建国記念日とは?由来から子どもと一緒に楽しむアイデアまで

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建国記念日は国民の祝日であり、当日は保育園も基本的に休みとなります。祝日である建国記念日は、子どもとどのように過ごそうか考えている保護者の人も多いでしょう。

建国記念日を子どもに楽しんでもらうためには、日本の建国記念日について理解を深め、子どもへの伝え方を考えることが大切です。

今回は、日本における建国記念日の意味・由来から、世界の建国記念日、子どもと一緒に建国記念日を楽しむアイデアまでを紹介します。子どもと一緒に建国記念日の日を楽しく過ごしたい人は、参考にしてください。

建国記念日とは?建国記念日の意味・由来を解説!

建国記念日とは、国家の基礎が確立したことを祝う日です。日本の建国記念日は、正式には「建国記念の日」と呼ばれ、2月11日が日本の建国記念日として制定されています。建国記念日の行事としては、全国各地の神社仏閣で実施される奉祝式典が代表的です。

建国記念日が何をする日であるかは、「国民の祝日に関する法律」で下記の通りに示されています。

建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う。
(出典:e-Gov法令検索「国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)」

1. 建国記念日の由来

2月11日に制定された日本の建国記念日は、神武天皇の即位日である紀元節に由来しています。

神武天皇とは、古代日本について記した歴史書「古事記」「日本書紀」の登場人物である、日本の初代天皇です。日本書紀の中で神武天皇の即位は「辛酉年春正月庚辰朔」と記されており、明治維新直後の1873年(明治6年)に2月11日が「紀元節」として祝日に制定されました。2月11日である理由は、辛酉年春正月庚辰朔を現代のグレゴリオ暦で換算すると、紀元前660年2月11日となるためです。

紀元節として制定された祝日そのものは、第二次世界大戦敗戦後の1948年に、GHQの意向によって廃止されました。しかし、紀元節が廃止された後も、国民の間で紀元節の復活を求める声が高まり、国会においても審議が行われます。そして1966年(昭和41年)に、日本の建国を記念する日として、再び2月11日が「建国記念の日」として制定されました。

日本の建国記念日は、かつての「紀元節」から現代の「建国記念の日」へと名前が変わっているものの、記念日に込められた建国を祝う思いは同じです。廃止された後も復活を求める人が多かった建国記念日の歴史を知り、2月11日には日本が建国されたことを祝いましょう。

2. 「建国記念の日」と「建国記念日」の違い

日本の「建国記念日」は、正確には「建国記念の日」と呼ぶべきではあるものの、両者はほぼ同じ意味として使用されています。しかし、法律の文章やカレンダーなどは「建国記念の日」表記で統一されていることが特徴です。「建国記念の日」と「建国記念日」にはどのような違いがあるか、気になる人も多いのではないでしょうか。

「建国記念の日」と表記される理由は、古事記や日本書紀に登場する神武天皇の存在について、学術的な確証がないためです。古事記の成立年は712年、日本書紀の成立年は720年とされており、成立年より1000年以上も昔の神武天皇即位については真偽が不明とされています。日本には古事記よりも前に成立した歴史書が存在しないため、史実として紀元前660年2月11日に神武天皇が即位したかどうかを明らかにはできません。

「建国記念日」は世界的に、建国した史実上の日を祝う記念日として制定されています。一方、日本では2月11日が建国した史実上の日であるか明確ではないため、日本が建国されたことを祝う趣旨として「建国記念の日」と呼ぶようになりました。

世界の建国記念日

建国記念日は世界中の国にあり、記念日の日付や名称は建国した経緯に由来することが特徴です。世界の建国記念日として、3か国における建国記念日の日付と由来を紹介します。

〇アメリカ(独立記念日)

アメリカでは7月4日を「独立記念日」として、アメリカの建国記念日に制定しています。1776年に開催された大陸会議において、アメリカ独立宣言に署名された日であることが日付の由来です。独立記念日は「インデペンデンス・デイ」とも呼ばれ、独立記念日を含む1週間はアメリカ各地で花火やコンサートなどのイベントで盛り上がります。

〇フランス(革命記念日)

フランスの建国記念日は7月14日の「革命記念日」です。フランス革命の端緒となった1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃と政治犯解放が、革命記念日の由来です。日本では「パリ祭」の呼称で知られる記念日であり、7月14日にはフランス各地で花火が打ち上げられ、パリでは軍事パレードが行われます。

〇中国(国慶節)

中国の建国記念日は10月1日の「国慶節」です。1949年10月1日の天安門広場において、毛沢東が中国の国家成立を宣言したことに由来しています。中国では国慶節を含む約1週間が大型連休となり、国慶節当日には中国各地で爆竹を鳴らしたり、イベントが開催されたりします。

【保育士・保護者向け】子どもと一緒に建国記念日を楽しむアイデア

子どもに建国記念日がどのような日かを聞かれたときは、「日本ができたことをお祝いする日だよ。みんなで日本ができた日をお祝いしてあげよう」のように伝えましょう。子どもに誕生日があるように、国にも誕生日があることを教えてあげると、子どもが建国記念日の意味を理解しやすくなります。

子どもたちに日本という国を愛する心を養ってもらうためには、日本そのものについて理解することが大切です。ここでは、子どもと一緒に建国記念日を楽しむアイデアを2つ紹介します。

1. 神話に関する絵本の読み聞かせを行う

建国記念日には、日本の神話に関する絵本の読み聞かせを行うことがおすすめです。子どもに読み聞かせしやすい神話をいくつか紹介します。

〇あまのいわと

太陽神であるアマテラスオオミカミが天の岩戸に隠れてしまい、世界が闇に包まれてしまいます。アマテラスオオミカミに天の岩戸を出てもらうために、八百万の神々が知恵を絞るお話です。

〇ヤマタノオロチ

スサノオノミコトが怪物のヤマタノオロチを退治し、クシナダヒメを助けるお話です。8つの頭と8本の尾を持つヤマタノオロチを、スサノオノミコトはお酒で酔わせて眠らせ、剣を抜いて倒します。

〇イナバの白ウサギ

ある神様が、海辺で泣いている白ウサギに出会います。白ウサギはサメたちをだまして海を渡ろうとしたものの、だまされたことに怒ったサメたちに皮をはがされていました。「誰かをだますことはよくない」と子どもに教えられるお話です。

2. 子どもと日本地図を見てみる

建国記念日には子どもと日本地図を見て、自分たちが住んでいる日本という国について考えることがおすすめです。小さな頃から地図に親しむことで、子どもの好奇心を育むことができます。日本地図を見ながら、日本という国の形やいくつもの島でできていること、周りが海で囲まれていることを子どもに知ってもらいましょう。

また、子どもと世界地図を見ることも有効です。世界地図を見ながら、日本の周りにはどのような国があるか、日本を出発して世界一周したらどの国を通るかなど、子どもが楽しめるように遊んでみてください。

子どもと見る日本地図や世界地図は、地域や国の特徴が分かりやすく描写されている地図を選びましょう。文化・服装・特産物・国旗などのイラストが入った地図は、日本と世界の地理・文化について子どもに興味を持たせることができます。

まとめ

建国記念日とは国ができたことを祝う記念日であり、日本は2月11日が「建国記念の日」です。建国記念日は世界各国に存在し、それぞれ建国した史実上の日に由来しています。

2月11日の建国記念日には、子どもが建国記念日を楽しめるように、日本について理解を深められる遊びをしましょう。日本の神話に関する絵本の読み聞かせをしたり、一緒に日本地図を見たりなどが、建国記念日におすすめの過ごし方です。

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