについて、由来や意味を紹介します。

1. 冬至の七種を食べる

冬至の七種(ななくさ)を食べることは、運を呼び込むための縁起かつぎとして行われています。冬至の七種とは、名称に「ん」が2回付く7種類の食べ物です。

・なんきん(かぼちゃ)
・れんこん
・にんじん
・きんかん
・かんてん
・ぎんなん
・うんどん(うどん)

名前に「ん」が付く食べ物を食べる理由は、「ん」が「運」に通じるためです。さらに、冬至の七種はいずれも「ん」が2つあることから、「運が重なる」意味を持ちます。

また冬至の七種は、栄養豊富な野菜や果物、消化に良いかんてん・うどんで構成されており、栄養を付けられる食べ物でもあります。冬至を迎える頃には寒さが厳しくなって風邪にもかかりやすくなるため、冬至の七種を使った料理を食べて元気に過ごしましょう。

2. 柚子湯に入る

「冬至の日に柚子湯に入ると、1年を無病息災に過ごせる」と言われています。冬至と柚子湯の関係は意外と新しく、銭湯が登場した江戸時代に始まったとされる慣習です。柚子湯に入る由来は明確ではないものの、代表的な説を2つ紹介します。

●冬至と湯治、柚子と融通の語呂合わせ
冬至の読みは「とうじ」であり、湯に入って身体を労わる「湯治(とうじ)」に通じます。また、柚子の読みは「ゆず」であり、物事がうまく運ぶ「融通(ゆうずう)」と近い読みです。そのため、冬至には柚子湯に入ることで「身体が健康で物事がうまく運ぶ」とシャレをかけた、とされています。

●邪気をはらうための禊(みそぎ)
冬至は太陽の力が戻ってくる日であると同時に、陰が極まる節目の日です。そのため「邪気をはらうための禊として、柚子湯に入った」とされる説も存在します。現代においても、神事や祭祀の前には禊を行う風習があります。また冬が旬である柚子は香りが強く、邪気をはらうとされる俗信もあるため、一陽来復によって運気上昇する前の厄除けにぴったりな縁起物と言えるでしょう。

さらに柚子湯は縁起かつぎの意味だけでなく、寒い日に身体を温める効果があります。柚子湯に入ると血行促進やリラックス効果も期待できるため、冬至にはぜひ柚子湯を作ってみてください。柚子を5~6個程度買ってきて、そのままお風呂に浮かべるだけでも、柚子の爽やかな香りを楽しめます。

【保育士・保護者向け】子どもと一緒に冬至を楽しむアイデア

子どもに冬至のことを聞かれた際は、子どもに分かりやすい言葉で伝えることが大切です。「冬至は、お日さまの出ている時間が一番短い日だよ」「冬至にはかぼちゃを食べたり、柚子湯に入ったりするよ」のように、冬至の意味や過ごし方を教えてあげましょう。

ここでは、保育士・保護者の方と子どもが冬至を一緒に楽しめる、3つのアイデアを紹介します。

1. 冬至にまつわる絵本を読む

子どもが冬至の行事内容を理解できるように、冬至にまつわる絵本を読んであげましょう。冬至にまつわる絵本としては、冬至の七種である「かぼちゃ」や「にんじん」が主役の絵本や、「柚子湯」を楽しむ絵本があります。

「かぼちゃ」や「にんじん」の絵本を読む時は、実物の野菜を用意してみることもよいでしょう。野菜の形・色・手触りを子どもに体験させることで、野菜を身近に感じてもらえます。

「柚子湯」を楽しむ絵本は、家庭であれば柚子湯に入る前に読んであげてください。次項で紹介する「柚子茶」を子どもと楽しみながら、絵本を読むこともおすすめです。

2. 柚子茶を作る

柚子は柚子湯に使用する他に、柚子茶として飲んで楽しむこともできます。12月初週あたりに、子どもと一緒に作ってみてください。

【材料

  • 柚子:大4個
  • 砂糖:柚子と同量
  • ハチミツ:大さじ5
  • 塩:適量
  • 広口の保存瓶(煮沸消毒をしておく)

作り方

(1)

柚子の表面に塩をまぶし、こすり洗いをしてから流水で塩を落とします。水気は丁寧に拭き取ってください。

(2)

包丁で柚子を4つ割りにして、果皮と実を分けます。果皮に傷があれば、包丁で削ぎ取りましょう。

(3)

包丁で果皮を千切りにします。実は種を取り除き、適当な大きさに切ります。

(4)

保存瓶へと果皮・実・砂糖の順に、数回に分けて層状に入れます。最後にハチミツを垂らしてから蓋をします。

(5)

冷蔵庫に保管して瓶を1~2日に1回揺すって、2週間程度漬け込めば完成です。

包丁を扱う工程は、必ず保護者の方が行ってください。子どもには柚子を洗ったり、保存瓶に漬け込んだりする作業を手伝ってもらいましょう。

完成した柚子茶は大さじ1~2をカップに入れて、お湯を150~200mlを注ぎ、子どもと一緒に楽しんでください。

3. クリスマスの準備をする

冬至は例年12月21~22日であり、クリスマスと日程が近い点が特徴です。また冬至はクリスマスの起源でもあるため、冬至にクリスマスの準備をすることもおすすめと言えます。

保育園でのクリスマスの準備は、以下のような子どもと一緒にできる内容・飾り付けを心掛けましょう。

・色画用紙で作るクリスマスリースや靴下飾り
・クリスマスツリーの絵に折り紙・色紙で飾り付け
・紙コップでサンタさんとトナカイの人形作り

子どもと一緒にクリスマスの準備をすることで、子どももクリスマスをより楽しみにしてくれます。冬至とクリスマスが近いことも分かり、冬至についても関心を持ってくれるでしょう。

まとめ

冬至とは二十四節季の一つであり、太陽の出ている時間が最も短い日のことです。冬至は12月21日または22日であることが多く、2021年の冬至は12月22日です。

日本では冬至に、かぼちゃ・にんじんなど冬至の七種を食べたり、柚子湯に入ったりする慣習があります。保育士や保護者の方は、子どもに冬至の意味や慣習の由来を教えてあげるだけでなく、子どもが冬至を楽しめるように工夫しましょう。

「ほいくらし」では、子育てに役立つ知識や行事の準備方法を多数紹介しています。他にも気になるトピックスがあれば、ぜひチェックしてみてください。

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