保育園の掃除方法!教室・トイレ清掃の時短術を公開!

保育園の掃除方法!教室・トイレ清掃の時短術を公開!

保育園において、子どもたちの健康に直結する「掃除」は、日々の中でも重要性の高い業務の一つです。
一方で、保育園内を常に清潔に保ちたいと思いながらも「掃除が面倒くさい」「仕事が増える」とストレスを感じる保育士も少なくありません。

今回は、保育園で掃除を効率的に行う基本的な方法を「教室」「トイレ」「玩具」の3つに分けて紹介します。
簡単な心がけで時短に繋がるコツも紹介するため、保育園の掃除方法に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

1. 保育園の掃除はどう進める?

保育園の掃除は、衛生管理の面で非常に重要です。
専門の清掃スタッフを雇うこともありますが、保育士たちが保育業務の一環として行う保育園がほとんどでしょう。

ここでは、保育園の中で掃除する機会の多い「教室」「トイレ」「玩具」の3つに分けて、基本となる掃除方法を紹介します。

1-1. 【教室】ほうきなどでホコリを取る

保育園の中でも、教室は一番ホコリが舞いやすく汚れやすい場所です。
教室を掃除する場合は、登園前などのホコリが舞い上がっていない時間帯がおすすめです。

降園後の場合は、園内が落ち着いてから掃除すると良いでしょう。
時間を少し置くことで空気中のホコリが床に落ちるため、掃除しやすくなります。

教室の掃除の仕方は、自宅を掃除する際とほぼ同じです。
基本的に上から下、奥から手前に向かって行いましょう。

教室の掃除方法は以下のとおりです。

  1. ハンディモップや雑巾などを使用し、ごみやホコリを床に落とす
  2. ほうきや掃除機などで大きなごみを取り除く
  3. 雑巾やモップで拭き掃除を行う
  4. 消毒する

大人には害のない量のホコリであっても、子どもにとっては喘息やアレルギーを引き起こす原因となるため、こまめな掃除が必要です。

1-2. 【トイレ】日頃からサッと一拭きする

衛生管理の中でも、トイレは特に重視すべき場所です。
可能であれば毎日、1~2日置きとなった場合は隅々まで清掃し、特に子どもたちが触れる部分は入念に消毒しましょう。

トイレの掃除方法は以下のとおりです。

【壁・床・便器】

  1. 便器のふち裏を狙って洗剤を1周回して、数分置く
  2. 壁を上から下に向かって拭く
  3. 床は手前から奥に向かって拭き掃除を行う
  4. 便器は洗剤をかけた部分からブラシでこすって洗う
  5. 汚れが落ちたら流水で十分にすすぎ、固く絞った雑巾で拭く
  6. 消毒する

【洗面台】

  1. 洗剤をつけたブラシ・スポンジなどでこすって洗う
  2. 汚れが落ちたら流水で十分にすすぎ、固く絞った雑巾で拭く
  3. 消毒したのち、乾燥させる

トイレ全体を念入りに掃除するためには、時間と体力を使います。
そのため、何人かの子どもがトイレを使用した段階で、サッと一拭きすることがおすすめです。

汚れを溜め込むことが少なくなることで、作業時間の短縮に繋がり、雑菌の繁殖抑制ができます。

1-3. 【玩具】素材ごとに適切な方法できれいにする

子どもたちが直接触れ、口に運ぶことも多い玩具は、できる限り子どもがおもちゃを使う度に洗浄することが望ましいです。

毎日の清掃が難しい場合は、「月曜は木製の玩具・火曜は布製の玩具・水曜はプラスチック製の玩具」など、玩具の素材によって子どもたちが使う日を分けましょう。

清掃作業の効率化を図れるだけでなく、さまざまな玩具に触れる機会を子どもたちに与えられるためおすすめです。

各素材の手入れ方法は以下のとおりです。

【木製】

  1. 固く絞った清潔な布で拭き掃除する

【布製】

  1. 洗濯機で洗う
  2. 天日で干す

【プラスチック製】

  1. 中性洗剤や食器用洗剤で丸ごと洗い、流水で十分にすすぐ
  2. 清潔な布で水気を拭き、消毒する

素材が丸洗いできない場合は、清潔な布で入念に拭くか、可能であれば消毒液を使用して消毒しましょう。

2. 保育園の掃除を時短する3つのコツ

保育園において、日々の掃除は大切です。
しかし、すべての場所を常に清潔に保とうとした場合、掃除にかかる時間が増えるため、保育士の負担も増します。

保育園の掃除は、いくつかのコツを押さえることで時短が可能です。

ここからは、保育園の掃除を時短する、3つのコツを紹介します。

2-1. 掃除用具は安全かつ出しやすい場所に収納する

子どもたちの安全を守るためには、掃除用具を子どもが触れない場所に収納することが鉄則です。
掃除用具は念入りに手入れしても清潔とは言えず、洗剤や消毒液などは誤飲に繋がる可能性があります。

収納場所として最も適切な場所は、職員室や更衣室などの大人しか出入りしない部屋です。
一方で、建物の構造上や部屋の配置などで不便さがある場合は、保育室に置くこともあるでしょう。

保育室などの普段子どもたちがいる場所に掃除用具を置く場合は、子どもの手が届かない高さに戸棚などを設けて収納することが大切です。
ただし、大人の目線よりも高い位置に置くと、取り出す際に掃除用具が落下する可能性があるため、注意してください。

収納する際は、使用する道具をカゴ・バケツなどにまとめて入れることで、持ち運びの手間を減らせます。

2-2. ホコリや汚れに気付いたらこまめに除去する

掃除の時間でない場合でも、ホコリや汚れを発見次第すぐに除去しましょう。
家具の隙間などに溜まったり、こびり付いたりすることを防げます。

大人の目に付く大きさのホコリ・ごみなどは、子どもたちの興味を引きやすく、触れたり口にしたりする可能性が生じるため、早めに取り除くことが大切です。
小さなホコリに気付いたときの雑巾がけが面倒であれば、サッと拭き取れるよう、壁にハンディモップなどを下げると良いでしょう。

また、エアコンの上・洗濯機周りなどは、気付かないうちにホコリが蓄積しやすい場所であるため、こまめな清掃が必要です。

洗面台を使用したあとには、鏡や洗面台を拭いて水気を除きましょう。
鏡・洗面台に、水垢がこびり付きにくくなります。

窓のサッシや扉付近・ベランダなどの汚れは、雨の日に掃除することで汚れが落としやすくなるため、ぜひ実践してみてください。
日頃から意識して少しずつ清掃することで、降園後の掃除時間を短縮できます。

2-3. 不要なものは思い切って処分する

保育園に欠かせない玩具や絵本などの子ども用品は、買い足すうちに少しずつ増え、もったいなさも相まってつい溜め込みやすい傾向があります。

子どもたちが飽きずに遊べることを考えれば、玩具の種類は多いほうが望ましいでしょう。
しかし、子どもたちに人気がある玩具であっても、破れ・ほつれがある人形などは誤飲に、ヒビや欠けが生じた玩具はケガに繋がりかねません。

管理が追いつかないほど玩具が増えたと感じる場合、不要なものは思い切った処分が必要です。
教室内が整理されていることで、掃除の手間を軽減できます。

また、玩具・絵本などの量が丁度良い状態を保てると、子どもたち自身で簡単に片付けられるようになります。

3. 保育園の掃除後は消毒も忘れずに!

多くの子どもが共に生活する保育園を掃除する際には、感染症などを予防するために消毒液の使用が欠かせません。

トイレや嘔吐物が付着した場所などの感染症の病原体が付着しやすい箇所は、特に入念な消毒が必要となります。
教室内の机・いす・床・玩具などの、子どもが普段触れる場所も同様です。

保育園で使用する消毒薬には、主に以下の種類があります。

薬品名備考
塩素系消毒薬次亜塩素酸ナトリウム
商品名:ハイター・ジアノック・ピューラックスなど
使用場所:調理器具・食事用具・便座・ドアノブ・衣類・寝具・遊具など
第4級アンモニウム塩塩化ベンザルコニウムなど
逆性石けん、または陽イオン界面活性剤とも呼ばれる
商品名:オスバンなど
使用場所:手指・室内環境・家具・浴槽・用具類
アルコール類消毒用エタノールなど
使用場所:手指・遊具・室内環境・家具など
(出典:厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン」/https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000201596.pdf

消毒液を使用する際は、既定の濃度に希釈し、定められた用法を守って使用することが重要です。
濃度や用法を誤ると十分な効果は得られず、場合によっては有害となるため、必ず使用前に確認しましょう。

詳細は厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」を参照してください。

まとめ

保育園で掃除にかかる時間を短縮するためには、日頃から掃除をしやすい状況を整えることが大切です。

小さなごみや汚れは放置せず、目に付く度にこまめに除去しましょう。
掃除用具は取り出しやすいように一まとめにして、子どもの手が届かない場所に収納することで、時短だけでなく子どもたちの安全にも繋がります。

また、玩具などは適度に入れ替えるようにし、玩具の素材ごとに使用する日を決めることがおすすめです。

各所の掃除が終わったら忘れずに消毒を行い、子どもたちの健康を守りましょう。