子どもの発達支援「4歳児、おもちゃの取り合いでトラブル。お友だちを叩いてしまうことも…」|保育療育の専門家 藤原里美

「やりたい保育に出会えるチャンネル」をコンセプトに運営する 保育士チャンネル【シゴトLive】。これからの保育のカタチやすぐに役立つ実践例などを動画で配信しています。
今回のテーマは「子どもの発達支援」
日々、多様な発達の子やクラスの気になる子と向き合う現場の保育者たち。そんな保育者からの相談を受けて、具体的な対応方法を『保育・療育のプロフェッショナル』藤原里美さんがお答えしています。
4歳児「おもちゃの取り合いでトラブル。お友だちを叩いてしまうことも…」
Q.4歳児の子で衝動性が強い子がいます。例えば、遊んでいるときに悪気なく友だちのおもちゃをとってしまい、相手の子が「どうしてとるの?」と怒ると、そのお友だちを叩いてしまうことがあります。また、一度「外にでたい」と思ったら、その気持ちが抑えられず、外に飛び出してしまうこともありました。4歳児なので台を使えば、自分で鍵をあけられてしまうので、困っています。どのようにその子を関わっていけばよいでしょうか?
(保育士11年目 認可保育園勤務)
保育療育の専門家 藤原里美さんからの回答
A.4歳児なので、お友だちと遊ぶ場面は多くあると思いますが、もし一人での遊びも本人が嫌いでなければ、一人遊びを充実させるという考えも一つです。ついつい大人は子どもに「お友だちと仲良く遊ぶ」ことを求めがちですが、一人で集中して遊ぶことも大切なことです。
また、お友だちのおもちゃを悪気なくとってしまうとのことですが、もしかしたら「どこからどこまでが自分の物か」理解できていないかもしれません。どれが自分のおもちゃかわからないと、不安になって余計にお友だちのものに手を出しやすくなります。そうしたときは、自分の「パーソナルスペース」を明確にしてあげるのがよいと思います。レジャーシートを敷いて一人ひとりの専用スペースをつくったり、おもちゃを一人分ずつ籠で分けるといった方法は、すぐに取り入れられますよ。空間や物の境界線を作ってあげると、子どもも安心できると思います。ぜひ試してみてください。
また、お友だちのおもちゃを悪気なくとってしまうとのことですが、もしかしたら「どこからどこまでが自分の物か」理解できていないかもしれません。どれが自分のおもちゃかわからないと、不安になって余計にお友だちのものに手を出しやすくなります。そうしたときは、自分の「パーソナルスペース」を明確にしてあげるのがよいと思います。レジャーシートを敷いて一人ひとりの専用スペースをつくったり、おもちゃを一人分ずつ籠で分けるといった方法は、すぐに取り入れられますよ。空間や物の境界線を作ってあげると、子どもも安心できると思います。ぜひ試してみてください。
さらに詳しいアドバイスや対応方法は、こちらの動画の中で回答しています。
ぜひ、ご覧ください♪
この動画は、 保育士チャンネル【シゴトLive】に掲載中。他にも、クラスの気になる子への具体的な対応方法や発達支援の知識など、藤原里美先生が解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ代表理事。臨床発達心理士・早期発達支援コーディネーターSV・保育士。
公立保育園勤務時に自閉症児の担当になったことをきっかけに,発達障害の支援について学び始める。その後、子ども専門病院等での勤務を経てチャイルドフッド・ラボを設立。研修やオンライン講座、You Tubeチャンネルなどを通じ、支援の必要な子どもとそのご家族、支援者のバックアップをしています。実践を大切にする保育・療育のプロフェッショナル。
Youtube: 藤原里美の発達支援ルーム
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