密も接触も避けようがない保育士という仕事

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新型コロナウイルスの拡散によって、生活様式が一変してしまいました。それまで「良かれ」と思っていたことが、一転して「悪しきこと」に変化してしまうこともあります。

「大きな声で話しましょう」「たくさんのお友だちと遊びましょう」「手をつなぎましょう」などなど、これまで「是」とされてきたことが一転して「否」となりました。変わらずに推奨されているのは「手洗い」と「うがい」でしょうか?

大人ですらもその変化にとまどっているのですから、子どもたちの混乱は想像以上でしょう。

コロナ禍に対抗する手段として、三密を避ける「ソーシャルディスタンス」や「マスク着用」が推奨されておりますが、大人社会ならばまだしも、これを保育現場で守ること、守らせることはなかなか困難です。

そんな中、『Newsweek日本版』にドキッとする内容の記事が掲載されていました。それは「幼児は新型コロナウイルスの最強の運び屋だった?――米研究」というものです。

アメリカの研究によると、新型コロナウイルスに感染した5歳未満の子どもは、年長の子どもや成人と比べて、鼻粘膜に含まれるウイルス量が多いとう結果が報告されています。子どもの症状はより軽く、ときに無症状の場合もあるものの、その「ウイルスを拡散させてしまう力」は年長の子どもや大人よりも強力である……といったレポートです。

実際、5歳未満の子どもに、新型コロナウイルスの恐ろしさ(※実際には未知のウイルスであるがため、大人たちも本当の怖さはわかりません)や、「密」、「ソーシャルディスタンス」だと教え込んでも、いったんは守ってくれるも、すぐに元に戻ってしまいます。

マスクは無意識に取ってしまうし、飛沫も気にせず走り回りますし、先生にも平気で抱きついてきます。顔を合わせれば園児同士でもじゃれ合い、ノーガードでの咳やくしゃみも日常茶飯事というのが、保育現場の日常です。

これからの季節は熱中症の問題もあり、「幼児のマスク着用」自体に疑問を呈する専門家もいます。保護者によってそれぞれ、「マナーの基準」も異なるため、保育の現場は混乱するばかりです。

保育士側でガードを強化するしか対策がないというのが現状ですが、モノには限度があります。この問題は保育園に限らず、幼児が通う、「ならいごと」の現場などでも指導者たちを悩ませている模様です。

さらにこの問題は保育園だけでなく、小学校や中学校、高校や大学などでも同様だそうです。頭では「三密」「ソーシャルディスタンス」などを理解していたとしても、いざ学校で顔を合わせてしまうと、久しぶりなのも相まって、ついつい大人数で密集して語り合っていたりして、先生に見つかって、慌ててまた距離を取るなんてことを繰り返しているのが現状です。

たとえ成長しても「わかっちゃいるけどやめられない」のが人間不変の真理です。

Newsweekの「幼児こそ最強の運び屋だった?」の記事は、まだ確定的なものではなく、今後、広いサンプルを取ったうえでの、さらなる調査が必要であることが記されておりますが、保育現場で働く人たちが、医療現場で働く人たちと同様に、いつクラスターが発生してもおかしくはない「危険地帯」で働いているということを一般的に周知してもらいたいですね。

文/ほいくらし編集部

[参考] Newsweek日本版「幼児は新型コロナウイルスの最強の運び屋だった?――米研究」

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