咀嚼

そしゃく

咀嚼(そしゃく)とは、口の中で食べ物をしっかりと噛んで細かく砕き、唾液と混ぜ合わせながら、飲み込みやすい食塊(しょっかい)にすることを指します。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

小さな子ども達にとっても、咀嚼力をつけることはとても大切です。子ども達が食品を誤嚥して窒息するという痛ましい事件は現在も一定数発生しており、厚生労働省の資料によれば、特に5歳以下の割合が多いとされています。

誤嚥による窒息の原因の1つが咀嚼回数の少なさです。近年、ファストフードや加工食品などやわらかい食事が多くなり噛む力が衰えてきていると言われています。咀嚼には、咀嚼筋・咬筋・側頭筋・外側翼突筋・内側翼突筋・舌骨上筋などさまざまな筋肉が関与しています。咀嚼は後天的に習得する機能なので、保育士も子どもの咀嚼力を育む責任があります。保護者に対しても、咀嚼の大切さを定期的に伝えていくように心がけましょう。

用語監修者

井藤尚武
医療法人社団斗南堂八王子クリニック新町院長

医療法人社団斗南堂八王子クリニック新町院長。日本外科学会専門医。
2013年、愛知医科大学医学部卒業。東京女子医科大学東医療センター、中通総合病院、流山中央病院、Weill Cornell Medicine(米国留学)を経て2021年から八王子クリニック新町の院長となる。
消化器の外来診療、肛門病の日帰り手術、消化器内視鏡をはじめ、健診や人間ドックなどの予防医学、在宅医療に従事している。
また、AIを得意としComputer visonによる転倒検知システム、院内の予約システム、人間ドックのコメント作成システムなどを現場の視点で自らが作成している。
専門分野は一般外科、消化器全般、肛門病、AI関連業務。

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