【2歳児4月】個人案の文例/月齢別

進級し、新しい保育者との出会いや慣れない保育室での生活に不安が溢れる4月。新入園児も増えるため、それぞれが安心して過ごせるようにスキンシップを多くとっていきたいですね。この記事では、2歳児4月の個人案の文例をご紹介します。

この記事の執筆者
山本 あやか(保育士)
保育士・幼稚園教諭資格を持つ2児の母。保育士歴10年、現在はライターとして活動中。保育士経験を活かし、季節の行事に家族で手作りの飾りつけを楽しむのが趣味。
Instagram:@hoik_aya___
Blog:https://hoik-aya.com/
2歳1ヶ月・2歳2ヶ月・2歳3ヶ月
子どもの姿
- 新しい環境により不安そうな表情を見せる
- こぼしながらも最後まで自分で食べようとする
- 環境の変化により睡眠が浅く短くなっている
- 保育者の言葉をオウム返ししながら言葉を楽しむ
ねらい・内容
- 好きな遊びを見つけて保育園で楽しく過ごす
- 食事や睡眠のリズムを整え、快適に過ごす
- 戸惑いや不安を受け止めてもらうことで安心して過ごす
- 身の回りのことに自分で取り組み、できた喜びを味わう
援助・配慮
- 持ち上がりの保育者が積極的に関わりを持ち、新しい環境に慣れるようにする
- 自分で食べようとする姿を見守り、援助のタイミングを見極める
- 家庭での生活リズムを把握し、無理のない活動を送れるようにする
- 個人のスペースにはシールを貼っておき、自分のものだと判断しやすくしておく
振り返り
- 月初めは登園時に泣いていたが、新しい保育者にも慣れ泣かずに登園できている
- 食事や睡眠のリズムが整い、午前・午後ともに元気に過ごす様子がある
- 新しいお友だちに興味を持つが、まだ自分から関わろうとしない
- 活動に合わせて必要なものをロッカーから持ち出し、準備しようとする姿が見られた
2歳4ヶ月・2歳5ヶ月・2歳6ヶ月
子どもの姿
- 新しい担任ともすすんで関わろうとする
- 手が汚れることが嫌で手づかみはせず、スプーンでこぼさず食べる
- お友だちへの関心が強く、いっしょに遊ぶことを好む
- 嫌なことがあると座り込んで口を閉ざす
ねらい・内容
- 新しい環境に慣れ、のびのびと過ごす
- 戸外に出て春ならではの自然に親しみを持つ
- 気持ちを簡単な言葉で伝えようとする
- トイレでの排泄に慣れ、積極的に行こうとする
援助・配慮
- 不安な様子がないか注意深く観察し、優しく声をかけられるようにする
- 正しいスプーンの持ち方を知らせ、うまくできたらしっかり褒めて自信につなげる
- 自分の気持ちを言葉にできるように関わる
- 活動の節目などトイレに誘うタイミングを考え、嫌がらずに行けるようにする
振り返り
- 新しい環境にもすぐに慣れ、毎日の登園を楽しみにしている様子がある
- 手や口が汚れたら固まってしまうため「きれいにしようね」と声をかけ、タオルで拭くことを促していく
- お友だちと関わりたい気持ちが強いが、思いがぶつかりトラブルになることもあるため注意する
- 「〇〇しようね」と声をかけると、常に元気に「はーい!」と返事をしてくれる
2歳7ヶ月・2歳8ヶ月・2歳9ヶ月
子どもの姿
- 新しい環境でも戸惑いなく過ごせている
- 食事や排泄、着脱など「自分で」の気持ちが強くなる
- 玩具を一人占めしようとすることでトラブルが増える
- 言葉の習得が早く、保育者とのやりとりもスムーズにできる
ねらい・内容
- 新しい環境でも安心して心地よく過ごせるようにする
- 自分でできたことを自信につなげ、なんでも意欲的に取り組む
- 戸外に出て春ならではの自然に触れることを喜ぶ
- 保育者やお友だちと好きな遊びを楽しむ
援助・配慮
- 環境の変化で体調を崩すことが予想されるため、食事や睡眠の量を確認して異変にすぐに気づけるようにする
- 「自分で」と意欲を示すときは、どこまでできるか見守りつつ必要に応じてさりげなく手を添える
- お花や生き物に目を向けられるよう、立ち止まったり声をかけたりする
- トラブルで手が出そうになったときは十分に思いを受け止め、気持ちが落ち着くのを待つ
振り返り
- お友だちの泣き声で少し睡眠が浅くなったが、心身ともに健康に過ごせた
- 簡単な衣服の着脱は問題なくこなせるため、不用意に手を出さないように注意する
- 心地よい天気の日が続き、戸外で自然を感じたりしっかり体を動かしたりできた
- 玩具を一人占めしたり、近づくお友だちを押したりする様子があるため、ゆっくりお友だちの思いも伝えていく
2歳10ヶ月・2歳11ヶ月・3歳0ヶ月
子どもの姿
- 毎朝「〇〇先生おはよう!」と元気に登園する
- 自分のタイミングでトイレに行ける
- お手伝いを喜び、褒められることで自信につながっている
- お気に入りのパトカーの玩具がないと気分が上がらず遊びに入ろうとしない
ねらい・内容
- 新しい保育者に慣れ、信頼関係を築く
- 戸外に出て思いっきり体を動かすことを楽しむ
- 生活や遊びのなかにあるルールを守ろうとする
- 保育者やお友だちとの言葉のやりとりを楽しむ
援助・配慮
- スキンシップを多く図り、遠慮なく甘えられる関係を作れるようにする
- 園庭に出るときは、衣服を調整して心地よく過ごせるようにする
- 玩具の貸し借りでトラブルがあったときは、しっかり間に入って気持ちを受け止められるようにする
- お友だちとの仲をつなぐような声かけをおこない、関わりを深められるようにする
振り返り
- 新しい保育者にも積極的に声をかけ、いっしょに遊びたがる姿が見られた
- 常に暑がり汗をかいている様子があることから、こまめな着替えを促した
- 玩具を取られるとそのまま落ち込んで黙ってしまうため、気持ちを外に出せるように関わっていく
- ルールを意識する気持ちが強く、お友だちに対しても「ダメ!」「ちがう!」と声をかける様子がある
まとめ
新しい保育者との出会いや、慣れない教室での生活に不安を抱える4月。しっかりコミュニケーションを取り、早く安心して過ごせるようになってほしいもの。また、2歳児クラスの生活に慣れ、夏までにトイレでの排泄習慣もつけられるようにしたいですね。


