保育士におすすめの子ども心理資格5選!取得方法、役立つ仕事も解説

子どもと真剣に向き合う保育士ほど、「もっと子どもの心理を知りたい」「子ども心理について学びたい」という思いが強いようです。でも、いざ資格を選ぶとなると、たくさんあってどれにするか迷いますよね。仕事をしながら資格取得ができるかどうかも、気になるところです。
そこで、この記事では忙しい保育士でも取得しやすい子ども心理資格や、資格を取るメリット、知識の役立て方などを紹介します。
子ども心理資格(チャイルド心理資格)とは

子どもは体の成長とともに少しずつ心理が発達し、感情や気持ちを伝える際の表現方法も変化していきます。例えば、言葉を話せない赤ちゃんは泣くことで要求を伝え、自我が芽生えると「イヤ」をくり返したりして自己主張します。また、兄弟が生まれてさみしいときは、赤ちゃん返りなどでその思いを表現します。
子ども心理資格(チャイルド心理資格)は、乳幼児から思春期までの心の発達や行動を理解し、心理的な問題に対応するための知識・技術を身につけるものです。
この分野には、子どものカウンセリング技術を身につける資格、親御さんをサポートするための資格など数多くの資格があるので、自分の目標にあったものを選んで、子ども心理に対する理解や知識を深めましょう
子ども心理を学ぶメリット

子ども心理は言葉の伝え方、表現が未熟な幼い子どもたちと接する保育士にとって、とても有用な知識です。心理的特性や感情、行動などを深く理解できれば、1人ひとりの気持ちに寄り添った保育につなげられるでしょう。加えて、育児に悩む保護者にも、適切なアドバイスができるはずです。
保育士におすすめの子供心理資格5選

子ども心理に関する資格はたくさんありますが、現役保育士さんには以下の資格がおすすめです。働きながらでも取得しやすい・乳幼児の保育に生かせる・専門性が高いという3つのポイントで厳選した資格なので、ぜひ参考にしてください。
子供心理カウンセラー®
日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する民間資格です。成長過程における心の変化やしぐさから見る子どもの心理、子どもの悩みや問題への対処法などが身につくため、子どもの発達の段階に合わせて、適切なアドバイスができるようになります。
チャイルド心理カウンセラー®
日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が認定する民間資格です。胎児期から乳幼児期、学童期、思春期までの子どもの心理や発達、家族構成が子どもに与える影響などを学び、カウンセリングを行うための知識と技術を身につけます。
日本メディカル心理セラピー協会 チャイルド心理カウンセラー®資格認定試験
JADP認定チャイルドカウンセラー®
一般財団法人日本能力開発推進協会が認定する民間資格で、チャイルドカウンセリングの役割と理念、子どもの問題行動、家族問題との関わり方、障害に対する知識などを学びます。習得したカウンセリングの知識・技術は、医療や福祉、教育など幅広い現場で生かせるでしょう。
一般財団法人日本能力開発推進協会JADP認定チャイルドカウンセラー®
育児セラピスト
一般社団法人日本アタッチメント育児協会が認定する資格で、発達心理学とアタッチメント理論を基礎から学べます。実践保育に重きを置いた講座で、前期課程(2級)は子育ての基礎、後期課程(1級)は専門的な育児知識を社会学・医学・心理学の視点から学びます。
日本アタッチメント育児協会 育児セラピスト前期・後期セット受講
アタッチメント・食育インストラクター
日本アタッチメント育児協会が「心理学×栄養学×歯学」をコンセプトに開発した、食育の指導者(保育士・看護師・歯科医師など)向けの資格講座です。講座では、発達心理学の専門知識を軸に、子どもの心理と食育の関係、子どもの心身の成長に関わる栄養学、歯学などを学べます。
日本アタッチメント協会 アタッチメント・食育インストラクター養成講座
子供心理カウンセラー®とチャイルド心理カウンセラー®の違い
とても似ているように見える「子供心理カウンセラー®資格」と「チャイルド心理カウンセラー®資格」の大きな違いは認定機関と試験範囲です。
どちらも胎児期から思春期までについて学べますが、子供心理カウンセラーは小学生までの時期に重点をおいており、チャイルド心理カウンセラーは思春期についてより詳しく触れる内容になっています。
| 子供心理カウンセラー®資格 | チャイルド心理カウンセラー®資格 |
|---|---|
| <認定機関> 日本インストラクター技術協会 | <認定機関> 日本メディカル心理セラピー協会 |
| <試験内容> 子どもの心の成り立ち 赤ちゃんの気質と性格 アタッチメント(愛着)の形成 マーズローの欲求階層説 会話やスキンシップの重要性 お腹の中の赤ちゃんの心 体と心ができるまで 胎児と周囲の環境 乳児の感覚 乳児と反射行動 乳児の心と体の発達 運動面での成長 知能面での成長 素朴理論 語彙の爆発と社会性をはぐぐむ 相手の心情を推し量る力 他者への理解 小学生の心と体 | <試験内容> モチベーションと動機づけ 子どもの話の聞き方 話しやすい環境と態度 問題行動 思春期心性 思春期危機 自立と解決 体の変化と心の変化親の心構え 友だちをめぐる問題 |
おすすめの子ども心理資格の取得方法と難易度

ここからは、保育士におすすめの子ども心理資格5つの取得方法と難易度を紹介します。すべて通信教育講座や数日間の講座受講で取得を目指せるため、仕事をしながらでも挑戦しやすい資格です。また、難易度も全体的に低めとなっています。
| 資格名 | 取得方法 | 合格基準 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 子供心理カウンセラー® | 認定通信教育講座の受講(筆記試験あり・最短2ヶ月で修了)または独学での受験申し込み(試験は年6回実施) ※詳細情報はこちら | 正答率70%以上 | ★☆☆ |
| チャイルド心理カウンセラー® | 認定通信教育講座の受講(筆記試験あり・最短2ヶ月で修了)または独学での受験申し込み(試験は随時) ※詳細情報はこちら | 正答率70%以上 | ★☆☆ |
| JADP認定チャイルドカウンセラー® | 認定通信教育講座の修了後、試験あり(約4ヶ月で修了・試験は随時) ※詳細情報はこちら | 正答率70%以上 | ★☆☆ |
| 育児セラピスト(2級・1級) | 2級はアタッチメント協会の講座受講のみで取得可能(講座期間1日)1級は2級取得者のみ受講可能な講座を修了の上、筆記試験あり(講座期間2日) ※詳細情報はこちら | 非公開 | 2級★☆☆ 1級★★☆ |
| アタッチメント・食育インストラクター | アタッチメント協会の講座受講の上、筆記試験あり(講座期間2日)受講すると育児セラピスト2級も修了できる ※詳細情報はこちら | 非公開 | ★★☆ |
子ども心理の資格が役立つ仕事

子ども心理関連の有資格者は、赤ちゃんから小・中学生まで幅広い子どもの知識を身につけているため、以下のような仕事につくことができます。
保育士・幼稚園教諭
子ども心理資格を持つことで、より自信を持って保育に取り組めるでしょう。子どもたちの問題行動に対して適切に寄り添えるのはもちろん、保護者へのアドバイスや後輩への指導にも、知識やスキルが生かせるはずです。
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小学校・中学校の児童カウンセラー
思春期の子どもの心理を深く理解しているほか、アドバイス技術もあるため、小学校や中学校のカウンセラーとしても活躍できます。子どもたちの成長を間近で見られる環境は、やりがいも大きいでしょう。
子育て支援センターのスタッフ
子育て支援センターは、親御さんが就学前の子どもと遊びながら、スタッフに子育ての悩みを相談できる場所です。子どもと家族との関わり方や育児の実践的な技術を学んだ有資格者は、保育アドバイザーとして活躍できるでしょう。乳幼児がメインのため、保育士のスキルも重宝されます。
習い事の先生
子どもの心理や発達に関する知識は、子どもたちの習い事の現場でも役立ちます。みんなと同じように動けない子、いつも泣いてしまう子などがいる場合も、その子の気持ちに寄り添って上手に才能を伸ばしてあげられるでしょう。
養護施設・発達支援センターなどのスタッフ
子どもの心理や発達についての専門知識があれば、発達に不安がある子どもたちの積極的なフォローも可能です。幅広い知識・技術を生かして、不安が大きい親御さんにも適切なアドバイスができるでしょう。
キャリアアップには転職もおすすめ

子ども心理資格の取得でキャリアアップを目指すなら、知識を生かせる新しい職場に転職するのもおすすめです。
人間関係や待遇面の課題が多い保育士の職場では、資格を取ったからといってすぐにキャリアアップや収入アップにつながるわけではありません。そのため、今の職場でキャリアアップの機会をじっと待つのではなく、資格を生かせる新しい職場に挑戦するのも一つの方法ではないでしょうか。
子ども心理資格を持っていれば、保育士だけでなく児童カウンセラーや子育てアドバイザーなど、ほかの職種で活躍する道も開けます。よりスムーズに転職活動を進めるためにも、まずは教育や福祉業界に詳しいキャリアアドバイザーに相談してみるとよいでしょう。
例えば、保育士に特化した転職サイト「マイナビ保育士」なら、業界に精通したキャリアアドバイザーに無料で相談できます。面談を通じて、あなたの仕事観や職場への希望、ライフプランなどをヒアリングしながら、ベストな提案をしてくれるでしょう。
まとめ
子ども心理資格とは、乳幼児から思春期までの子どもの心理や心身の発達、行動への理解を深め、適切なサポート・アドバイスを行うための資格です。
資格の種類や認定機関によって、対象・学習内容などが異なるため、自身の目的にあった子ども心理資格を見つけることから始めましょう。保育士の知識を生かすなら、子供心理カウンセラー、育児セラピストなどがおすすめです。
なお、子ども心理資格を生かしてキャリアアップを目指す場合は、転職も視野に入れてみましょう。子ども心理に関する専門知識は教育・福祉現場でも役立つため、キャリアアドバイザーに相談すれば、新たな道が開けるかもしれません。


