保育園におけるトイレトレーニングの進め方と実施するときのコツ2選

保育園におけるトイレトレーニングの進め方と実施するときのコツ2選

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トイレトレーニングは、子どもが自分の意思と力でトイレに向かい、排泄できるようにするためのトレーニングです。子どもが2歳ぐらいになると、保育園でもトイレトレーニングに取り組むことが多くなります。しかし、子どもたちの心や身体の成長段階は個人差が大きく、どの子どもも一律にトイレができるようになるとは限りません。

今回は、保育園でトイレトレーニングを始める時期の目安や、トレーニングを実施するときの準備・進め方・コツを解説します。トイレトレーニングを行う際の注意点も紹介するため、保育士の人は参考にしてください。

トイレトレーニングとは?

トイレトレーニングとは、子どもが自発的にトイレで排泄できるように練習させる取り組みのことです。トイレトレーニングが終了すると、多くの子どもはおむつの卒業を迎えることとなります。

トイレトレーニングの開始・終了は、「早いほどよい」「遅ければ悪い」というわけではありません。子どもの成長や発達具合に合わせて、無理なく排泄できるようサポートすることが大切です。

1. 保育園でトレーニングを始める時期はいつ?

トイレトレーニングを始める時期として、一般的には2歳ごろが適しているとされます。ただし、心や身体、脳の発達具合には個人差があるため、下記のような状態を目安として個別に判断するとよいでしょう。

  1. おしっこの間隔が数時間程度開く
  2. ひとりで歩ける
  3. おまるや便座に座っていられる
  4. 保育士とある程度の意思疎通ができる
  5. 自分で「トイレ」「出た」などと言える
  6. 大人の真似をしたがる
  7. 服の着脱ができる

上記の条件が全て揃っている必要はありませんが、1~4までが当てはまる子どもの場合は、比較的スムーズにトイレトレーニングを進めることが可能です。また、仲良しの友だちが自分からトイレに行くようになると、つられてトイレができるようになる子どももいます。

トイレトレーニングの準備と進め方

トイレトレーニングを始める前には必要な道具を用意し、環境を整えて保護者と連携することが大切です。必要な道具や環境、求められる連携の例は下記のとおりです。

〇用意する道具
補助便座
・トレーニング用おむつ
・トレーニング用パンツ
・おねしょシーツ
トイレの環境
・掃除用具を使いやすい場所に揃える
・トイレットペーパーを多めに用意する
・洗濯・乾燥場所を確保する
・トイレ周辺から洗剤などを撤去する
〇保護者との連携
・トイレトレーニングの開始を伝える
・トイレトレーニングの進め方を伝える
・家庭で協力してほしい事柄を伝える
・家庭で進めてほしい事柄を伝える
・着替えを多めに用意してもらう

上記の準備ができたら、トイレトレーニングの開始です。ここでは、トイレトレーニングの進め方をステップごとに解説します。

1. トイレの存在を知ってもらう

最初は、子どもにトイレの存在を認識させることから始めましょう。おむつで過ごしている子どもに、日常生活の中で自然にトイレを理解してもらうことは困難です。口頭での説明ではなく、下記のような手段を通してトイレの存在を知ってもらいましょう。

  • 絵本
  • アプリ
  • 映像教材
  • 人形劇
  • ペープサート
  • パネルシアター

保育園で動物を飼っているなら、動物の排泄シーンや排泄物を一緒に観察することも子どもの理解につながります。トイレの存在と意味を知ってもらうことが、トイレトレーニングの第一歩です。

2. トイレに慣れさせる

トイレの存在を知ることができたら、次はトイレの部屋や便器に慣れさせましょう。子どもによっては、大人用の大きな便座や保育園の広いトイレを怖がる可能性があります。子どもが怖がることを避けるためには、トイレを明るく清潔に保つことが大切です。

子どもをトイレに連れて行く際は、食事の前や昼寝の前後など排泄しやすいタイミングを見極めましょう。このとき、おしっこやウンチが出ないようなら無理に排泄させる必要はありません。まずはトイレに行く習慣を付けさせて、トイレへの抵抗感をなくすことが重要です。

3. 自信を付けさせる

トイレで無事に子どもが排泄できたら、すかさず褒めてあげましょう。初めのうちは偶然でもかまいません。子どもは褒められると自信を付けることができます。「上手におしっこやウンチができた」という成功体験を積み重ねていくことで、自分から「トイレに行きたい」という気持ちが芽生えます。

また、トイレで排泄できたときに「おしっこが出たね」「ウンチができたね」などと一緒に確認することがポイントです。子どもと一緒に言葉に出して確認することで、次第に排泄する感覚を掴むことができます。

トイレで排泄できる回数が増え、トイレに行く意思を伝えられるようになったら、トレーニングパンツの付け時です。後は子ども本人のペースに合わせてサポートし、自分だけでトイレに行ける日を待ちましょう。

保育園でトイレトレーニングを実施するときのコツ2選

保育園でトイレトレーニングを行う際は、以下のコツを押さえると成功しやすくなります。

〇ごほうびシールを用意する
トレーニングを楽しませる一環として、ごほうびシールは効果的です。目に見える形で成功体験が上乗せされるため、子どものやる気を高めることができます。また、保護者に対してトイレトレーニングの進行具合を伝える際にも便利です。子どもごとに専用のシートやカレンダーを用意しましょう。
〇トレーニングの歌を作ってみる
トイレに対する恐怖心が抜けない場合、歌を作ってみることもおすすめです。トイレトレーニングは、とにかくトイレを楽しい・嬉しい場所だと子どもに認識してもらわなければなりません。トイレに移動するときや、おまる・便座に座るときに子どもが楽しく過ごせるような歌を選びましょう。

トイレトレーニングを実施する際は、子どもに「排泄するとよいことがある」「トイレは楽しい場所だ」と思ってもらうことが大切です。

トイレトレーニングを実施するときの注意点2つ

最後に、トイレトレーニングを行う際に注意すべき点を2つ解説します。

〇無理にトイレに行かせることをしない
トイレトレーニングを始めたとはいえ、嫌がる子どもを無理やりトイレに連れて行くことはNGです。子どもの心や身体の発達段階には個人差があり、トイレに行きたがるまでに時間がかかる子も存在します。トイレに行きたがらない子どもに対するトレーニングの強要は逆効果です。

トイレに行きたがらない子どもにはその子なりの理由があります。トイレに連れていくことよりも「なぜトイレが嫌なのか」という理由を見つけて、解決することが先決です。ただし、何度トイレを拒否されても声かけ自体は忘れず行いましょう。唐突にトイレに向かう子どももいるため、子どもとは忍耐強く接することが必要です。
〇失敗を責めない
たとえおもらしをしてしまった場合でも、決して子どもを責めてはなりません。トイレトレーニングが成功するまでには、長い時間と十分な経験が必要です。トイレに辿り着くまで我慢できなかったり、上手に便座に座れなかったりすることが当たり前だと考えましょう。

失敗したからといって叱ったり責めたりすることは、子どもの頑張りや努力を否定する可能性があります。何度失敗したとしても、子どもの自尊心を傷付けたり自信を失わせたりしないよう、言動や表情には十分に配慮して対応してください。

トイレトレーニングを行う際は、子どもにトイレやトレーニングに対して拒否感情を抱かせず、子ども自身のペースに合わせることが大切です。

まとめ

トイレトレーニングを実施する際は、子どもが怖がったり嫌がったりしないよう、トイレを明るく清潔に保つことが必要です。保護者と連携を取り、トイレや排泄に興味を持たせてからトイレや便器に慣れさせましょう。

子どもの意思や気持ちを尊重しつつトイレへ連れていき、子どもが上手に排泄できたらしっかりと褒め、自己肯定感を育みます。また、トレーニングで失敗しても決して叱らないことが大切です。

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