夏におすすめ! 5歳児と楽しむ水遊び&的あてゲーム

夏におすすめ! 5歳児と楽しむ水遊び&的あてゲーム

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夏の遊びの定番といえば、水遊び! 保育園や幼稚園でも水を使った遊びを取り入れたり、プールに入ったりする機会が増えますよね。その際、乳児クラスでは水に慣れることからスタートしますが、5歳児クラスともなれば慣れたもの。ダイナミックに水遊びを楽しむ姿が見られることでしょう。とはいえ、夏の後半になると、水遊びに飽きる子どもが出てくることも事実。そうならないためには、いつのも水遊びに“ひと工夫”する必要があります。そこで今回は5歳児向けに、子どもたち自身で製作して遊べる「水を使った的あてゲーム」をご紹介しましょう。

5歳児の水遊びのねらい

5歳児の水遊びでは、次のようなねらいを設定できます。

  • 思い切り体を動かして、夏ならではの遊びを満喫する。
  • 水遊びを通して友だちと気持ちを伝えあったり、共感したりする。
  • ルールを守り、水の危険や熱中症に気をつけながら遊ぶ。
  • 水と親しみ、玩具などを用いて工夫しながら遊びを進める。

的あてゲームの的を作ってみよう

水遊びの的あてゲームで使用する「的」は、子どもたち自身で製作して楽しむことができます。子どもたちのアイデアを生かしながら、楽しく製作しましょう。

的になるイラストには、オバケや鬼、泥棒など、自分が倒したいものを描いてみましょう。また、「くだもの的あて」など、的のテーマを統一することで独自の世界観を作り上げていくのもおもしろいですよ。

的あてゲームの遊び方

的あてゲームは、身の回りにあるものを使って簡単に楽しむことができます。遊ぶ場所に応じて的を変えたり、さまざまな形状の的を組み合わせたりして、難易度を変えながら遊んでみてくださいね。


◎地面や台に置いて楽しむ的あて

ペットボトルや牛乳パックなど、地面や床、台などに置ける形状のものに、製作した的を貼りつけます。それを地面や台の上に的を並べたら、的に目がけて水鉄砲で水を飛ばしてみましょう。

水を的に当てるだけでも楽しめますが、「的を倒す」ことを目的にしてもOK。屋外で風がある場合は、ペットボトルや牛乳パックの中に水を入れることで、的が飛ばされることなく遊ぶことができます。


◎上から吊るして楽しむ的あて

フェンスなどを使ってひもやリボンを垂らすことができれば、的を吊るして遊ぶことができます。ひもの先に洗濯バサミをくくりつけておくと、簡単に的が設置できますよ。的を揺らせば、難易度もアップ!


◎水鉄砲を工夫してみよう

保育園や幼稚園では、人数分の水鉄砲を用意するのが難しいこともありますよね。そんなときは、市販されている水鉄砲だけではなく、マヨネーズや洗剤の空き容器、ペットボトルなど、水を飛ばせそうなものを用意してみましょう。水鉄砲のかわりになるだけではなく、「〇〇を使うと水がよく飛ぶ」「〇〇を使うと的が倒れやすい」など、物の形状による水の飛び方の違いにも気づけるかもしれませんよ。

さらに楽しむ! 5歳児向け水遊びのアレンジ方法

ひと通り遊んで慣れてきたら、5歳児ならではのアレンジを加えて、ゲームをアップデートしちゃいましょう!

◎トイレットペーパーを活用する

上から吊るす際、的のひもをトイレットペーパーに変えてみましょう。水に濡れるとトイレットペーパーが切れてしまうので、ゲーム性が増します。友だちと協力しながらひとつの的を狙ったりすれば、仲間との一体感も育めます。

◎チーム戦で対決

チームにわけたうえで、「たくさんの的を倒したほうが勝ち」「吊るした的を早く落としたほうが勝ち」などのルールを設定すれば、勝敗を競うこともできます。どうやったらより多くの的に当てられるのか、何の道具を使ったら倒しやすいのかなど、5歳児ならではの思考力を使って遊びましょう。チームごとに作戦会議をする時間を設けて、友だちと意見を出し合ったりしても盛り上がりそうです。

5歳児クラスで水遊びをする際のポイント

水やプールに慣れてくる年齢だからこそ、遊びに熱中しすぎて滑ったり、転んだりする危険性も。けがを予防するためにも、あらためて水遊びのルールを確認し、友だち同士で注意し合えるようにしてください。

友だちとの関係も深まってきている年齢なので、言葉でお互いの気持ちを伝えあったり、協力して物事に取り組んだりすることも、“楽しい思い出”につながるはずです。

まとめ

水遊びは子どもたちに大人気で、保育園や幼稚園の中でも盛り上がる活動のひとつ。特に、5歳児にとっては園生活最後の夏なので、けがや熱中症に気をつけながら、目一杯楽しみましょう!

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保育士
大学卒業後、幼稚園教諭、保育士として勤務。さまざまな子どもや保護者、保育者と関わる中で「園という枠を超えて、より親密なサポートがしたい」と考え、個人での活動を開始。ベビーシッターやリトミック教室での仕事を経験し、現在はフリーランス保育士として、子育てをしながら保育者や親子向けの情報発信、講座等を行う。
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