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療育支援施設のひとつである児童発達支援センターは、心身にさまざまな障がいを持つ子どもとその保護者への支援を主な役割としています。児童発達支援センターは地域の児童発達支援の中心的存在であり、障がいが疑われる子どもの家族や障がい児が通う保育施設にとっても心強い存在です。
当記事では、児童発達支援センターにおける保育士の仕事内容や給料事情、児童発達支援センターで働くことに向いている方の特徴を紹介します。
児童発達支援センターは、心身に障がいを持つ子どもとその保護者に向けてさまざまな訓練・支援などを行う療育支援施設です。福祉型と医療型の2種類に大別され、本人の特性や発達のレベルに合ったケアを受けられます。
児童発達支援センターは、児童発達支援事業所と混同されることが少なくありません。どちらも障がい児向けの発達支援施設ですが、児童発達支援事業所は発達障がいを持つ未就学児の訓練・支援に特化しています。
児童発達支援事業所よりも業務の幅が広い児童発達支援センターは、地域の児童発達支援の中核たる存在です。障がい児とその保護者向けのケア業務に加え、障がい児が通う保育・教育施設への支援や通所していない家庭向けの相談業務なども行います。
(出典:厚生労働省「児童発達支援ガイドライン」)
児童発達支援センターは、地域の中心的な療育支援施設として位置づけられ、さまざまな機能を有しています。主な機能は、下記の通りです。
包括的に子どもや家族を支援することで、地域の療育を支える役割を果たします。なお、児童発達支援事業所も、児童発達支援センターと似た役割を果たす児童発達支援施設です。しかし、発達障害などを持つ未就学の子どもと保護者を対象に、療育支援などのサービスを行うことに特化している点で、児童発達支援センターと異なります。
児童発達支援センターの人員基準は、下記の通りです。
■児童発達支援センター人員基準
職種 | 人数など |
---|---|
保育士 児童指導員 | ・保育士:1人以上 ・児童指導員:1人以上 ・総数:障害児の数を4で割った数以上 |
嘱託医 | ・1人以上 |
栄養士 | ・1人以上 ※40人以下の施設は例外あり |
調理員 | ・1人以上 ※調理業務の全部を委託する施設は例外あり |
その他必要な職員 | ・日常生活を営むのに必要な訓練等を行う場合に必要 ※主たる対象とする障害が難聴の場合 ・聴能訓練担当職員:2人以上 ・言語機能訓練担当職員:2人以上 |
児童発達支援 管理責任者 | ・1人以上 ※業務に支障がない場合は他の職務との兼務可 |
(出典:厚生労働省「1-1.児童発達支援センターの最低基準及び指定基準(案)の概要」)
「その他必要な職員」とは、理学療法士や作業療法士などです。保育士は、さまざまな専門家と連携し、子ども一人ひとりに合わせた支援を行うことになります。
児童発達支援センターで働く保育士の仕事は、個別支援計画という療育計画に基づき、子どもの発達や個性に合わせた療育を行うことです。主な業務は、下記の通りです。
■児童発達支援センターで働く保育士の主な業務
「遊びを通してコミュニケーションの取り方を指導する」「手洗い・排泄・食事といった日常の動作を実際の場面を通して習得させる」など、業務を通して支援計画を実行します。また、児童発達支援センターは、保護者支援の役割も担うことから、通所する子どもの保護者の面談対応・地域の保護者の相談対応も保育士の仕事となります。
児童発達支援センターで働く保育士の1日のスケジュールは、下記の通りです。
■1日のスケジュール例
時間 | 内容 |
---|---|
9:00 | 送迎・来所受け入れ 健康状態観察 手洗い・うがい 自由遊び |
9:30 | 朝の会 |
10:00 | 屋内外での遊びや個別支援 状況に応じ、着替え・排泄等の支援 |
12:00 | 昼食の提供 歯みがき |
13:00 | 日報の作成 帰りの会 送迎・降所業務 |
昼食後に昼寝・おやつ・個別支援や集団活動を行い、夕方に降所する事例もあるなど、施設形態・事業所によってスケジュールは異なります。また、児童発達支援センターでは、子ども一人ひとりの発達や個性に応じた活動を行うため、スケジュールの内容が当てはまらない場合があることに注意が必要です。
児童発達支援センターで働くメリットは、下記の通りです。
〇児童発達支援に関する専門知識・スキルが身につく
療育・リハビリを行うためには、作業療法士や言語聴覚士といった専門家との連携が不可欠です。多くの専門家と協力しつつさまざまな障がい児たちと接するうちに、児童発達支援に関する専門知識を得ることができます。さらに、保育士として実務経験を積めば、訪問支援員や児童発達管理責任者になることも可能です。
〇一人ひとりの子どもと深く関わる
児童発達支援施設は一般的な保育施設よりも定員数が少なく、その分保育士は子ども一人ひとりと深く関わることができます。ただし、子どもの特性によっては片時も目を離せないことも多く、柔軟かつ注意深いケアが必要です。
〇通所していない障がい児のケアにも関わる
保育所等訪問支援などを通して、さまざまな障がい児のケアに関わる児童発達支援センターは、障がい児を受け入れる保育所や幼稚園にとっても心強い存在です。児童発達支援センターで保育士や訪問支援員として活躍することで、地域全体への貢献にも役立ちます。
児童発達支援センターで働くデメリットは、下記の通りです。
〇子どものケア内容は、保育士の知識・経験だけでは網羅できない
児童発達支援センターに通う子どもたちの療育・リハビリは、児童発達支援の専門知識が必要なため、保育士の知識・経験だけではフォローしきれない場合があります。医師や理学療法などの専門家との連携を深めるとともに、必要に応じて自ら学んでいく姿勢が大切です。
〇子どもごとにケアが異なる
児童発達支援センターに通う子どもたちは、一人ひとり個性や発達の程度が大きく異なるため、ケアの内容も子どもごとに異なります。児童発達支援センターで働く保育士には、柔軟な対応ができる力が求められます。
〇求人が少ない
児童発達支援センターは、通常の保育施設と比べて設置数が少なく、定員数も少数である場合が少なくありません。結果として保育士の求人数も少ない傾向にあるため、求人サイトを活用して転職活動をしていく必要があります。
児童発達支援センターで働く保育士の給料事情を解説します。
下記は、児童発達支援センターで働く保育士の平均収入と、保育士の全国平均を比較した表です。なお、児童発達支援センターの収入額は、マイナビ保育士のデータをもとに算出し、手当・賞与額は平均月収の3か月分で計算しています。
平均年収 | 平均月収 (賞与含めず) | 手当・賞与 | |
---|---|---|---|
全国平均 | 約374万円 | 約24万円 | 約74万円 |
児童発達支援センター | 約395万~471万円 | 約22万~26万円 | 約66万~79万円 |
(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況」)
児童発達支援センターで働く保育士の平均年収は、全国の平均年収を約30万円以上も上回っています。一般の保育施設と比べて業務の幅が広く、難易度の高い児童発達支援センターで働くことで、高いスキルと収入を得られるでしょう。
給料が高くなりやすい保育士の特徴は、下記の2点です。
〇役職についている
役職についている保育士には役職手当が支給されるため、給料が高くなります。2017年に厚生労働省によりキャリアアップ研修制度が創設され、若手・中堅保育士向けに、新たな3つの役職が追加されました。新設役職の中でも、「職務分野別リーダー」は、おおむね3年以上の経験があれば、研修受講後に役職につくことが可能なため、該当する方は積極的に参加してみましょう。
〇積極的に資格を取得している
資格を取得していると、資格手当が支給される場合があります。絵本専門士、リトミック指導員、保育カウンセラーなど、さまざまな資格がありますが、職場により手当の出る資格は異なるため注意しましょう。
また、保育所が認定こども園に移行するケースも増えていることから、認定こども園で働くことができる保育教諭となるために、幼稚園教諭免許の取得もおすすめです。資格取得による技能の獲得は、転職やキャリアチェンジの際にも有利に働き、将来の選択肢を広げることにもつながるため、積極的にチャレンジしてみましょう。
児童発達支援センターで働くときに活かせる、保育士資格以外の主な資格は、下記の通りです。
〇児童指導員
児童指導員は、障害児や、家庭の事情で支援が必要な子どもに対し、日常生活の支援・社会ルールの習得など、社会生活を行うための訓練を実施します。児童指導員として勤務するための資格を得るためには、大学の特定学部の卒業や、児童福祉事業での実務経験など、いくつかの条件のうちいずれかを満たす必要があります。
〇児童発達支援管理責任者
児童発達支援管理責任者とは、家庭や子どもが関わる各種機関と連携を取りながら、療育を推進する現場責任者です。子ども一人ひとりの児童発達支援計画を作成し、各スタッフへの助言・指導を行いながら、より良い療育を実行する役割を果たします。資格取得には、現場における実務経験と、指定の研修を受けることが必要です。
〇理学療法士
理学療法士は、運動療法や物理療法を用いて、自立支援を行う医学的リハビリテーションの専門家です。Physical Therapist(PT)とも呼ばれます。養成校を卒業し、国家試験に合格することが、理学療法士の資格取得の条件です。
児童発達支援センターで働くことに向いている方の主な特徴は、下記の通りです。
〇粘り強く子どもと向き合い、小さな成長を喜ぶことができる
障がい児は日常生活などの不自由が多く、特別な介助や配慮が必要な子どもも少なくありません。児童発達支援センターの保育士には柔軟かつ粘り強い対応が求められます。しかし、その分子どもが何かを達成したときなどの感動は大きくなるでしょう。
〇相手の気持ちに共感しつつ、精神的に支えることが得意
障がい児を持つ保護者は育児不安を抱えやすく、また身近に相談相手がいないこともしばしばです。保育士として保護者と接するときは、相手の気持ちに寄り添い安心させるスキルが求められます。
〇向上心が強い
同じ障がいでも、障がいの特性や本人の性格によって必要なケアは異なります。細やかなケアを行うためには、「この障がいにはこう対処する」と決めつけず、その子どもに合った方法を模索することが大切です。常に向上心を忘れず最善の方法を探すよう努めることで、周囲から一目置かれるでしょう。
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児童発達支援センターとは、地域の中心的な療育支援施設として位置づけられる多機能施設です。主に障害を抱える子どもと家族を支援することが期待されています。児童発達支援センターで活躍する保育士には、子どもたちの発達状況や個性に応じた療育を行える柔軟性や他のスタッフと協力して子どもをサポートできる協調性が求められます。
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