児童の最善の利益

じどうのさいぜんのりえき

「子どもの最善の利益」は、1989年に国際連合が採択し、1994年に日本が批准した「児童の権利に関する条約」の基本原則となった考え方です。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

「子どもの最善の利益」は、児童の権利に関する条約(通称「子どもの権利条約」)の第3条第1項に定められています。条約は54条あり、大きく分けて「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」の4つの原則が基本となります。

児童の権利に関する条約では、18歳未満の子どもに対し、一人の人間としての権利を認めています。「保護される」存在だった児童を権利の主体とする一方、社会的に弱い立場にいる子ども達には保護や配慮が必要といった、子どもならではの権利も定めています。

保育の現場でも、常に「子どもの最善の利益」を念頭に、大人の都合で決めるのではなく、子どもにとって最もよいことは何かを考えて行動することが大切になります。

用語監修者

坂田聖一郎
株式会社ドラゴン教育革命 代表

愛知教育大学教育学部卒業後、東京NSC9期に入学。
同期だった現在「しずる」村上純とコンビを結成するも解散。
愛知教育大学大学院に入学。大学院生の傍ら、定時制高校で非常勤講師として国語を教える。
卒業後、愛知県豊田市の正規教員として小中学校に勤務。
2020年7月には「株式会社ドラゴン教育革命」代表取締役に就任。
2022年「ままためコーチング塾」をスタート。

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