養護

ようご

保育における養護とは、子どもの生命の保持と情緒の安定を図るために保育士などが行う援助のことです。

心身ともに安心して過ごせる環境を整えることで、子ども自身が主体的に育つことを目的とした養護の役割は、幼児期に欠かせない要素と言えます。

保育の場では養護と教育を一体的に行うこととされ、保育全体を通じて養護を意識した保育の展開が求められています。

■関連用語

保育士さん向けにもう少し詳しく!

保育士が行う養護は、子どもの生命の保持と情緒の安定を目的としています。

生命の保持とは、食事や排泄などの基本的な生活習慣を身につけることによって自立できるよう、その援助を目指すことです。子どもの成長に合わせて、時間をかけて工夫しながら適切に援助をすることが求められています。

情緒の安定では、子どもが安心して過ごせるように子どもの気持ちを受け止めたり、抱きしめたりする援助を行います。子どもが自分の気持ちを出せるように、保育士は子どもとの継続的な信頼関係を築くことが大切になります。

用語監修者

小島宏毅
学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 園長

岐阜県出身。学校法人小島学園認定こども園ひよし幼稚園 理事長・園長。児童文学作家。
保育制度や子育てに関する著作や絵本を発表している。
著書に「ママうれしいわ、が子どもを育てる~孫子の兵法を知れば子育てがわかる変わる」(幻冬舎)、絵本に「たこやきくんとおこのみくん」「100歳になったチンチン電車~モ510のはなし」(ともに幻冬舎)などがある。

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