特定非営利活動法人ケンパ・ラーニング・コミュニティ協会

子どもたち一人ひとりの「その人（個）らしさ」を大切にしているケンパでは、常に子どもたちの「未来」を見つめ、子どもたちが「やりたい」と思ったことを言える環境で「今」を支えます。「こんなことがやってみたい」という子どもたちの思いを受け止め、さまざまな遊びや学びを通じて、子どもたちの成長や自己実現に繋げていく。それが、ケンパの保育です。

ケンパが運営する児童福祉施設は、東京・神奈川に６施設園。外国人保育士など、さまざまなバックグラウンドを持つスタッフがダイバーシティチームを組んで、子どもたちの保育にあたっています。他業種出身のスタッフが60％、男性スタッフは20％。外国人スタッフも多く、出身国は累計20か国にのぼります。みんな違うのが当たり前の環境だからこそ、互いに認め合い、支え合う「仲の良さ」がケンパらしさを作り上げています。

ダイバーシティチームの範囲は、皆さんが想像している以上かもしれません。例えば写真にある「白いカード」の数々は、地域のカナダ人アーティストが始めた「和紙漉き」体験です。コウゾの木を育て、刈り取って和紙をつくり、思い思いに字を書いて園庭に飾りました。このように、地域とスタッフが一体となって自分の得意分野を発揮し、子どもたちの遊び・体験に繋げていくことがケンパではよくあります。

ランチトリップは、外国人スタッフや留学・旅行経験のあるスタッフがメインになって行うイベント。さまざまな国や地域の「ランチ」をいただき、現地の文化について学んだり、体験するプログラムです。まるで海外旅行を楽しむかのように世界各地の食や文化をリアルに体験できるこのイベントを通じて、子どもたちだけでなく、スタッフもまた、さまざまな地域への理解を深めています。

毎年、バスを借り切って横浜へ。地元の地主さん協力のもと、子どもたちとスタッフが一緒になって芋掘りを楽しみます。スタッフ向けの海外保育療育研修や全職員が集まる集合研修など職員が自ら楽しく学び合うことを実施しています。年間休日は125日以上。職務ごとにノンコンタクトタイムを設定していて、産育休・傷病休などで急な欠員がなければ持ち帰りを含めて原則として残業はありません。

ここ数年、ケンパはスタッフが主体的に保育改革を進められる働く環境づくりに力を入れてきました。2021年に重いしょうがいを持つ子どもたちが通う「チャイルドデイケア　ケンパ井の頭」をオープンし全ての保育園に併設される「新しい当たり前」の姿に挑戦しています。ケンパは、自分の好きなことや得意なことを生かしてみたい方や、こんな保育を実践してみたいという思いがある方が「輝ける場所」です。ぜひ、皆さんの応募をお待ちしています!