大人数でできるゲーム28選!室内&屋外で盛り上がる人気の遊び

保育園でおこなう「集団遊び」「みんな遊び」は、子どもたちに大人気! とはいえ、大人数でできるゲームは限られているため、どんな遊びを設定しようか迷う保育士も多いでしょう。そこでこの記事では、大人数でできる人気の遊びを28選ご紹介します。およその対象年齢もお伝えしますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
保育に大人数でできるゲームを取り入れるねらい
保育に大人数でできる遊びを取り入れるねらいには、以下のようなものがあります。
集団で遊ぶ楽しさを味わう
子どもの遊びは「1人遊び」や「平行遊び」などを経て、同じ目的を持って遊びを楽しむ「協同遊び」ができるようになっていきます。大人数で楽しむゲームは協同遊びにあたり、積極的に取り入れることで集団で遊ぶ楽しさを味わえるようになります。
社会性や協調性を養う
ゲームには、さまざまなルールがあります。ルールを守ることでゲームを楽しく進められることを知り、繰り返すなかで社会性や協調性を養うことができます。大人数で遊ぶなかでトラブルはつきものですが、お友だちと協力して解決していくよい機会となるでしょう。
お友だちを思いやる気持ちを育てる
大人数でゲームをすると、ルールをうまく理解できなかったり、負けた悔しさから落ち込んだりする子どもも少なくありません。そのような気持ちを理解し共感することで、思いやりの気持ちが育ちます。また、自分の意見や感情を言葉で表現する機会が得られるのも、ねらいのひとつといえるでしょう。
座ったまま!大人数でできるゲーム
座ったまま大人数でできるゲームは、保育のスペースや時間が限られているときに重宝します。ちょっとした空き時間にも取り入れられるため、保育の引き出しとして持っておくとよいでしょう。
〇✕ゲーム
対象年齢 3歳~
〇✕ゲームはみんなで楽しめるのはもちろん、食育や交通ルールなどに関する知識をつけるのにも役立ちます。〇✕の札を用意するとわかりやすいですが、手を使って頭の上で大きく〇✕を作るだけでも問題なく楽しめます。
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なぞなぞ
対象年齢 3歳~
言葉の意味を理解できるようになれば、なぞなぞも楽しめます。大人数で遊ぶときは、個々の集中力を途切れさせない工夫が必要です。そのため、誰でも簡単に正解できるような問題を織り交ぜ、楽しい気持ちで遊べるようにするとよいでしょう。
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落ちた落ちた
対象年齢 3歳~
「おーちたおちた」「なーにがおちた」のリズムに合わせて楽しむ、人気の手遊びです。なにが落ちたかアレンジしたり、歌のスピードを上げたりすることで飽きずに楽しめます。
言葉遊び
対象年齢 3歳~
言葉遊びは、遊びとしてだけでなく知育にもおすすめです。お題に対して子どもたちが口々に答えを言い合うため、とても盛り上がります。しりとりや早口言葉など、言葉遊びにはさまざまな種類があるため、年齢に合わせて取り入れてみましょう。
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ビンゴゲーム
対象年齢 4歳~
子どもから大人まで楽しめるビンゴゲームは、人数に制限なく取り入れられます。一般的な数字のビンゴ以外にも、記号や果物などのイラストを使ったゲームにアレンジするのもおすすめです。
伝言ゲーム
対象年齢 4歳~
グループごとに、どのチームがお題を正しく早く伝言できるか競うゲームです。ルールを理解できて、簡単な単語だけであれば3歳からでも楽しめます。大人数でもグループの数を調整することで問題なく取り入れられる遊びです。
円になって! 大人数でできるゲーム
円になって大人数でできるゲームは、集団でコミュニケーションを取りながら遊びたいときにおすすめです。異年齢保育など、普段はいっしょに遊ばない子ども同士で仲を深めたいときに取り入れてもよいでしょう。
爆弾ゲーム
対象年齢 2歳~
音楽に合わせて爆弾に見立てたボールを受け渡し、音が止まったときに爆弾を持っている人が負けという単純なゲームです。ルールが簡単なため、2歳児でも十分楽しめます。
イス取りゲーム
対象年齢 3歳~
人数よりも少ないイスを用意し、子ども同士で空いているイスを取り合うゲームです。音楽が流れている間はイスの周りを歩き、止まったら空いているイスに座ります。慌ててイスを倒したり、押してしまったりすることも考えられるため、慣れるまでは座布団などでおこなうのがおすすめです。
ハンカチ落とし
対象年齢 3歳~
鬼がこっそり後ろにハンカチを落とし、気づいた子どもが追いかけてタッチする遊びです。タッチされずに空いた席に座ることができれば、鬼を交代します。焦って走ることで滑って転ぶ可能性もあるため、広くて安全な空間を確保することが大切です。
まねっこゲーム
対象年齢 3歳~
まねっこゲームは、道具がなくてもどこでもできる遊びです。中心に立った人が動物の動きを披露し、周囲の子どもたちがその動きの真似を楽しみます。そのほか、動きを見て誰の真似をしているのかクイズにするのもおすすめです。
フルーツバスケット
対象年齢 3歳~
子どもたちをグループに分け(フルーツの種類)、呼ばれたフルーツの子どもだけが立ち別の席に移動する遊びです。座れなかった子どもが次の鬼となり、次のフルーツ名を伝えます。慣れてきたら「なんでもバスケット」にするなど、アレンジが豊富です。
▶フルーツバスケットのルールを知ろう! 保育園で遊ぶときの基本やアレンジ
頭を使う!大人数でできるゲーム
大人数で頭を使いながら楽しむゲームは、団結してお友だちとの絆を強めたいときにピッタリです。また、グループではなく個人で戦うなど遊びのアレンジも豊富です。
宝探しゲーム
対象年齢 2歳~
お誕生日会やお楽しみ会など、ワクワクする行事におすすめなのが宝探しゲームです。「秘密の手紙が届いた」「大切な〇〇がなくなった」など、ストーリーを作れば大盛り上がり間違いなし! 宝の数を調整すれば、大人数でも問題なく楽しめます。
大型カードゲーム
対象年齢 3歳~
絵合わせやカードめくりなど、カードを使ったゲームはチームでも個人でも楽しめます。大人数で遊ぶ場合は大型のカードを用意し、遠くからでもよく見えるようにするとよいでしょう。
旗あげゲーム
対象年齢 3歳~
赤色・白色の旗を使って「赤上げて、白上げて」などの指示に従い旗を上げ下げする遊びです。慣れてきたら「赤下げないで白上げない」など、指示を複雑にしていくことで難易度をUPできます。
ジェスチャー
対象年齢 3歳~
ジェスチャーゲームは、お題に合った動きを披露して正解を当てる遊びです。お題をどのように表現するか考えるなかで、想像力や発想力が育まれます。出題者1人に対し、個人戦でもグループ戦としても楽しめます。
▶ジェスチャーゲームのお題一覧! 保育園で取り入れるときのルールを解説
連想ゲーム
対象年齢 3歳~
お題に合わせたヒントを伝え、解答者が答えを連想していくゲームです。なかなか答えがでないときは、ヒントを増やしていくことで難易度を調整していきます。こちらも個人戦またはグループ戦、どちらでも楽しめる遊びです。
▶【保育園】連想ゲームを楽しもう! お題ややり方のポイントを解説
いつどこで誰がなにをしたゲーム
対象年齢 5歳~
「いつ」「どこで」「誰が」「なにをした」のそれぞれの項目ごとにお題を書いて箱に入れ、ランダムに引いておもしろい文章を作る遊びです。「昨日/トイレで/先生が/バナナの皮を踏んだ」など、不思議な答えができてとても盛り上がります。
ドミノ
対象年齢 5歳~
手指の巧緻性を育てることもできるドミノは、実は大人数での遊びにもおすすめです。何個並べられたか競うことはもちろん、地面に担当する線を書いて最終的に大きなドミノに仕上げるという遊び方もあります。
体を動かす! 大人数でできるゲーム
ホールや園庭など、広い場所を用意できる場合は体を動かす遊びがおすすめです。大人数でいっしょに体を動かすことで、達成感を味わえます。
ジャンケン列車
対象年齢 3歳~
異年齢保育や参観日での親子遊びなどにピッタリなのが、ジャンケン列車です。ピアノの音に合わせて歩き、音が止まったら近くにいるお友だちとジャンケン。負けた人は勝った人のうしろにまわり長い列を作って遊びます。
鬼ごっこ
対象年齢 3歳~
外で思いっきり走り回る鬼ごっこは、人数が多いほど楽しい遊びです。ただ、スペースと人数比率が合わない場合は、ぶつかったり転倒したりする可能性があるため注意が必要です。鬼ごっこにはさまざまな種類があるため、年齢に合わせて取り入れてみてくださいね。
▶鬼ごっこの種類一覧! ルールやアレンジ方法など説明つき25選
からだジャンケン
対象年齢 3歳~
ジャンケンのルールが理解できるようになれば、体全体でグー・チョキ・パーを表現する、からだジャンケンもおすすめです。大人数での活動時「予定よりも時間が余ってしまった…! 」という場面で活用できます。
しっぽ取り
対象年齢 3歳~
すずらんテープなどで作ったしっぽをズボンのウエストに挟み、追いかけ合いながらしっぽを取っていくゲームです。周囲の状況を把握し、あちこち方向転換しながら逃げたり追いかけたりする必要があるため、身体能力の向上が期待できます。
あぶくたった
対象年齢 3歳~
「あぶくたったにえたった~」の歌に合わせて、お友だちとのコミュニケーションを楽しむ遊びです。最後は鬼ごっこにもつながるため、しっかり体を動かしながら遊べます。ルールが似ている「むっくりくまさん」もおすすめです。
沈没ゲーム
対象年齢 3歳~
サメ役の保育士につかまらないように、船から船へと逃げていく遊びです。お部屋全体を海に、そしてマットを船に見立てて遊びます。「沈没するぞ~」というかけ声で、慌ててほかの船へ移動!ドキドキ感を味わえます。
だるまさんがころんだ
対象年齢 4歳~
鬼が背を向けて「だるまさんがころんだ」と言っている間に、ほかの子どもたちはコッソリ鬼に近づき…。鬼が振り返ったらピタッと静止! とってもスリルのある遊びです。動いているところを見られたら鬼と手をつないで待機など、ややルールは複雑。「振り向いたら止まる」だけの簡単なルールであれば、2~3歳からでも遊べます。
▶【戸外遊び】こんな遊び方があった! 新・だるまさんが転んだ
猛獣狩りに行こうよ
対象年齢 4歳~
「猛獣狩りに行こうよ! 」「鉄砲だってもってるもん! 」など、お友だちと声を合わせて体を動かしたり、言われた単語の文字数と同じ人数のグループを作ったり、コミュニケーションを楽しめる遊びです。子ども同士の交流を深めることができるため、年度始めや異年齢保育にピッタリです。
風船バレー
対象年齢 4歳~
風船が床に落ちないよう、お友だちと順番に手でポンッと押し上げていく遊びです。突き指の心配もなく、ボール遊びよりも抵抗感なくチャレンジできます。アレンジとして、風船にテープを貼って落ち方を変えるのもおすすめです。
はないちもんめ
対象年齢 5歳~
「勝ってうれしいはないちもんめ」のリズムに合わせて、言葉のやりとりや前進・後退の動きを楽しむ遊びです。グループの中で相談したり、指名されて違うグループに移動したり、コミュニケーション能力を養える遊びです。
▶伝承遊び「はないちもんめ」の遊び方! 歌詞やこめられた意味を解説
まとめ
この記事では、大人数で遊べるさまざまなゲームをご紹介しました。クラス全員で楽しむみんな遊びや、異年齢との交流を楽しみたいとき、参観日での親子遊びなどにもおすすめです。ぜひ取り入れてみてくださいね。
保育士経験を活かし、季節の行事に家族で手作りの飾りつけを楽しむのが趣味。
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