【5歳児/2月】月案(月間指導計画)の書き方と文例

【5歳児/2月】月案(月間指導計画)の書き方と文例

卒園まで残り2ヶ月となった5歳児。入学に向けての取り組みはもちろん、お友だちと楽しく遊んでたくさんの思い出を残せるようにしたいですね。この記事では5歳児クラスの2月を対象とした月案(月間指導計画)の文例をご紹介します。

今月の保育目標

  • 節分の由来を知り、豆まきに興味・関心を持って参加する
  • 生活発表会の練習や本番をとおして、お友だちと協力する楽しさを味わう
  • 小学校に進学する自覚を持ち、さまざまな活動に意欲的に取り組む

先月の子どもの姿

  • お正月遊びを十分に楽しみ、毎日元気に過ごす
  • お友だち同士で声をかけ合い、遊びや活動を主体的に進める

今月の行事

  • お誕生日会
  • 発育測定
  • 避難訓練
  • 節分の集い
  • 生活発表会
  • お別れ遠足
  • 手作りクッキング

保護者支援

  • 行事が多くなるため、持ち物など早めに伝えて対応してもらう
  • 保護者との関わりを増やし、卒園に向けて不安なことがないか確認する

養護(生命)

ねらい

  • 毎日元気に登園できるよう、子どもの生活状況や健康状態を把握する
  • 自分の体のことを知り、なにかあれば自分で症状を伝えられるようにする

環境/構成

  • 食事内容や睡眠時間を聞き、健康を保てているか確認する
  • 毎日の健康観察で、子どもが自分で体の状態を答えられるように問いかける

子どもの姿

  • 寝不足が続く子どもは、夕方に眠そうにする姿が見られる
  • 疲れたときやお腹が痛いとき、自分で保育者に伝えようとする

援助/配慮

  • 保育時間が長い子どもは、体調に合わせて仮眠を取れるようにする
  • 子どもが、自分の体調に目を向けられるようにする

養護(情緒)

ねらい

  • 生活発表会で自己を発揮し、自信を持って生活する
  • 異年齢児との関わりで、年長児としての誇りを持つ

環境/構成

  • 本番まで練習を重ね、自信を持って舞台に立てるようにする
  • 異年齢児からの尊敬や憧れの眼差しを感じられる機会を設ける

子どもの姿

  • 練習どおりにできるか、不安と期待が入り混じっている様子がある
  • 大きな拍手や褒め言葉を聞き、自信に満ちた表情を見せる

援助/配慮

  • プレッシャーを感じやすい子どもには、安心感を持てる声かけをおこなう
  • 自信を行動につなげられるようにする

教育(健康)

ねらい

  • 心や体が疲れたときは、自分で休めるようにする
  • 寒いなかでも、戸外で元気に体を動かして遊ぶ

環境/構成

  • 静と動のエリアを分け、どんなときも安心して過ごせるようにする
  • 戸外に出る前に、凍結を確認したり遊具の霜を拭き取ったりする

子どもの姿

  • 疲れたときやお友だちと言い合いをしたときは、部屋の隅でゆっくり過ごす
  • 気の合うお友だちと誘い合いながら、鬼ごっこやかくれんぼを楽しむ

援助/配慮

  • 体や心の健康を保てるよう、ゆったりと関わる時間を設ける
  • 遊びごとにエリアを分け、ケガのないよう注意する

教育(人間関係)

ねらい

  • お友だちといっしょにルールを決めたり、遊びを進めたりする
  • 謝ったり許したりしながら、子ども同士でトラブルを解決しようとする

環境/構成

  • 集団遊びのなかで、自分たちでルールを考える機会を設ける
  • トラブルが起きたときは、責め合わないよう話しやすい雰囲気を作る

子どもの姿

  • ルールをしっかり守れるようお互いに注意し合う
  • トラブルに誤解があったときは、周囲のお友だちがフォローする姿が見られる

援助/配慮

  • 遊びがより楽しくなるよう、話し合う姿を尊重し見守る
  • わだかまりが残っていないか、タイミングを見てさりげなく介入する

教育(環境)

ねらい

  • 時間を意識して行動しようとする
  • 節分行事の由来を知り、興味・関心を持って取り組む

環境/構成

  • 時計を見える位置に配置し、活動ごとに目安の時間を伝える
  • 絵本や紙芝居を使って、節分の由来をわかりやすく伝える

子どもの姿

  • 「はやくしないと」と、お友だち同士で声をかけ合う姿がある
  • 恵方巻やイワシを食べる意味を知り、食事を楽しみにする

援助/配慮

  • あとどのくらい時間があるか伝え、感覚を身につけていく
  • 豆まきを楽しみ、節分の雰囲気を感じられるようにする

教育(言葉)

ねらい

  • うれしいこと、不安なこどなど、気持ちを言葉にして相手に伝える
  • 文字集めや連想ゲームで、遊びながら言葉に親しみを持つ

環境/構成

  • 子どもが話やすい雰囲気を作る
  • 空き時間に言葉遊びを取り入れる

子どもの姿

  • 抱えきれない思いがあったとき、保育者に知らせようとする
  • 言葉遊びのなかで、新しく覚えた言葉を使おうとする

援助/配慮

  • 子どもの思いをより詳しく代弁することで、気持ちと向き合えるようにする
  • ゲーム感覚で楽しむことで、言葉を自然に身につけられるようにする

教育(表現)

ねらい

  • 生活発表会を通して、表現する楽しさを味わう
  • 手作りクッキングで、自分なりの盛りつけを楽しむ

環境/構成

  • 緊張をほぐせるよう、くり返しリハーサルをおこなう
  • 果物やクリームなど、パフェ作りの材料を準備する

子どもの姿

  • 期待と不安が入り混じったような表情で本番を迎える
  • どんなパフェにしようか考え、意欲的に取り組む

援助/配慮

  • 合奏や劇など、表現活動を楽しめるように見守る
  • 子どもの発想や表現を尊重し、自由にクッキングできるようにする

食育

  • 節分を通して、行事食に興味・関心を持つ
  • クッキング体験で調理の大変さや楽しさを味わう
  • 給食当番に責任を持って取り組む

健康/安全

  • 自分の体に興味を持ち、健康を保とうとする
  • 遊びごとにエリアを分け、衝突などの危険を防ぐ
  • 危険な場所や遊びについて知らせ、安全に遊べるようにする

保育者の評価

  • 生活発表会は、欠席なく全員で練習の成果を披露できた
  • 時間を意識しながら活動できるよう、声かけを意識した
  • 子ども同士のトラブルは最後まで見守り、あとからフォローに入ることで子ども同士のやりとりを尊重できるようにした

子どもの評価

  • 節分行事に興味・関心を持ち「悪い鬼をやつけるぞ」とクラス一丸となって豆まきを楽しめていた
  • 疲れたときは自分で休もうとするなど、自分の体を大切にできている
  • 就学に向けて慌ただしさが増しているため、子どもの情緒の安定を意識したい

気になる子どもへの対応

  • 次の動きがわからず困ってしまう子どもには、個別の声かけを加えて活動に見通しを持てるようにする
  • 周囲を見て真似ばかりする子どもには、思いを自由に表現できるような環境を作り、ありのままの姿でよいことを伝え続ける

小学校教育との接続

  • 自分で目標を決め、その目標に向けて努力する経験を積む
  • 小学校入学に向けて不安なことがないか、家庭ごとに聞き取りをおこなう
  • 発言するときは手を挙げたり、人の話を最後まで聞いたりする姿勢を身につける

【5歳児/2月】おすすめの保育活動

おすすめの活動

  • 節分を楽しむ「豆まき」
  • 異年齢と関わる「合同散歩」
  • 食育の一環「パフェ作り」

おすすめの歌や手遊び

  • 豆まき
  • オニのパンツ
  • 手のひらを太陽に
  • おおおきくなったらなんになる
  • ドキドキドン!一年生
  • うたえバンバン
  • 世界中のこどもたちが
  • さよならぼくたちのほいくえん

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保育ライター
保育士・幼稚園教諭資格を持つ2児の母。保育士歴10年、現在はライターとして活動中。
保育士経験を活かし、季節の行事に家族で手作りの飾りつけを楽しむのが趣味。
Instagram:https://www.instagram.com/hoik_aya___/
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