保育士は何歳に結婚する?平均年齢や結婚後の働き方を紹介
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保育士は、ニーズが高くやりがいを感じながら働ける仕事です。一方で、結婚のタイミングや結婚後の働き方など、保育士としてのライフプランに不安を感じる人も少なくありません。
将来保育士として結婚と家庭を両立するためには、まずは保育士の結婚事情を知っておくことが大切です。
当記事では、「保育士の結婚平均年齢」と「保育士が結婚できないと言われる理由」について解説します。「婚期を逃さないコツ」も併せて紹介するため、保育士の結婚に関する悩みを解消したい人は、ぜひ参考にしてください。
保育士が結婚する平均年齢とタイミング
結婚適齢期に関するアンケート結果によると、女性がイメージする結婚適齢期は20代後半となっています。保育士女性の初婚率のピークとも一致していることが特徴です。一方で、キャリアを積んでから結婚を考える人も一定数います。キャリアの構築を経て結婚する場合、結婚時の年齢は30歳前後です。
ここでは、日本で暮らす女性の初婚率を通して、保育士が結婚する平均年齢を解説します。
1. 20~24歳:学校卒業後の初婚ブームが来る
保育士の第一次初婚ブームは20~24歳です。ただし、晩婚化が進む日本では、20代前半で結婚する人の割合は減少傾向にあります。
日本における20~24歳の女性の初婚率は、下記の通りです。
20~24歳 | 23.34% |
学校卒業から数年で結婚する場合、学生時代に知り合った人と社会人となったタイミングで結婚するケースが多く見られます。
保育士キャリアが1~3年目となる20代前半は、覚えることが多くプライベートよりも仕事に目が向きやすい時期です。落ち着いて周囲を見る余裕が出てくる3年目が1つの節目となり、結婚を意識しやすくなります。
2. 25~29歳初婚率の大きなピークを迎える
25~29歳は、他の年齢に比べて初婚率が圧倒的に高い時期です。保育士の初婚率も大きなピークを迎えます。
日本における25~29歳の女性の初婚率は、下記の通りです。
25~29歳 | 56.27% |
仕事に慣れてプライベートに目を向ける余裕がある20代後半は、結婚を考える人が増えます。
25~29歳の保育士キャリアは3~7年目です。責任のある立場となったり後輩への指導に回る機会が増えたりします。ベテラン保育士としてやりがいを感じ始める時期でもあり、キャリアを積むかプライベートを優先するかで悩む女性も少なくありません。
3. 30~34歳:晩婚化で初婚年齢が上がっている
晩婚化に伴い、日本の初婚年齢は緩やかな増加傾向にあります。
日本における30~34歳の女性の初婚率は、下記の通りです。
30~34歳 | 27.19% |
晩婚化が進む理由には、「所得水準の変化」や「価値観の変化」などがあります。とくに所得水準は、女性にとって結婚決断のネックとなりやすい問題です。収入が安定してから結婚を意識する人も多く、30代以降から婚活を始める人が増えています。
30代前半の保育士は、ベテランとしてキャリアを確立した時期です。結婚後の仕事や経済的な基盤をイメージしやすく、結婚のベストタイミングと考える人が多く見られます。
「保育士は結婚できない」と言われる3つの理由
保育士は、男性が結婚したいと考える職業の上位です。しかし、「保育士は結婚できない」と言われることも多く、男性側のニーズと女性側が持つイメージがマッチしません。
保育士が結婚できないと言われる理由は、主に3つあります。
○女性の多い職場で出会いがない
職場での出会いからゴールインするカップルは全体の4割です。しかし、保育士の男女比率は3:7で、女性にとって出会いが少ない職場と言えます。保育士は職場での出会いから結婚につながりにくいため、職場以外で結婚相手探しが必要です。
○男性と休みが合わない
シフト制の出勤や残業が多い保育士は、男性と休みが合わないことがあります。一緒に過ごす時間を取りにくいため、気になる男性や恋人となかなか距離を縮められないことが悩みです。職場によっては、人手不足で休みを取りにくい場合もあります。
○タイミングを見計らう必要がある
結婚により転居や退職が必要となる場合、次年度の引継ぎや園側の人員確保などを想定した上で、結婚準備を進めなければなりません。結婚のタイミングの見極めが難しいことが、結婚できないというイメージにつながっています。
保育士がベストタイミングで結婚するためには?
保育士は男性からの印象が良く、結婚できない職業というわけではありません。ただし、出会いから結婚までをスムーズに進めるためには、「積極的な行動」と「職場への相談」が必要です。
ここでは、保育士が婚期を逃さずに結婚するためのポイントについて解説します。
1. 日頃から積極的に出会いの機会を作る
保育士が婚期を逃さないためには、日頃から出会いの機会を作ることがおすすめです。恋愛のチャンスを待つだけではなく、自分から積極的に出会いを求めて行動しましょう。
下記は、出会いにつながりやすいきっかけです。
・合コンイベントや婚活パーティーへの参加
・婚活サービスや婚活アプリの利用
・友達からの紹介
「日時が合わない」「飲み会が苦手」など合コンへの参加が難しい場合は、友達にフリーの男性を紹介してもらう方法があります。
また、SNSを活用して出会いにつなげることも1つの方法です。婚活アプリやSNSは、時間や場所を選ばずに条件に合った結婚相手を探せるため、効率良く出会いの機会を作りたい人は積極的に利用してみましょう。
2. 結婚を考えたら早めに園長に相談する
ベストタイミングで結婚したい場合は、結婚を考えた時点でできるだけ早く園長に相談することが大切です。本来はおめでたい結婚話も、タイミングや園側の事情によっては気持ち良く祝福してもらえない可能性があります。
スムーズに結婚を進めるためには、職場に迷惑がかからない時期を確認した上で、結婚式の日取りを決めることが重要です。
結婚時期を決めるにあたり、職場が忙しくなる下記のタイミングは避けましょう。
・年度が変わるタイミング
・大きな行事の前後
・入園式と卒園式の前後
とくに結婚後も保育士として仕事を続ける場合は、職場の人間関係を良好に保つためにも、周囲の負担を考えながら結婚の準備を進める必要があります。
結婚後も保育士の仕事を続ける方法
結婚後も保育士の仕事を続ける場合は、どのような働き方ができるかチェックしておくことがポイントです。
結婚後の保育士としての働き方は、主に3つあります。
○同じ保育園で今の仕事を続ける
家事の分担やプライベートの時間確保など生活スタイルの工夫次第で、結婚前と同様に仕事を続けることが可能です。また、産休・育休制度の有無や働き方の選択肢を事前に確認しておくことで、キャリア形成もしやすくなります。
○時短勤務やパート勤務に切り替える
「プライベートの時間を大切にしたい」「出産や育児のために仕事をセーブしたい」などの理由で、結婚をきっかけに働き方を変える人も少なくありません。時短勤務やパート勤務にシフトチェンジすることで、無理なく仕事と家庭の両立ができます。
○退職して別の保育園に転職する
結婚後に転居が必要な場合や、産休・育休制度の取得が難しそうな場合は、一度退職して別の保育園に転職することも1つの方法です。働き方の選択肢が多い自分に合った保育園を探したり、子育てが落ち着くタイミングに合わせて再就職を検討したりしましょう。
まとめ
保育士が結婚する平均年齢は、20~29歳です。保育士は結婚できないというイメージを持つ人もいますが、「保育士=結婚できない」わけではありません。男性との出会いの機会を積極的に作り結婚のタイミングを見計らえば、保育士でも婚期を逃さずに結婚することができます。
結婚後も保育士として仕事を続ける場合は、仕事と家庭の両立ができる働き方を選ぶことが大切です。
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