とびひ

とびひ

「とびひ」は、細菌によって感染する皮膚の病気で、正式な病名を「伝染性膿痂疹」と言います。基本的には、発症している子ども自身が患部を触ることで、水ぶくれやかさぶたが全身に「飛び火」のように広がります。多くは他人に感染させることはありませんが、かきむしった部分から出た体液に触れた人が感染する可能性もあります。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

とびひの原因となるものは、主に黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌などの細菌です。黄色ブドウ球菌や溶血性レンサ球菌などは健康な人の皮膚にもいる「常在菌」ですが、皮膚にできた傷に入り込んだ際に、とびひの原因になります。

とびひは学校保健法で「学校感染症、第三種(その他の感染症)」として扱われる病気ですが、医療機関を受診して治療を受け、感染対策をすれば、基本的に登園・登校は可能です。しかし、とびひが身体の広範囲にわたっている場合は、登園・登校を控えたほうがよいでしょう。

用語監修者

竹綱庸仁
たけつな小児科クリニック 院長

愛知県の大学病院勤務の後、奈良県の2次医療機関の小児科の立ち上げに従事。
平成29年にたけつな小児科クリニックを開業。
「すべては子どもたちのために」をスローガンに、24時間365日の小児医療を提供できる環境を目指している。

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