「のびのび読み」絵本専門士による読み聞かせのコツや本の選び方も!【保育園開催レポート】

「のびのび読み」絵本専門士による読み聞かせのコツや本の選び方も!【保育園開催レポート】

ポプラ社×マイナビ保育士 共同企画
取材・イラスト/いわいざこ まゆ 写真/和知 明

絵本や児童書でおなじみのポプラ社パパママ社員の声から生まれたプロジェクト「のびのび読み」は、絵本を「読む」ようになる前、赤ちゃんのころから楽しく本と触れ合ってほしい——。そんな想いがきっかけとなってスタートしたプロジェクトです。スキンシップやおもちゃと同じように、楽しいコミュニケーションツールとして絵本を活用してほしいという願いが込められています。

コロナ禍で中止や、オンライン開催となっていた「のびのび読み」ですが、今年は感染防止対策を徹底したうえで、再開することとなりました。親子で楽しむイベントの1コンテンツとして開催していた「のびのび読み」ですが、 “あそび”を通して五感の成長を育む保育を実践する「にじのいるか保育園 杉並松の木」にて初開催。 イベントは、子どもたちと今すぐ絵本の時間を過ごしたい! そう思わせてくれる楽しくてほっとする素敵な時間となりました。

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●「のびのび読み」ってなに?(ポプラ社)

親子で一緒に絵本を楽しむ「のびのび読み」イベント

作/なかえ よしを・絵/上野 紀子 ポプラ社 刊

『ねずみくんのチョッキ』

おなじみ「ねずみくん」シリーズの第1作。セミナーでは「すこしきついが、にあうかな?」の問いかけに、会場のお子さんが「にあうー!」と合いの手を入れるほほえましいひと幕も。間の取り方やページをめくるスピードなど、「どうやって読んだら子どもが注目してくれるかな?」と意識しながら読むことで、子どもたちの反応も大きく変わるはずです。

作・絵/はらしま まみ ポプラ社 刊

とうもろこしぬぐぞう

とにかく愉快でユーモアたっぷりの一冊。読んでいる人が、全身で楽しんでいる様子を伝えれば、子どもたちの気持ちもどんどん盛り上がっていきそうです。子どもの笑いのツボを刺激するオノマトペが満載なので、「ばりばり」「べろーん」と楽しく読み聞かせしましょう。

作/鈴木 まもる ポプラ社 刊

あなたがだいすき

読む人も聞く人も、誰もがあたたかい気持ちになる絵本。ひと言ずつ、ゆっくりと語りかけるように読むことで、聞く人の心にまっすぐ届きます。瀬戸口さんの読み聞かせでは、涙ぐむ参加者の姿も見られました。

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鹿児島県出身。鹿児島女子短期大学児童教育学科卒業後、 地元の保育園に保育士として勤務。
その後、保育園の非常勤務をしながらイラストレーターとして活動をはじめ、現在は保育の専門誌、
書籍中心にイラスト、4コマまんが、造形アイデアなどで活動中。
著書に『まゆ先生の保育な毎日』(世界文化社)など。
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