子どもの発達支援「2歳児、物を投げて困っています。予防策はありますか？」｜保育療育の専門家 藤原里美
「やりたい保育に出会えるチャンネル」をコンセプトに運営する 保育士チャンネル【シゴトLive】。これからの保育のカタチやすぐに役立つ実践例などを動画で配信しています。
今回のテーマは「子どもの発達支援」
日々、多様な発達の子やクラスの気になる子と向き合う現場の保育者たち。
そんな保育者からの相談を受けて、具体的な対応方法を『保育・療育のプロフェッショナル』藤原里美さんがお答えしています。
「2歳児、よく物を投げるので困っています。ダメ！と止めてばかりいます…」
Q.2歳児の子で、自由遊びのときにおもちゃを投げたり、かなり大きなものも投げたりすることもあり、困っています。「ダメだよ」と伝えながら、投げる前に止めようとしていますが、朝や降園前など、保育士の人数が少ないときは、どうしても止められないことも…。どのように対応したらよいでしょうか？
（保育士11年目 認可保育園勤務）
保育療育の専門家 藤原里美さんからの回答
A. 物を投げるなどの困った行動に対しては、淡々と制止することが大事です。「物を投げると大人が注目してくれる」とその子が学習すると、そうした行動が続いてしまいます。淡々と止めたら、別の遊びに誘導し、落ち着いて遊べたらそこを褒めてあげるとよいでしょう。「よく気持ちを切り替えられたね」「こっちで遊べたね」と。
また、物を投げる前に予防的に関わることも大切です。遊びに飽きてくると、おもちゃを投げたりするのであれば、そうなる前に別の遊びに誘導する。そうすると、遊びに集中する時間が増え、「物を投げる」という行為を減らすことに繋がります。どんなときにそうした行動がでるのか、子どもの様子をよく観察して、予防策を一緒に考えてみましょう。
また、物を投げる前に予防的に関わることも大切です。遊びに飽きてくると、おもちゃを投げたりするのであれば、そうなる前に別の遊びに誘導する。そうすると、遊びに集中する時間が増え、「物を投げる」という行為を減らすことに繋がります。どんなときにそうした行動がでるのか、子どもの様子をよく観察して、予防策を一緒に考えてみましょう。
さらに詳しいアドバイスや対応方法は、こちらの動画の中で回答しています。
ぜひ、ご覧ください♪
この動画は、 保育士チャンネル【シゴトLive】に掲載中。他にも、クラスの気になる子への具体的な対応方法や発達支援の知識など、藤原里美先生が解説しています。ぜひ参考にしてみてください！
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ代表理事。臨床発達心理士・早期発達支援コーディネーターSV・保育士。
公立保育園勤務時に自閉症児の担当になったことをきっかけに，発達障害の支援について学び始める。その後、子ども専門病院等での勤務を経てチャイルドフッド・ラボを設立。研修やオンライン講座、You Tubeチャンネルなどを通じ、支援の必要な子どもとそのご家族、支援者のバックアップをしています。実践を大切にする保育・療育のプロフェッショナル。
Youtube: 藤原里美の発達支援ルーム
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