病児保育

びょうじほいく

病児保育とは、急な発熱や体調不良などの病気の子どもや、回復期の子どもを一時的に預かる保育のことです。病院内の専用スペースのほか、保育園や幼稚園の一角で病児保育をしている施設もあります。また訪問型の病児保育もあり、訪問型では子どものいる家へ直接出向いてマンツーマンで保育をします。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

病児保育の対象は乳児から未就学児が一般的で、基本的な保育内容は普通 の保育と変わりません。病児保育の施設で働く保育士は病児保育士と呼ばれます。特別な資格は必要なく、保育士であれば病児保育士として勤務することが可能です。

ただし、病気の子どもへの特別な配慮や服薬の手伝い、感染対策や医療機関との連携など、病児保育士ならではの仕事も多くなります。そのため、保育士としての知識はもちろん、病気について勉強するなど自主的な努力が必要とされます。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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