保育士は何歳に結婚する?平均年齢や結婚後の働き方を紹介

保育士は社会的なニーズが高く、やりがいを感じながら長く働ける仕事です。一方で、「結婚が難しい職業」と言われることもあるため、結婚のタイミングやその後の働き方など、保育士としてのライフプランに不安を感じている人もいるでしょう。
そうした不安や悩みを解消するには、まず保育士の一般的な結婚事情を知り、自身の理想と比べてみることが大切です。
当記事では、一般的な結婚タイミングと「保育士は結婚が難しい」と言われる理由、結婚と仕事を両立するための方法などについて解説します。理想的な婚期を逃さないコツもあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
ゆぴ(保育士)
保育士資格・幼稚園教諭二種免許を持つ専業主婦。保育士歴は9年で、現在は保育士ライターとして活動中。特技はピアノで、弾き歌いやリズム遊びが好き。
保育士が結婚を考える年齢は?
まずは、国の統計データ(※)をもとに保育士と結婚の関係について考えてみましょう。こども家庭庁が2024年度に行った調査によると、15~39歳の未婚者にとっての「理想の結婚年齢」は、25~29歳が44.7%で1位。次いで30~34歳(29.6%)でした。一方で、20~24歳での結婚が理想と答えたのは、7.3%にとどまりました。
では次に、日本人女性の年代ごとの初婚率をもとに、実際の結婚年齢を見ていきましょう。ちなみに、初婚率というのは「ある特定の年齢や期間において、初めて結婚する人の割合」を示す値です。
※参考:「ウェブアンケート調査結果(速報)」(こども家庭庁)
20~24歳:結婚までいく人は少数派?
「晩婚化が進んでいる」と言われる現在、20代前半で結婚する人の割合は減少傾向にあります。
厚生労働省の統計を見ても、2023年の20~24歳の女性の初婚率は15.62%で、2021年以降ずっと2割を切っています。
| 20~24歳 | 15.62% |
学校を卒業してから数年で結婚する場合、学生時代に知り合った相手と社会人になってから結婚するケースが多いと推察されます。
では、保育士の場合はどうでしょう。保育士としてのキャリアが1~3年しかない20代前半は、覚えることが多くプライベートよりも仕事に目が向きやすい時期。上のデータと同様、結婚を考える余裕がない人も多いのではないでしょうか。
25~29歳:4割弱が結婚へ
仕事にもだいぶ慣れ、プライベートを楽しめるようになってくる25~29歳は、他の年齢に比べて初婚率が圧倒的に高い時期です。日本における25~29歳の女性の初婚率は、下記の通りです。
| 25~29歳 | 39.18% |
25~29歳の保育士はキャリア3~7年目。この年代になると責任のある立場となったり、後輩の指導にまわる機会が増えたりする人も多く見られます。保育士としてやりがいを感じ始める時期でもあるため、継続してキャリアを積むか、プライベートを優先するかで悩む人も少なくないでしょう。
30~34歳:第2の結婚タイミング
社会的な価値観の変化や経済的不安、独身生活の快適さなど、さまざまな要因によって、日本人の初婚年齢は緩やかな増加傾向にあります。実際の30~34歳の女性の初婚率は、下記の通りです。
| 30~34歳 | 19.89% |
30代前半の保育士は、おおむね中堅としてのキャリアを確立している時期です。結婚後の働き方をイメージしやすく、経済的にも安定するため、この時期を結婚のベストタイミングと考える保育士も多く見られます。
以上を踏まえて考えると、保育士がキャリアの構築を経て結婚する場合、30歳前後が一つの目安になるのではないでしょうか。
※統計データはキャリアや結婚の目安として参考になりますが、個人の価値観や生活状況に応じて判断することが大切。あくまで一つの指標として捉え、自分に合ったタイミングを考えることが大切ですよ。
「保育士は結婚できない」と言われる3つの理由
保育士は、特に結婚が難しい職業ではありません。にもかかわらず「保育士は結婚できない」と言われることがあります。
主な理由は、以下の3つです。
異性との出会いが少ない
近年は男性保育士も増えているものの、まだまだ少数派。女性から見た場合の保育業界は、男女が知り合う機会が少ない環境と言えます。異性のパートナーを探している方は、職場以外にも目を向けると、出会いのチャンスを増やせるかもしれません。
他業種と休みが合わない
保育士は土日祝日や連休中の出勤もありうる職業のため、他業種と休みが合わないことがあります。なかには、人手不足で希望通りの休みを取りにくい職場もあるでしょう。そうした理由から、「せっかく知り合ってもなかなか恋愛に発展しない」「恋人がいるけれど疎遠になってしまった」というケースもあるのではないでしょうか。
タイミングを見計らう必要がある
前述したように、保育業界は人手不足が大きな課題。結婚によって転職や退職が必要となる場合、次年度の引継ぎや園側の人員確保などを想定した上で、結婚準備を進める人も少なくありません。このように、さまざまな配慮が必要なことから、「結婚できない」あるいは「結婚しにくい」と言われることもあるようです。
保育士がベストタイミングで結婚するには?
保育士がパートナーとの出会いから結婚までをスムーズに進めるには、「積極的な行動」と「職場への相談」が不可欠です。
ここでは、保育士として働きながら、結婚を成功させるポイントについて解説します。
日頃から積極的に出会いの機会を作る
理想の婚期を逃さないためには、自分から出会いの機会を作る必要があります。恋愛のチャンスを待つだけではなく、積極的に出会いを求めて行動しましょう。
下記は、出会いにつながりやすい行動の一例です。
| ・合コンイベントや婚活パーティへの参加 ・婚活サービスや婚活アプリの利用 ・地域のイベントや趣味を通じた交流 ・友だちからの紹介 |
合コンや婚活パーティが苦手な方は、友だちにフリーの相手を紹介してもらうのはいかがでしょう。また、婚活サービスや婚活アプリなら、時間や場所を選ばず条件に合った結婚相手を探せます。上手に利用してみましょう。
結婚を考えたら園長に相談する
結婚の計画が具体的になってきたら、できるだけ早く園長に相談しましょう。本来ならおめでたい結婚話も、タイミングや園側の事情によっては気持ちよく祝福してもらえない可能性があるからです。
もし、結婚後も同じ職場で働き続けるなら、職場に迷惑がかからない時期に結婚式の日取りを合わせるのがベストです。結婚時期を決めるにあたり、職場が忙しくなる下記のタイミングは、避けたほうがよいでしょう。
| ・年度が変わるタイミング ・大きな行事の前後 ・入園式と卒園式の前後 |
職場の人間関係を良好に保つためには、周囲の負担に配慮ながら準備を進めるのがおすすめです。
結婚後も保育士の仕事を続ける方法
結婚後の保育士としての働き方は、主に3つあります。
同じ保育園で今の仕事を続ける
家事の分担や時間の使い方を見直すなど、生活スタイルを工夫すれば、結婚前と同じように仕事を続けることが可能です。産休・育休制度の有無なども、結婚前に確認しておきましょう。
時短勤務やパート勤務に切り替える
「プライベートの時間を大切にしたい」「出産や育児のために仕事をセーブしたい」などの理由で、結婚をきっかけに働き方を変える人も少なくありません。時短勤務やパート勤務にチェンジすることで、無理なく仕事と家庭の両立ができます。
別の保育園に転職する
結婚後に転居が必要な場合や、産休・育休制度の取得が難しそうな場合は、一度退職して別の保育園に転職するのも一つの方法です。ライフスタイルに合った保育園が見つからないときは、子育てが落ち着くタイミングに合わせて再就職を検討するのもよいでしょう。
まとめ
保育士は、20代後半〜30代前半が結婚の目安となります。とはいえ、数字に縛られる必要はありません。価値観や生活観、仕事観が合う相手と巡り合い、結婚を意識したときがいちばんのタイミングではないでしょうか。
また、「保育士は結婚できない」などと言われることもありますが、そんなことはありません。将来のパートナーとの出会いの機会を積極的に作っていきましょう。結婚後も保育士として仕事を続ける場合は、仕事と家庭の両立ができる働き方を選ぶことが大切です。



監修者からのコメント💬
仕事と結婚を考える上で、まずは結婚に関する情報を客観的に捉え、自分自身のライフプランに合わせて柔軟に考えてみましょう。保育士は「結婚しにくい職業」と言われることもありますが、働きながら結婚や家庭と両立できる環境も整いつつあります。私も保育士をしながら20代後半で籍を入れました。ポイントは、出会いの機会を自ら作ること、結婚計画を職場に早めに相談すること、そして結婚後の働き方をあらかじめ考えておくことです。時短勤務やパート勤務の活用、転職も視野に入れるなど、自分に合った働き方を選ぶことで、キャリアを維持しつつ家庭との両立も可能ですよ。保育士として長く安心して働くために、計画性と柔軟性を持ちながら、自分にとって最適なタイミングでの結婚を考えてみてください。





