人気のベイエリアで働く【①千葉県】
保育士の働き方や待遇を考えるなら、「全国平均」ばかり気にするのはNG!地域ごとの特色をチェックして、自分に合った場所を探すことも大切です。「人気のベイエリア特集」では、生活の場としても魅力的な湾岸地域の保育士事情を掘り下げて紹介します。今月は千葉県を紹介いたします。
全国平均を上回る処遇改善で注目の千葉エリア
千葉県ってどんなところ?
多様な楽しみ方ができる夢あふれるエリア
千葉県は三方で海と川に面し、豊かな自然に恵まれた土地です。冬は暖かいのに夏は涼しく、過ごしやすい気候が特徴。東京都と神奈川県を合わせたよりも大きな面積を有し、人口は全国で6番目に多い600万人以上となっています。
県の北西部は東京都と埼玉県に、北部は茨城県に接しており、他県へのアクセスは良好です。1997年に東京湾アクアラインが開通してからは木更津-川崎間を約30分で移動可能になり、都心へのアクセス性がより向上しました。太平洋に面する県の南東部は「外房」と呼ばれ、多数のサーフィンスポットがあり、マリンスポーツが盛んです。一方、西部は東京湾に臨み、全国的に有名なレジャー施設が数多く存在します。県北部の成田市には、海外旅行好きにはうれしい成田空港が立地。また、舞浜近隣に住むことで、某有名テーマパークの年間パスポートを最大限に活用することもできるでしょう。
千葉県の保育事情:基本データ
★待機児童数:1,392人
1位 | 2位 | 3位 |
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市川市 (385人) | 浦安市 (168人) | 習志野市 (144人) 八千代市 (144人) |
※市町村別保育所等利用待機児童数(2018年4月1日時点)
★保育所等(保育所・こども園・小規模保育事業所)の数
総数 | (うち公営) | (うち私営) |
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642件 | 280件 | 362件 |
※平成28年社会福祉施設等調査(2016年10月1日調査時点)
★保育士の採用者・退職者数
採用者数 | 退職者数 | |
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常勤 | 1,238人 | 716人 |
非常勤 | 685人 | 450人 |
※平成28年社会福祉施設等調査(2015年10月1日~2016年9月30日実施)
千葉県で行われている保育士政策
千葉県は「子どもは地域の宝 すべての子どもと子育て家庭の育ちを地域のみんなで支える」という基本理念の下、次世代育成に向けた数多くの施策を打ち出しています。その施策の一つである「千葉県子ども・子育て支援事業支援計画」では、保育士の確保や定着のために勤務環境の改善などが図られています。例えば、国による「処遇改善加算」に加えて給与の上乗せを行うほか、国の基準を上回る保育士の配置に必要な費用の助成なども盛り込まれているのです。
つまり、千葉県では、全国平均を上回る待遇で保育士として働くことが可能になったわけです。これまで給料格差のあった東京都を上回る待遇のエリアもあり、あえて千葉県にUターン・Iターン就職する保育士も少なくありません。
千葉県内のオススメエリアを見てみよう!
千葉県では「最大40万円の就職準備金貸付制度」や「自身の子どもの保育料の一部貸付制度」といった保育士支援事業(いずれも条件を満たせば返済免除)が実施されているほか、独自の処遇改善メニューを用意している地域もたくさんあります。マイナビのキャリアアドバイザーが、特に保育士さんに注目してほしいオススメエリアをご紹介します。
※以下で紹介する処遇改善の内容は全体の一部です。詳細は各自治体までお問い合わせください。
◆千葉市
県庁所在地である千葉市は、2017年4月に「待機児童解消に向けた緊急アクションプラン」を策定し、保育士の処遇改善や負担軽減のために動き出しています。
【千葉市の処遇改善】 |
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◆船橋市
2015年から「待機児童解消緊急アクションプラン」を始動させ、当時625人だった待機児童数を2018年には95人まで減少させたという実績があります。保育士に対しても魅力的な支援メニューを整えています。
【船橋市の処遇改善】 |
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◆柏市・流山市
通称「柏手当」「流山手当」を導入し、保育士の転職市場をにぎわせている熱いエリアです。広めの園庭を有した保育施設が多いエリアでもあり、好待遇と優れた保育環境の両立が期待できます。
【柏市の処遇改善】 |
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【流山市の処遇改善】 |
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