年々働く時間のスタイルは多様化しています。中でも雇用形態を問わず、求人票で増えている「時間固定」や「固定時間勤務」。これは、会社の就業時間に則し、勤務する時間が決まっています。「固定時間勤務」とはいえ、雇用形態によって残業が発生する場合があります。その場合、必ず給与が発生します。万が一「持ち帰り残業」「残業代がでない」といった場合は、不当な雇用関係なので、対処が必要です。一方、パートの場合は基本的に残業を断ることが可能で、扶養の有無によって労働時間の調整がしやすいのが特徴です。
一般的な保育園の開園時間は7:00~18:00ごろで、おおむね11時間ほど。延長保育があれば、さらに長くなります。保育士の勤務時間は8時間が基本ですから、早番や遅番などのシフト制を取り入れるケースがほとんどです。その際、決まった時間帯に勤務することを時間固定勤務と呼びます。
決まった時間に働くことができるため、一定のタイミングでの出勤や退勤が可能です。日によって動きが異なるということがないため、スケジュール管理に難儀することはないでしょう。自身も子育てをしているなど、プライベートの時間をしっかり確保したい場合などにぴったりです。
パートタイム勤務のことで、正職員と比べて勤務日数や時間がより柔軟です。人手不足になりやすい早番や遅番(延長保育)などの時間帯に絞って、パートタイム職員を募集するケースも多くみられます。主に園児の保育を行うことに変わりありませんが、どちらかといえばサポート業務が中心で、担任を持つ可能性は低いでしょう。
保有している資格やスキルなどにもよりますが、おおむね900~1,300円程度の時給が相場になっているようです。パートタイム勤務の場合、ボーナスは支給されないケースが多いですが、各種手当が上乗せされることはあります。