吸啜反射

きゅうてつはんしゃ

吸啜反射とは、赤ちゃんの口内に乳首や指を入れた際に、舌を使って母乳を飲むような動作をすることです。無意識に出る原始反射である哺乳反射の1つで、唇付近に刺激を受けることでも見られます。吸啜反射は出生直後から生後6か月頃まで続き、成長とともに自然に消失します。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

吸啜反射は口元に刺激を受けた際に発現する反射動作で、眠りながら自分の唇や指を吸っていることもあります。

満腹の場合は吸啜反射が弱くなることもありますが、母乳やミルクの量が足りず空腹によって吸っていることも考えられます。赤ちゃんが飲んでいる母乳の量が心配な場合は、授乳前と授乳後の赤ちゃんの体重を測定し、その差で哺乳量を推測することができます。また、おしっこの量や回数を見ることで哺乳量が十分かどうかを判断をすることもできます。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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