【専門家監修】「誰も自分のことをわかってくれず、いつも悔し涙が出る」|心理カウンセラー 中島 輝

【専門家監修】「誰も自分のことをわかってくれず、いつも悔し涙が出る」|心理カウンセラー 中島 輝

保育の現場では、人に見えないところで奮闘したり苦労したりすることが多く、つい「誰も気づいてくれない」「自分だけが損している」と気分が下がりがちです。こんな状態を打開するには、「自分は他人の期待を満たすために生きているのではない」ということを、あらためて知ることが大切です。簡単なワークとともに、自分の思い込みをすっきりと捨て去る方法を紹介します。

「誰もわかってくれず、自分だけが損をする」と思ったときの対処法

「誰もわかってくれない」「いつも自分だけが損している」そう思って、悔し涙が出ます。

心理カウンセラー 中島 輝さんからの回答

中島 輝さん
A.誰かがわかってくれるのを待たずに、先に自分を認めてあげましょう。

わたしたちが毎日行っていることを、いちど思い起こしてみてください。仕事なら、定時に職場へ向かう、あいさつをする、メールをする、タスクを確認する、プランを立てる、それを実行する……というように、思えば、「誰かに期待に応えようとする行動」がほとんどです。

そう、わたしたちは他人の期待を満たすために、すでにたくさんの時間を費やしています。だから、もう十分なのです。「自分だけが損をしている」と感じるのは、ほかの誰かの問題ではなく、ただ自分の心が疲れているだけです。疲れている心を、自分でもっとほめてあげましょう。

そんなときに、自分の思いこみを捨てるためのワークを紹介します。

《自分の思いこみを捨てるためのワーク》

❶「誰もわかってくれない」「自分だけが損をしている」と思うことを、紙に書き出しましょう。
❷その紙を見ながら、「もう、やーめた!」と声に出していってみましょう。

このワークを実際にやると、自分が感じていたことのほとんどが、ただの思いこみにすぎないことを体感できるはずです。

「誰もわかってくれない」のは、むしろあたりまえのこと。あなたが求めることを、そのまま他人に期待すること自体が、そもそも無茶なことなのです。 もしかしたら、あなたが「わかってほしい」と思い悩んでいる人は、いまごろお笑い番組を観ながら大笑いしているかもしれませんよ。だから、あなたが期待することを誰かがいってくれるのを待っていてはいけません。そうではなく、自分で自分を認めてあげればそれで十分なのです。

中島 輝さんからのワンポイントアドバイス

中島 輝さん
あなたにとっての「最高の共感者」は、あなたしかいません。もっとあなた自身が「得をする」時間をすごすように心掛けましょう。

構成/岩川悟(合同会社スリップストリーム) 写真/川しまゆうこ

※この連載は、『自己肯定感が高まる うつ感情のトリセツ』(きずな出版)をアレンジして掲載しています。


自己肯定感が高まる うつ感情のトリセツ
著者名:中島 輝
出版社:きずな出版 2022年4月発売

心理カウンセラー
「トリエ」代表。「自己肯定感アカデミー」代表。心理学、脳科学、NLPなどの手法を用い、独自のコーチングメソッドを開発。Jリーガー、上場企業の経営者など1万5000名以上のメンターを務める。自己肯定感の重要性をすべての人に伝え、自立した生き方を推奨。おもな著書に、『自己肯定感の教科書』『自己肯定感ノート』『毎日みるだけ!自己肯定感365日BOOK』(すべてSBクリエイティブ)、『習慣化は自己肯定感が10割』(学研プラス)、『自己肯定感がぐんぐん高まる魔法のぬり絵』(宝島社)、『あなたは、もう大丈夫。「幸せスイッチ」が入る77の言葉』(プレジデント社)などがある。

自己肯定感アカデミー(https://ac-jikokoutei.com/