エージェンシー

えーじぇんしー

エージェンシーとは、もともとの意味としては代理行為を指す言葉ですが、教育・保育分野においての意味合いはやや違っています。文部科学省によると「自ら考え、主体的に行動して、責任をもって社会変革を実現していく力」と説明されています。 具体的には、目標を見つけること、見つけた目標の実現に向けて自分の判断や意志に基づいて行動できる力のことです。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

子ども達にエージェンシーの概念を教えるためには、保育士自身がエージェンシーについての知識を深めておく必要があります。新任の頃は日々の保育と与えられた業務をこなすのに手いっぱいである場合が多いものの、自分がやりたいことや大事にしたい価値観を持っている人もいるでしょう。まずは、自分の考えや思いを外に出すトレーニングから始めることをおすすめします。

子ども達も自分のやりたいことを心に秘めています。自分の考えを主張し、責任を持って周りの状況を変えていく力を保育士自身も身に付け、保育現場で生かしましょう。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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