東京都杉並区の保育士求人・転職・募集なら【マイナビ保育士】
閑静な住宅街が広がる杉並区は、かつて待機児童問題がもっとも大きな課題でした。しかし2016年4月に「すぎなみ保育緊急事態宣言」(2017年6月解除)を発令し、1年かけて保育施設の増設に取り組んできた結果、待機児童を大幅に減らすことができました。さらに保育士不足解消のため、家賃補助制度導入はもちろん、区内の各店舗や施設で利用できる5万円分の商品券を贈与するなど、区独自の取り組みも積極的に行っています(過去3年間保育士をしていない空白期間があることが条件)。
東京都で保育士を目指す方のなかには、杉並区で働きたいと思う方も多いでしょう。杉並区は住みやすいとの評判も高いため、人気のエリアです。しかし、労働環境や平均給与がわからない状態では、不安を感じてしまう方も少なくありません。
そこで今回は、杉並区における保育士の平均給与や保育士支援の取り組み、保育士の求人状況について解説します。杉並区で保育士として働きたいと考えている方は参考にしてください。
杉並区で保育士として働きたいと考える場合、まず平均給与が気になる方も少なくありません。
実際のところ、杉並区における保育士の平均月給は約21万円、平均年間給与は約336万円です。なお、平均年間給与額はボーナス(賞与)4か月分が加算された場合を想定して算出しています。
全国 | 東京都全体 | 杉並区 |
---|---|---|
約358万円 | 約434万円 | 約336万円 |
(出典:厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html))
杉並区の平均給与は、全国や東京都全体における平均給与と比べるとやや低いため、物足りなさを感じる方もいるでしょう。
しかし、杉並区は家賃補助をはじめとするさまざまな保育士支援事業に取り組んでいるため、実際には額面給与以上の豊かな暮らしを送ることができます。
杉並区は、保育士が安心して働き続けられるよう、さまざまな保育士支援事業に取り組んでいます。
実際に杉並区が実施している保育士支援の取り組みは、以下のとおりです。
ここでは、それぞれの事業について解説します。
杉並区では、直近3年間で保育士としての勤務経験がない保育士有資格者を新規採用する際に、区内共通商品券を支給しています。区内で使うことができる500円券を100枚、合計で5万円分を受け取ることができるため、十分に活用することが可能です。
なお、対象となる保育施設は以下のとおりです。
(出典:杉並区「杉並区内の私立保育園で働きませんか 区の就職支援のご案内」/https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kosodate/hoikutaikikaisyou/1033360.html)
杉並区では、保育士が住む物件の借り上げに取り組む保育施設に対し、月額上限8万2000円の家賃補助を行っています。この制度を利用すれば、実質的な住宅手当を受けることができるため、安い賃料で条件の良い物件に住むことも可能です。
対象となる施設形態は以下のとおりです。
対象となる保育施設に採用された場合は、勤務先の保育施設に物件の借り上げを相談してみましょう。
(出典:杉並区「杉並区内の私立保育園で働きませんか 区の就職支援のご案内」/https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kosodate/hoikutaikikaisyou/1033360.html)
保育士の資格は持っていないものの、資格取得を目指しながら保育施設で働きたいという方も少なくありません。そのような方は、保育従事職員資格取得支援事業の活用をおすすめします。
保育従事職員資格取得支援事業とは、保育士資格取得を支援する保育施設に対し、受験料や養成施設の受講に必要な入学金・受講料などの経費の一部をサポートするものです。
対象となる施設は、以下の保育施設となります。
(出典:杉並区「杉並区内の私立保育園で働きませんか 区の就職支援のご案内」/https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/kosodate/hoikutaikikaisyou/1033360.html)
東京都全体における令和元年10月時点の保育士の有効求人倍率は、5.23倍となっています。
(出典:厚生労働省「保育士有効求人倍率」/ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/hoiku/index.html)
なお、杉並区における保育士の有効求人倍率は明らかにされていないため、杉並区における保育士求人の正確な状況については把握できません。しかし、以下の表に示すように、杉並区エリアの保育士求人募集はたくさん出されています。
保育施設 | 「マイナビ保育士」に登録されている施設数 |
---|---|
認可保育園 | 157 |
認証保育園・認定保育園 | 32 |
院内保育所 | 1 |
企業内保育所 | 4 |
その他認可外保育所 | 10 |
幼稚園 | 1 |
プリスクール・幼児教室 | 1 |
雇用形態はパート、アルバイト・正社員・契約社員など、さまざまな形態があります。
子育て主婦歓迎・未経験者歓迎・年齢不問・ブランクOKといった求人もたくさんあります。
杉並区で保育士として働きたい方は、求人を随時確認しましょう。
杉並区には、かつて蚕糸試験場があった場所に作られた「蚕糸の森公園」という、遠足・お出かけにうってつけのスポットがあります。
蚕糸の森公園には「つどいの広場」「いこいの広場」「遊びの広場」「スポーツ広場」といった4つの大きな広場があり、それぞれの広場でのびのびと遊ぶことが可能です。
なかでも「遊びの広場」には魅力的な遊具がたくさん備えられているため、一日中遊ぶこともできます。
また、どの広場にもたくさんの木々が植えられており、四季折々さまざまな姿を楽しみながら、情操教育を行うことができます。
杉並区の歴史と季節の豊かさを感じながら、子どもたちと心ゆくまで遊びましょう。
ここまで、杉並区における保育士の平均給与や保育士支援の取り組み、保育士の求人状況について解説しました。
杉並区では保育士に対する支援が豊富であるため、安心して働くことができます。区全体が保育士を歓迎している特徴もあり、高いモチベーションを維持して働くこともできるでしょう。
人気の求人は早めに募集を締め切ることも多いため、定期的に求人を確認し、積極的に応募してください。
※当記事は2020年3月現在の情報を基に作成しています