手足口病

てあしぐちびょう

手足口病とは、コクサッキーウイルスまたはエンテロウイルスが原因で発症する感染症です。手足口病を発症すると、手のひらや足の裏、口の中などに水疱性の発疹が現れます。主に夏場に感染が流行し、7月下旬頃にピークを迎えます。感染者の多くは1歳から5歳以下の乳幼児になりますが、大人も発症します。ウイルスの潜伏期間は3日〜6日ほどで、唾液や咳などの飛沫によって感染が拡大するため注意が必要です。

■関連用語

■出典

保育士さん向けにもう少し詳しく!

手足口病に感染した子どもの登園可否の判断は、園ごとの方針によって異なりますが、一般的には解熱し、咽頭痛や口腔内の潰瘍が改善していれば登園は可能です。また、手足口病は唾液などが感染源となるため、こまめに共有するおもちゃを拭いたり、消毒することが大切です。また、手足口病は夏場に流行するため、プール活動が感染拡大の原因となることも多いので、プール活動時にはタオルなどを共有しないことを子どもにしっかりと伝えましょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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