保育士版!自分に合った働き方を考えてみよう
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「自分が本当にやりたいことってなんだろう」
「保育士として働いてきたけど、これからも続けていけるのか不安」
「もっと自分に合った働き方があるのではないだろうか」
保育士として働いている中で、このように考えたことはありませんか。
周りと比べて、自分は保育士に向いていないのでは?と、自信をなくすこともあるかもしれません。人それぞれ性格や得意なことが違うように、自分に合った環境や働き方も異なります。 今回は「やりたいことリスト」を作成しながら、具体的に自分が希望しているのはどのような仕事なのかを、一緒に考えていきましょう。転職経験のある筆者の具体例も挙げながら解説していきます。
自己分析をしてみよう
「自分に合った働き方」を知るには、まず自分のことを知らなければなりません。あなたの人生において叶えたいことはなんでしょうか? 家族との時間、趣味の時間、収入、安定、夢……自分の人生において優先順位をつけてみましょう。
- どんなことにやりがいを感じる?
- どのような形で保育を支援したい?
- どの年齢層の子どもたちと関わりたい?
- 自分の得意・不得意は?
このように自問自答していくと、少しずつ自分の考えが見えてきます。人それぞれ考え方や特性は異なるように、自分にどんなことが合っているのかも、人それぞれ違います。
まずは自分を知ることから始めましょう。筆者は過去に幼稚園教諭として働き、保育士に転職し、その後独立してベビーシッターや幼児教室での仕事、在宅ワークなど数々の仕事を経験してきました。振り返れば全く自分のことを理解しておらず、今の働き方になるまで苦労も多く、遠回りしたように思います。そのような経験から自己分析の大切さを痛感しているため、今後の働き方を考える上で役立つ、具体的な分析方法をお伝えしていきますね。
「やりたいことリスト」を作成してみよう
すぐにできる自己分析方法として、「やりたいことリスト」があります。達成したいこと、挑戦したいこと、行きたい場所、自分の理想像など、実現できるかどうかは深く考えずに、大きなことから小さなことまで自分の心に素直になって書き出していく方法です。
目安は5分間で50項目。考えすぎると何を書けばいいかわからなくなってしまうので、1分に10個くらいのペースを目標に、思い浮かんだことをどんどん書き出していくのがおすすめです。仕事やプライベートのこと、いくつ書けましたか?もっと深く考えてみたい方は、後ほどじっくり自分と向き合って書いてみてくださいね。50項目より少なくても多くても大丈夫です。
「やりたいことリスト」として目に見える形にすることで、自分の気持ちを客観的に見つめ直すことができます。自分の意外な一面に気づくこともあるかもしれませんね。
自分の希望と「働き方」を照らし合わせてみよう
「やりたいことリスト」ができたら、次はそれを「働き方」に照らし合わせましょう。自分の希望は、どのような働き方なら実現できるのか、具体的に考えていきます。
例えば筆者の場合……
希望保育園より手厚く保護者のサポートがしたい
↓
働き方
自宅でサポートできるベビーシッターや、支援センターでの仕事なら実現可
希望子ども一人ひとりとゆったり関わりたい
↓
働き方
少人数保育ができる環境が理想
希望Web知識やピアノのスキルを活かして働きたい
↓
働き方
PCを使った仕事、ピアノを活かせる音楽教室での仕事も考えてみる
希望月30万円以上稼ぎたい
↓
働き方
保育園勤務だと難しい。より多く収入を得られる仕事を考える必要がある
希望好きなときに旅行に行きたい
↓
働き方
好きなときに長期間休める勤務形態なら実現可能
「やりたいことリスト」を「働き方」に変換してみると、具体的に自分が希望するのは、得意を活かしながら少人数と密に関わりサポートできる仕事、自分でスケジュールを決められる生活が理想の形! ということになります。
希望の働き方が見えてきたら、自分に合う施設や雇用形態を考えていきましょう。保育に関わる仕事ができるのは、保育園だけではありません。どのような施設やサービスがあるのか知っておくと仕事の選択肢が増えます。
また、保育園で働く上でも、雇用形態はさまざまです。正社員、契約社員、派遣社員、パートなど、それぞれの特徴についても知っておくと、より理想の働き方へと近づきます。 そのほか、やりたいことリストに書いた、手に入れたいものや行きたい場所など、直接働き方には関係なさそうな項目も、「この仕事を続けていたら叶えられるのか」という視点で考えると気づきがあるかもしれません。すべてを満たすのが難しそうな場合は、優先順位をつけてみてくださいね。
まとめ
就職や転職について、漠然と考えて悩んでいるだけではなかなか行動に移せないものです。まずは自己分析をして自分を知り、選択肢を増やすためにさまざまな施設や雇用形態について調べてみましょう。知識や経験は自信につながり、自信は行動へとつながります。ぜひ多くの職場を見学したり話を聞いたりして、素敵な仕事を見つけてくださいね。