チック

ちっく

チックとは、自分の意思とは関係なく、素早い身体の動きや発声が起こる症状のことです。まばたきや咳払い、鼻すすりといったチックの症状は子どもに現れることが多くありますが、大抵の場合はそのまま軽快します。しかし、なかには症状が再発したり、大人になってからも強い症状が持続したりするケースもあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

チックの症状が現れるのは、保護者の育て方が原因ではありません。チックの原因は、脳内の神経伝達物質にあると言われています。

子ども自身は、自分にチックの症状があると気付いていないことがほとんどです。しかし、周りから指摘されることで自覚し、本人がそれを気にすることも多くあります。

チックが見られたとき、保護者や保育士は無理に止めようとせず、子どもがリラックスして過ごせるようスキンシップを取りながら、のびのびと関わることが大切です。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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