119番の日とは?子どもと学ぶ防災・正しい119番通報の方法

119番の日とは?子どもと学ぶ防災・正しい119番通報の方法

保育の最新情報や役立つ知識をゆる~く配信中!
Twitterをフォローはこちら!

119番の日は、119番通報の知識を深め、防災意識を高めるために設けられた記念日です。119番の日には、実際に災害が起こった時に119番通報し、安全な行動を取れるよう訓練などを行うことがおすすめです。

しかし、119番通報や防災について子どもに詳しく教えたいものの、その前に自身の知識を確認したいと考える保育士や保護者は少なくないでしょう。

当記事では、119番の日の意味・由来から、119番通報の方法・子どもと楽しく防災について学ぶアイデアまでを紹介します。119番の日を機に、防災の大切さを学びましょう。

119番の日とは?119番の日の意味・由来を解説!

119番の日とは、防災意識と正確かつ迅速な119番通報の啓蒙活動の一環として、消防庁が「11月9日」に制定した記念日です。火事や災害が起きた場合の対処は、1分1秒を争います。多くの人が、119番の日を通じて消防活動や救助活動について学び、正しく対処できるようにすることが狙いです。

1. 119番の日の由来

119番の日が11月9日となった由来は、緊急通報用電話番号の「119番」にあります。119番の日が記念日として制定された1987年は、自治省消防庁発足40周年の年でした。

なお、緊急通報用電話番号が119番となったことにも逸話があります。実は、緊急通報用電話番号はもともと「112番」に設定されていました。

しかし、当時はダイヤル式の黒電話が主流です。ダイヤル式電話の「1」と「2」は隣同士であり、かけ間違いや電話局の自動交換システムで電気的な誤接続が頻発しました。

そこで消防の担当部局は、112番と設定した翌年に119番へと変更しました。「2」を「9」に変更したことでかけ間違いや誤接続が減少したため、以降、現在まで緊急通報用電話番号には119番が使用されています。

2. 消防の日(消防記念日)・救急の日との違い

消防の日(消防記念日)と救急の日は、119番の日と同様に防火・防災に関する記念日であり、違いは以下の通りです。

消防の日(消防記念日)
消防の日(消防記念日)は、消防組織が地方自治体で管理・運営されていることの意義を再確認することを主な目的として「3月7日」に設定された記念日です。

1948年3月7日に消防組織法が施行されたことにちなんで、2年後の1950年に制定されました。消防の日には、消防活動の功労者の表彰や消防殉職者への黙とうなどが実施されています。
救急の日
救急の日は、救急医療や救急業務に対する国民の理解を深めることを主な目的として「9月9日」に設定された記念日です。由来は「救急(9、9)」の語呂合わせにちなんでいます。

なお、救急の日を含む1週間は、毎年救急医療週間となります。救急医療週間は、AED(自動体外式除細動器)の研修や救急医療システムの紹介など、救急医療にちなんだイベントが実施される期間です。

子どもに伝えたい!防災の大切さと119番通報の方法

消防署は、主に119番通報によって消防車や救急車を出動させ、消火活動や救急救助活動を行います。そのため119番通報は、人々の安全を守る大切な行動と言えます。119番の日には、119番通報について保護者・保育士間で知識を再確認し、子どもと一緒に通報方法を学びましょう。

1. 119番通報の手順

119番通報は固定電話・携帯電話・公衆電話などから、「119」番へと通報します。119番通報に対応する部署は、管轄の消防本部の指令室・指令センター、または消防署の通信指令課などです。担当者より「火事ですか?救急ですか?」と質問されるため、該当する事案について回答してください。

また、消防署の担当者からは状況に応じて下記のような項目を聞かれます。

火事のケース・住所(どこが燃えているのか)
・燃えているもの、逃げ遅れの有無など
・通報者の氏名と電話番号
救急のケース・住所(救急現場・場所はどこか)
・傷病者の症状や氏名、年齢
・通報者の氏名と電話番号
事故のケース・住所(どこで事故が起きたか)
・ケガ人の有無
・通報者の氏名と電話番号

住所がわからない場合には、交差点や駅、公共施設など目標となるものを伝えましょう。自動販売機や一部電柱には、住所が表示されている場合もあるため、参考にしてください。

なお、救急のケースでは、傷病者の持病やかかりつけの医療機関を聞かれる場合があります。さらに、心臓マッサージや気道確保など応急手当を依頼される場合があるため、担当者の指示に従って行動してください。

2. 119番通報の注意点

近年では多くの消防署で、携帯電話を利用した通報者の位置情報を受信するシステムが導入されています。ただし、位置情報を確認できない場合もあるため、担当者に住所を聞かれた際には正確に回答してください。

携帯電話で通報した時は、消防署から改めて連絡が来る場合があるため、通報後も電源を切らないようにしましょう。

また、原則として加入者番号が「050」から始まるIP電話の電話番号は、119番通報を利用できません。そのため、IP電話に加入している人は、事前に119番通報ができるか確認しておきましょう。

なお、119番通報は電話での音声通報以外にも、自治体によってはファクシミリ通報や電子メール通報、登録制のチャット機能を使った通報なども可能です。自分の住んでいる地域の消防署では、どのような通報方法に対応しているか確認するとよいでしょう。

【保育士・保護者向け】119番の日に子どもと楽しく防災について学ぶアイデア

119番の日は、防災に対する意識を高めるとともに、119番通報を含めた災害時の行動を学ぶよい機会です。保育士や保護者は、防災訓練や絵本・ゲームなどを通して、子どもたちに正しい防災知識をわかりやすく伝えましょう。

以下では、子どもが防災について興味を持つきっかけとなるようなアイデアを紹介します。

1. 防災訓練をする

119番の日には、子どもと防災訓練を行うとよいでしょう。例えば、保育園での火災を想定した避難訓練を行い、避難経路や集合場所を確認するなどの方法が挙げられます。

避難訓練をする際、「おかしもち」という言葉を利用することがおすすめです。「おかしもちは」下記の言葉の頭文字を取った言葉であり、子どもにもわかりやすく避難時の約束を伝えられます。

・「お」…押さない
・「か」…駆けない(走らない)
・「し」…しゃべらない
・「も」…もどらない
・「ち」…近づかない

また、最寄りの消防署へ依頼し、消防車に来てもらう・講習会をしてもらうなどの方法もあります。実際の消防車を見て、消火器での消火訓練を目の当たりにすることで、体験を伴った防災訓練が可能です。

2. 防災絵本・動画を見る

防災絵本・動画を見て防災を学ぶという方法もあります。絵本や動画は、防災の大切さをわかりやすく子どもへ伝えられるツールです。以下で、いくつかの防災絵本や動画を紹介します。

●防災絵本

じしんのえほん こんなときどうするの?(監修:国崎信江 絵:福田岩緒)
自宅や通学路など、それぞれの状況でどのように行動したらよいかを描いた防災絵本です。
火にきをつけて、ドラゴンくん(作:ジーン・ベンジウォル 絵:マルティーヌ・グルボー)
女の子とドラゴンの交流を通じ、火の怖さと火事への対処を学ぶ防災絵本です。

●防災動画

子ども向け動画「水防団の神様 ~山からの知らせ~」(国土交通省「防災教育ポータル」)
子どもが土砂災害の危険と安全な行動を学べるように作成された動画です。
(出典:国土交通省 防災教育ポータル「子ども向け動画「水防団の神様 ~山からの知らせ~」」

上記のほか、各自治体の消防署が子どもへ向けた防災動画やアニメを公開している場合があります。

3. 防災について学べるゲームをする

近年、多くの団体から防災について遊びながら学べるゲームが提案されており、これらのゲームを利用して楽しく防災を学ぶことも可能です。以下で、いくつかのゲームを紹介します。

こどもぼうさいe-ランド(総務省消防庁)
オンライン上で「救助ゲーム」や「防災カルタ」で遊べるサイトです。
(出典:総務省消防庁「こどもぼうさいe-ランド」
ぼうさいダック(日本損害保険協会)
イラストを通じて災害時の安全な行動を伝えるカードゲームです。PDFで提供されており、印刷して使用することができます。
(出典:日本損害保険協会「幼児向け防災知育玩具「ぼうさいダック」の提供」

まとめ

11月9日の「119番の日」は、消防庁が定めた防災に関する記念日です。火事・火災・救急要請が必要な場合などは、正確かつ迅速な119番通報が重要と言えます。通報の際は、担当者の指示に従い、落ち着いて行動してください。

また、119番の日は、子どもとともに防災について学ぶよい機会です。防災訓練や防災絵本・動画、防災ゲームなどを通じ、災害時の行動を楽しく学びましょう。

マイナビ保育士が運用する「ほいくらし」では、さまざまな記念日の情報や、子どもの保育に役立つ情報を提供しています。ぜひ、保育園や家庭でご活用ください。

お得な情報や最新コラムなどをいち早くお届け!ほいくらし公式LINE
友だちに追加する
保育の最新情報や役立つ知識をゆる~く配信中!ほいくらし公式Twitter
園での遊びや催し物など有益な情報をお届け!ほいくらし公式Instagram

CATEGORY :